2019年8月1日 更新

試される大地・北海道には独自の文化が?北海道あるある26選!

ネットで発生した都道府県いじりは、修羅の国などその地域を表すオリジナルのキャッチフレーズが多く登場しました。中でも有名になった「試される大地」は、正式なキャッチフレーズながらネタとしても定着してしまったのです。今回は、そんな北海道あるあるを紹介していきます。

目次

2ちゃんねるでは、香川県=うどん県とすっかり定着していますが、2015年(平成27年)に「うどん」以外も知ってもらいたいと、香川県では「うどん県。それだけじゃない」キャンペーンを行い、その年のキャッチフレーズが「愛にきてうどん県」となりました。

その前年は、「恋するうどん県」と、うどん以外をおススメしたいわりに、「うどん」は外せないという香川県ですが、2016年(平成28年)には、「かがやくけん、かがわけん」というキャッチフレーズで、うどんを外しています。

今回北海道の話を紹介していますが、北海道から全国へと火がつき、今やすっかり俳優として大活躍をしている大泉洋さんが出演していた、北海道テレビの「水曜どうでしょう」でも、四国のお遍路を回り、うどんを食べたことで香川県は道民にも大いに注目された場所でもあります。

修羅の国福岡

Gangster Man Mafia - Free photo on Pixabay (522033)

福岡県の公式キャッチフレーズは、「アジアの福岡あたりがおもしろい」です。しかし、有名になってしまったのは2ちゃんねるが発祥となった「修羅の国福岡」なのです。定着し過ぎて、今やTwitter、YOU TUBEなどの様々なSNSでもネタにされてしまう始末…。

元々「修羅の国」とは、マンガ「北斗の拳」に登場する架空の国家で、主人公ケンシロウなどの出身地として登場していました。この国家では、カイオウという支配者が恐怖政治を敷いた独裁政権でしたが、核戦争によって滅ぼされ、国家が消滅し、秩序や治安なども無い荒廃した国となったのです。

何故、福岡県がそのような架空の国家である「修羅の国」と呼ばれるのかと言えば、福岡県は指定暴力団の数や、犯罪件数が多いデンジャラスゾーンだからです。拳銃押収数、発砲事件数、郵便局強盗事件数、未成年薬物検挙数など、物騒な犯罪が日本で第1位という不名誉な記録を持つ都市が、実は福岡県です。手榴弾やロケットランチャーなどの武器、弾薬も多く見つかっていることから、「修羅の国」と呼ばれるようになりました。

公式キャッチフレーズ「試される大地」の評判は?

Group Team Balloons Question - Free photo on Pixabay (522073)

1998年(平成10年)~2016年(平成28年)の約18年間使われ、未だに使われてしまう「試される大地・北海道」というキャッチフレーズ。

いくら前向きな意味を込めていたとしても、丁度失われた20年と呼ばれる不況時代を背景に使用されていたことで、何となく重苦しく、厳しいというイメージも感じてしまう人もいるかもしれません。

果たしてこのキャッチフレーズに、道民はどのような感情を抱いたのでしょうか?ここでは、「試される大地・北海道」の評判を紹介します。

インパクトがあり全国で話題に

Children Tv Child - Free photo on Pixabay (522081)

「試される大地・北海道」は、北海道の食品類やポスター、道職員や企業の名刺、エア・ドゥの機体など、北海道PRの為に長期間使用されていたことで、たくさんの人達が目にすることになりました。しかし、全国的に広まったのは、やはり2ちゃんねるで話題にされてからではないでしょうか?

佐賀や広島のような、多少の自虐めいたものはあれど、他県のキャッチフレーズは北海道と比べて、美しい景色や特徴、または平仮名を使った柔らかいイメージのものが多いです。

その中で、「試される大地」というキャッチフレーズは、北海道の雄大さや厳しい大自然などのイメージも相まって、何となく重々しい雰囲気となってしまい、他県から比べると中々インパクトを与えたと言えるでしょう。確かに使い方は本来の意図とは違うとしても、未だに「試される大地」=北海道と認知して貰えていることを思えば、ある意味でPRは成功したとも言えます。

「試される」の解釈に複雑な思いを抱く北海道民も

Shoveling Man Snow - Free photo on Pixabay (522102)

前北海道知事が選挙戦の公約に、「キャッチフレーズを変える!」ということを掲げたことから見ても、「試される大地」は道民にとって、あまり評判の良いキャッチフレーズではありませんでした。

道が調査したアンケートでは、当初このキャッチフレーズを使用した方が良いと答えた人は、約59%と多めではありましたが、「試される」という言葉に複雑な思いを抱く道民も多かったのです。

普段暮らしている道民からすれば、厳しい冬の環境や、自然の驚異は身を持って知っている中で、試されているのは大地ではなく、人だという意識がありました。更に先程も触れたように、このキャッチフレーズが誕生した時代は、失われた20年とのちに言われる長い不景気です。ここでも試されているのは人であり、就職難に入った若者達にも「いつまで試されるんだ!」という怒りから、わりと不評なキャッチフレーズだったのです。

「試される」をお題に、北海道あるあるネタが次々と発信される

Bear Brown Animal - Free photo on Pixabay (522118)

「試される大地」=北海道が定着してしまった現在では、単なる北海道という地域の代名詞として使用されることも多くなり、「試される大地(北海道)あるある」などとして、ただのタイトルに使われているだけのネタもたくさんあります。

2ちゃんねる(現:5ちゃんねる)の場合、ニュースで今日は北海道が暑い、寒い、吹雪く、大雪だなどが報道されると、「【試される大地】帯広駅前で最高気温39℃」「【悲報】試される大地でヒグマがチャリを追いかける」のように未だネタとして使われています。

【広大な面積編】北海道あるある

Hokaido Snow Blue Sky - Free photo on Pixabay (522126)

冒頭でも触れましたが、現在いる道産子達の先祖は、明治維新後に様々な県から移入してきた人達がほとんどです。

例えば、道南にある伊達市は仙台藩一門の亘理伊達家の当主、伊達邦成(だてくにしげ)率いる、亘理の人々が開拓していますし、登別や札幌市白石区は、伊達政宗の右腕であった忠臣、片倉小十郎が祖となる白石城の主、片倉家と家臣や領民達が開拓。

その他にも、余市町には会津藩の人々や、八雲町では尾張徳川藩主の徳川慶勝と家臣、領民達が開拓に入っていますし、十勝地方では依田勉三率いる富山県や岐阜県から参加して出来た、晩成社という開拓移民団など、本州からたくさんの人達が移入してきました。その為、北海道は地域によって言葉や習慣、文化などにも違いがあります。
Mount Yotei Niseko Japan - Free photo on Pixabay (522130)

地域によって出身地が違うという特徴もありますが、北海道は日本国内で1番大きい地域だという特徴もあります。

「北海道はでっかいどう」とも言われるように、面積は約83,000㎢ととても大きいので、同じ道内でも道民は行ったことの無い地域や、知らない市町村もあるほど…。

その為、北海道地方のあるあるネタや、北海道のエッセイマンガなども出版されていますが、地域によってはちっとも当てはまらないということも多いのです。そのようなことを踏まえながら、ここでは北海道あるある【広大な面積編】を紹介していきます。

看板に案内があるイオンが100km以上先

Road Highway Travel - Free photo on Pixabay (522133)

北海道の広さを想像しやすいとネットでも話題となり、一躍有名なものとなったのが、旧ジャスコ釧路(現:イオン釧路昭和店)の看板です。「ジャスコまで直進110km」と書かれた看板は、現在すでに撤去されてしまい残念ながらありません。看板設置当時、旧ジャスコ釧路店は、北海道で初めて出来たジャスコ1号店でした。

娯楽の少ない田舎と同じように、半年間は白い世界に包まれる北国北海道でも、イオンも休日のお出掛けスポットになります。今では札幌や旭川などを始め、道内の主要都市には店舗はありますが、釧路店がオープンした2000年(平成12年)時点では、道民にとって物珍しい大型ショッピングモールだったのです。
Speed Car Vehicle - Free photo on Pixabay (523375)

道民で町村に住んでいる人であれば、ドライブや娯楽も兼ねて都会へ買い物や、美容室、食事をする為に北海道の中心部へ行くことはわりと普通です。最近では、田舎に産婦人科や整形外科などの専門医がいない場合、通院でも都会へ行く必要があるのです。

道央圏であれば札幌、岩見沢。道南圏であれば函館、苫小牧、静内。道東は網走、帯広、釧路、根室、中標津。道北であれば旭川、留萌、稚内というように、100km単位の移動はわりとする人が多いです。本州のようにすぐに隣町があるという訳ではなく、信号の少ない田舎町や間には畑や峠しかないこともあって、道民は車移動の場合1kmを約1分として換算し、60kmなら1時間から1時間半という目安で移動しています。

それを考えると約100kmは、1時間半~2時間という距離感なので、ちょっとしたドライブと考えればさほど遠さを感じないのです。当時、ジャスコへの看板は中標津辺りに設置されていたようなので、周辺100km圏内の人へ向けての宣伝を兼ねていたのでしょう。それらを考慮してか、単に土地が余っていたせいかは分かりませんが、無料駐車場がなんと4000台もありました。

給油では常にガソリンを満タンにする

Refuel Petrol Stations Gas Pump - Free photo on Pixabay (523392)

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