2019年8月1日 更新

試される大地・北海道には独自の文化が?北海道あるある26選!

ネットで発生した都道府県いじりは、修羅の国などその地域を表すオリジナルのキャッチフレーズが多く登場しました。中でも有名になった「試される大地」は、正式なキャッチフレーズながらネタとしても定着してしまったのです。今回は、そんな北海道あるあるを紹介していきます。

目次

北海道は本州の県が何県分も入るような広さですが、同じ道内なのです。地域を大きく分けると道央、道南、道北、道東という4つの地方に分けられいますが、これはかなり乱暴な割り振りと言えるでしょう。その中でも更に小分けして、天気予報などでは、石狩(いしかり)・空知(そらち)・後志(しりべし)地方、渡島(おしま)・桧山(ひやま)地方などという分け方をしています。

現在179の市町村がありますが、都会と言える場所は先程紹介した主要都市のみで、距離的な問題もありますが、町村レベルの場所だと、ガソリンスタンドが夜の18時~20時には閉まっているところがほとんどです。

ネットでは稚内にある「この先90kmガソリンスタンドありません」という写真が衝撃を呼んでいますが、高速道路での道央道砂川PAにも、「ガス欠注意」という注意喚起の看板に載せられている次のガソリンスタンドまでの距離は、92km、206km、135kmという恐ろしい距離数が書いてあるのです。その為、道内をドライブ中は常にガソリンを満タンに給油していた方が安心なのです。

北海道内の友達でも日帰りで会いに行けない

Hiker Travel Trip - Free photo on Pixabay (523437)

天気予報の地図などで観ていると、北海道の地図はあまり大きく描かれていない為、本州の人は道内の距離感を掴めていない人が多いです。ネットでの質問などでも、北海道旅行プランをかなり無茶苦茶な設定にしている人をよく見掛けます。

中でも多いのが、新千歳空港発着を起点にして、2泊3日のうちに札幌、小樽、登別、函館、または旭川動物園、富良野などを含める人ですが、札幌から函館までの距離は高速道路を使っても、約311kmあって4時間程掛かる距離です。そもそも、新千歳空港から札幌までも約52kmあり、混んでいると1時間以上運転しなくてはいけません。

田舎はバスやJRの本数も少なく、タクシーは高い為、道民はやはり車移動をすることが多いのです。しかし、100km圏内の友達であればわりと逢いに行く人もいますが、例えば自分は函館、友達は網走に転勤したという場合では、高速でも約334km、4時間半掛かり、下道で行くと約6時間半かかる為、とても日帰りで遊びに行く気にはならないでしょう。

札幌から知床までは約420km

White Tailed Eagle Bird Of Prey - Free photo on Pixabay (523531)

道民でも行ったことが無いという人も多い知床ですが、世界自然遺産に登録されてからは、道外から観光に来る人達が増えました。確かに飛行機を使用すれば、時間的には東京から来た方が知床は近いと言えるでしょう。

ちなみに東京から知床へは、羽田空港から女満別空港まで約1時間45分、その後レンタカーなどを使用して約1時間半で到着しますが、札幌から知床まで車移動するとなればその距離は約420kmあります。高速道路使用でも、約378kmあって時間にするとノンストップで、6時間近く掛かるのです。

本州で考えると、だいたい同じくらいの距離間は、東京から岐阜県、または仙台と岩手の中間地点である、岩手県一関くらいまでと言えば比較がしやすいでしょう。とにかく、北海道は想像しているよりも広いと言えます。

北海道以外への移動は基本的に飛行機

Airplane Aircraft Commercial - Free photo on Pixabay (523634)

現在ようやく北海道にも新幹線が走るようになりましたが、2019年(令和元年)の時点では、新函館北斗駅からのみ本州へ行けるだけで、札幌からは特急に乗って移動しなければなりません。

そもそも飛行場事体も、どの場所に住んでいるかによっては、最寄りの空港である新千歳空港や函館空港などまで、約2時間ほど車で走るという人も多いのです。

フェリーターミナルも、本州に向かえるのは函館、苫小牧、室蘭、小樽のみなので、道東や道北地方の人達はそこに向かうまでに4~6時間も走らねばなりません。その為、道民が道外への移動を考える時は、飛行機+レンタカーやJRなどを使う方が安くて早くたどり着くことが出来るのです。

面積が広過ぎて道路整備や除雪作業が財政を圧迫

Plow Snow Ice - Free photo on Pixabay (523690)

北海道は面積が広いわりに、札幌などの都市部を除けば、どこの市町村でも過疎化が進み、人より熊や鹿、牛の方が多いのではないか?という地域はたくさんあります。しかし、日本の食糧基地でもある北海道だからこそ、田畑や酪農などには広大な土地が必要ですし、海産物の為には海沿いの町も必要です。

それらの流通を考えると、道路の整備も必然となってしまうのです。冬は地域によっては、1日に15~40cmの大雪が積もる為、毎日の除雪も欠かせません。そのおかげで、北海道はいつも財政が苦しい地域とも言えます。しかし、そのような状況の中でも人が隅々に住んでいるのは、国の防衛の為にもある程度の維持が必要なのです。

最近安倍首相が良く口にする、「悪夢の民主党時代」は、北海道にとっても死活問題となる程の悪夢の時代でした。「2位じゃダメなんですか?」と言いながら、必要な予算をも削った蓮舫議員の事業仕分けのおかげで、その当時は除雪も進まず、雪解け後の道路はガタガタのままという悲惨な状態となったのです。

北海道内でも方言や訛りが違う

Talk Dialogue Discussion - Free vector graphic on Pixabay (523744)

最近は、ニセコ地方を始め、札幌、小樽、富良野などにオーストラリア、アメリカ、インド、ネパール、中韓などのアジア圏からの移住者や、観光客などが増えたおかげで、方言どころか日本語以外の言葉も良く飛び交っています。

更に、関西人は何故かとても北海道が好きで、大阪、京都、滋賀などの関西弁訛りの人も多く移住してきています。そのような状況の中、冒頭でもお伝えしたように、北海道は元々様々な県から移住してきた開拓民の集団で構成されているのです。
Hokkaido Furano Lavender - Free photo on Pixabay (523787)

明治以降、青森、新潟、岩手、宮城、福島、秋田、山形、富山、石川、福井、徳島、東京などの移住者は、実に様々な県からやってきました。その為、どこの出身者が多い地域なのかでも訛り方は違います。更に漁師などの浜に住んでいる人と、農家で内陸部や山に住んでいる人達とでも、訛り方や話し方はかなりの違いがあるのです。

本州の人が想像する道民の話し方は、北の国からでお馴染みの黒板五郎のような、「○○っしょ~」「○○だべさ~」というのんびりとした訛り方を想像する人が多いでしょう。

しかし、漁師町であればもっと語気が荒くなり、「○○だべや!」「○○だべ!」と語尾も変わります。更に、函館や松前などでは、青森からの移住者が多い為、わりと津軽弁に近い訛りがあったりもして、道産子の訛り方はバラエティー豊かなのです。

【大自然編】北海道あるある

Hokkaido Biei Summer Potato - Free photo on Pixabay (523907)

「果てしない大空と広い大地のその中で~」と松山千春の伸びやかな声がとてもマッチする、雄大な自然と厳しい自然を味わえる土地北海道。先程も少し触れた、フジテレビのドラマ「北の国から」のテーマ曲である、さだまさしの「あ~あぁ~あぁぁぁあ~あ」という歌声も、道内の何処をドライブしてもすぐにその世界に入り込めてしまいます。

そんな北海道は、雄大な景色と美味しい食べ物を求める観光客の間で、いつもトップ3にいつも入るほど人気の高い観光地ですが、日々暮らしている道民にとっては厳しい季節の方が多いのです。

ここでは、「試される大地」を揶揄される程、本州の人達が驚く北海道のあるある【大自然編】を紹介していきます。

冬に気温を言う時はマイナスを省略する

Winter Rime Snow Crystals - Free photo on Pixabay (523932)

早い時では10月下旬~雪が降り始め、長い時には5月のGW中に突然雪が降ったりするのが北海道です。1年の内、半分は冬の季節だと言っても過言ではありません。

しかし、何分土地が広い為、気候も地域によってかなり違いがあります。例えば、札幌や旭川、帯広、倶知安(くっちゃん)など内陸部や盆地では、夏も30℃~35℃という猛暑がありますが、釧路や根室などでは真夏でもストーブを付けるという日もあります。

冬は氷点下15~20℃くらいが平均ですが、ネットではよく北海道あるあるとして、冬の気温はマイナスを省略すると言われています。しかし、これも人によるという程度で、全員が省略する訳ではありません。ただし、常にマイナス気温を体感した後の0℃は、大抵の道民が「今日はあったかいねぇ」と言うでしょう。

冬に生足で歩くと本気で怒られる

Fashion Woman Skirt - Free photo on Pixabay (523982)

北海道の女子高生達あるあるは、冬に中々ストッキングやタイツを履かず、制服の時にはミニスカートに生足、ハイソックスでかなり耐えている子が多いということです。

中でも猛者は、札幌の雪まつりシーズン中の最も寒い2月でも、太ももを真っ赤にしている子も見掛けます。今現在、40代前半の人達も、12月まで生足で過ごしたという人も多いのですが、若さ故の過ちは年を取って初めて分かるもの。その当時から、母親や怖い年配の女性教師などに本気で怒られていたのです。

年齢を重ねる程、女子が下半身を冷やす事はタブーであると実感する為、自分の娘や若い子が生足でいると、ついつい本気で怒ってしまうものです。生理不順や将来の出産、そして更年期などなど、下半身の冷えは女子にとって大敵な上に、凍傷の恐れもあるので、若くても冬の生足は止めましょう。

大雪で学校閉鎖や集団下校になる

Backcountry Skiing Snowboarding Mt - Free photo on Pixabay (524045)

大雪でというよりは、吹雪の方が学校閉鎖や集団下校の可能性が高いです。しかし、残念ながら冬に学校閉鎖になることは、どの地域でも滅多にありません。太平洋側の地域はむしろ雪は少なめなのですが、遮る物が何も無い場所が多い為、ホワイトアウトしてしまう吹雪の方が危険なのです。

大抵の小学生や中学生は、町村レベルの地域だとスクールバスを使うか、徒歩で30分以内に歩いて行けるような場所です。更に道民は母親も車を持っている人が多く、最近では送迎する親も多い為、よほどのことが無い限り学校は休みにならないのが実態です。

北海道でも屈指の豪雪地帯で、自らも豪雪の町と謳っている倶知安町(くっちゃんちょう)を始め、1日に多い時で40cmくらい雪が積もる町は多々ありますが、そのような町は朝晩2回は除雪車が入る為、むしろ通学や通勤にほとんど影響がなく、休みになることは稀だと言えます。

3 / 5

関連する記事 こんな記事も人気です♪