2019年8月1日 更新

試される大地・北海道には独自の文化が?北海道あるある26選!

ネットで発生した都道府県いじりは、修羅の国などその地域を表すオリジナルのキャッチフレーズが多く登場しました。中でも有名になった「試される大地」は、正式なキャッチフレーズながらネタとしても定着してしまったのです。今回は、そんな北海道あるあるを紹介していきます。

目次

結婚式は会費制

People Couple Man - Free photo on Pixabay (524576)

最近では、晩婚化も進んだ上に、若者達はお金が無かったり、面倒だったりと大勢を呼ぶような結婚披露宴をする人が減ってしまいました。

それでも、一生の内に一度くらい結婚式に出席したことがある人であれば、本州はご祝儀制度が主流の為、わりと出費が多いことが分かるでしょう。

北海道では結婚式に出席する場合、基本的に会費制です。平成の始め頃までは、大抵1万円程度でしたが、改めて調べてみたところ、ここ数年の相場はかなり上がってきており、平均1万7千円~2万円となっているようです。これではご祝儀制より、やや安い程度と言えます。

葬儀で香典を出すと領収書をもらう

Receipt Office Payment - Free photo on Pixabay (524589)

結婚式の会員制も合理的ですが、葬儀にも北海道独自の文化があります。そこにもやはり、北海道の広さが少なからず関係しているのです。

昔は交通の便も悪く、車などの無い時代、突然の訃報を聞いても冬などは同じ北海道内でも、中々行けないという人が多かった為、香典を立て替えて払うということも多くありました。その時、きちんと払っておいたよという証拠として、香典には領収書を付けるようになり、現代もその習慣は変わっていません。

記帳の代わりに、香典袋に名前、住所、金額を書いて受付に出すと、その場で金額を確認して領収書と即日返しと呼ばれる海苔やジュースといったものを渡されますが、北海道ではそれを香典返しと呼んでいます。本州のように、後日半返しをすることはありません。

葬儀では集合写真を撮る

Camera Balgenkamera Old - Free photo on Pixabay (524628)

香典に領収書も北海道ならではですが、他にも親戚以外であれば葬儀に参加するのは、お通夜が一般的だったり、地域によっては火葬が先に来る場所があるなど、本州との違いがあります。

その中でも、北海道が広い故に始まったのであろうという風習の1つに、通夜の後や告別式の前、故人の写真や祭壇と共に、親戚で集合写真を撮るというものもあるのです。

葬儀屋さんに頼むと、大抵この時の写真屋さんの料金も含まれているでしょう。のちに、その写真も送られてきます。親戚とは言っても、道内でバラバラに住んでいる場合、中々集まることが出来ません。その為、北海道では葬儀で集合写真を撮るようになったと言われています。

スーパーに羊肉のコーナーがある

Sheep Animals Wool - Free photo on Pixabay (524662)

北海道のソウルフードと言えば、ジンギスカンです。今では本州でも食べるという人が増えていますが、北海道で焼肉と言えばジンギスカンがメインなのです。

スーパーには、生や味付きのラム肉やマトン肉が何処でも購入できます。地域によって、味付きかタレを後付けするかという食べ方の違いはあれど、道民は羊肉が好きな人の方が多いでしょう。

しかし、値段も質も高い焼尻産(やぎしり)や士別産(しべつ)を含む道産品は、東京などに売られてしまう為、実は道民はほとんど食べることが出来ません。悲しい事に道民が食べている羊肉は、ニュージーランド産やオーストラリア産などの海外のものなのです。

冬は荷物や子供を運ぶのにソリが活躍

Adorable Baby Child - Free photo on Pixabay (524712)

車を夫に使われている人や、夏はママチャリやベビーカーを使うというママさん達、そして高齢者の方などは、冬に雪が降ると徒歩が移動のメインとなってしまいます。

買い物で重い荷物を持ったり、小さい子供がいるという人は、冬になると途端に不便な生活となる為、代替えとして使えるのが「ソリ」なのです。

子供はしっかりと座っていられるようになってからでは無いと使えませんが、外遊びがてら「ソリ」で買い物に出ると、帰りは荷物も乗せることが出来てとても便利です。青や赤のソリに乗った子供と荷物を運ぶ母の姿は、昭和時代から今も変わらぬ北海道の風景なのです。

梅雨がない

Woman Female Girl - Free vector graphic on Pixabay (524790)

北海道には梅雨が無いと長い間言われてきましたが、ここ数年は梅雨と呼べるような湿度の高い夏や、長雨、大雨も増えてきており、エアコンが無い道民にとってかなり辛い時期も増えてきています。

元々、場所によっては、6月下旬から7月に掛けて蝦夷梅雨(えぞつゆ)と呼ばれる雨の時期はありました。しかし、そう長く続くこともなく耐えきれる範囲のものでしたが、最近は夏にカラっと晴れることが減り、かなり蒸し暑いのです。

また、太平洋側の地域である苫小牧や釧路、根室などでは、夏に霧が多くなったり、どよんとした曇り空になることが多いという特徴もあります。

七夕は子供達がお菓子をもらいに来る

Sky Stars Milky - Free image on Pixabay (524882)

北海道は七夕もお盆も、旧暦を使用している場所では8月です。しかし、地域によっては新暦を使用している為、7月という地域もあるのは本州でも同じです。

ネットでよく見かける北海道の七夕には「ローソクもらい」と言う風習があり、子供達がお菓子を貰いに来るという話がありますが、これも北海道全体での話ではありません。

このハロウィンのような風習があるのは、登別や室蘭、函館などの道南を含む極一部の地域だけです。そのような風習を全く知らないという道民もいる程度なので、北海道の風習とは言い切れないでしょう。

北海道には魅力がたくさん!独自の文化や常識も!

Blue Sky Green - Free photo on Pixabay (524932)

「試される大地」や、最近では「試され過ぎる大地」と言われるように、夏は暑く冬は寒い、そして大雨や滅多に来ないと言われた台風や地震も増え、2018年(平成30年)にはついにブラックアウトまで経験した北海道。しかし、厳しい大自然にいるからこそ、春の解放感や多幸感は、道民が1番感じていると言っても過言ではありません。

今回紹介しきれない程、北海道には魅力がたくさんあります。北海道観光の人気スポットは、札幌、小樽、函館ですが、北海道らしさを感じたいのなら、是非とも道東や道北へと足を延ばして欲しいのです。何処までも続く真っすぐな道や、果ての見えない広大な牧草地や畑など、何も無い景色と遠い距離感を味わう方が、THE北海道を堪能出来ます。

今回紹介したように、巷に出回っている北海道のあるあるは、その地域によって違いがあるのです。出来るだけあちこちに足を延ばし、自分の目で確かめてみれば、あなたも北海道に「試されたくなる」かもしれません。

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