2019年8月1日 更新

試される大地・北海道には独自の文化が?北海道あるある26選!

ネットで発生した都道府県いじりは、修羅の国などその地域を表すオリジナルのキャッチフレーズが多く登場しました。中でも有名になった「試される大地」は、正式なキャッチフレーズながらネタとしても定着してしまったのです。今回は、そんな北海道あるあるを紹介していきます。

目次

冬はバスや電車の遅れや運休は当たり前

Winter Cycle Bus - Free photo on Pixabay (524077)

かつてまだローカルタレントであった、北海道のキラ星、大泉洋が「冬こそJR!」というCMに出演していました。壮絶な雨男である大泉さんのせいか、それともただの偶然か、そのCM放送後から何故か冬のJRは遅延、運休が増えてしまったのです。

ただ異常気象が増えただけとも言えますが、冬のJR、バス、飛行機は吹雪や大雪の影響でよく遅れますし、突如運休してしまうことは多々あります。

しかし、札幌などの都市部に勤めている人や、遠くの高校や大学に通っている人、そして観光客しかJRやバスを使いません。地方の市町村に暮らす道民は、普段バスなどを使う必要性が無い為、影響のある人はそこまでいないとも言えます。

冬靴は靴底を見て選ぶ

Winter Boots Shoes Leather - Free photo on Pixabay (524106)

靴底をわざわざ見なくても、北海道の靴屋さんには秋口になると、冬季用という靴がたくさん並びます。ブーツや男性のビジネスシューズ、スニーカー、パンプスに至るまで、靴底が滑らない使用になっているものを道民は履いています。

スパイク付きや、滑り止め付きなど、靴底は深く溝の付いている冬季用の靴でなければ、北海道の道路を歩くことは出来ません。特に札幌などの都市部や、除雪車が入った後などの道路は、テッカテカに凍り、スケートリンクのような状態になります。

圧雪であればそこまで滑らないのですが、靴底が夏使用のものでは転んでしまうのです。靴だけではなく、札幌の人達はそのような冬道を自転車で走る人も多く、そのタイヤもスパイク付きなどの冬用タイヤを使っています。

雪が降ると歩道に砂箱が設置される

Pedestrian Crossing Cars Winter - Free photo on Pixabay (524133)

札幌など人通りの多い地域の歩道は、恐ろしい程ツルツルに凍ってしまいます。更に道路もスパイクタイヤの使用禁止条例によって、皆がスタッドレスタイヤになったことで、路面が磨かれた状態になっており、歩道の白線もとても滑ります。

その為、アイスバーン状態になりやすい歩道や交差点には、砂箱が設置されていることが多いです。歩道だけではなく、峠道を通る車用のものもあります。

袋かペットボトルに特殊な砂が入っており、日常生活の中で気が付いた付近の人達がボランティアで砂を巻いてくれていますが、自分が滑ると気が付いた場所を発見したら、その場所に巻いてあげましょう。

冬期の体育や部活ではグラウンドが使えない

Wintry Backcountry Skiiing Ski - Free photo on Pixabay (524168)

基本的に北海道の学校では、冬期間は積雪の為、体育や部活でグラウンドは使うことが出来ません。しかし、冬だからこそ出来ることでは使うこともあるのです。

積雪を利用してのスキーや、クロスカントリー、雪上サッカーなど、部活や体育でグランドを使うこともあります。雪が少なく気温が低い場所では、グラウンドを利用したスケートリンクも作られたりしています。

その他雪の多い地区では小学生が卒業記念として、雪像を作るというような時間もあり、冬だからと行って全くグラウンドを利用しないという訳ではありません。

吹雪になると市街地で遭難者が出る

Hardest Window Ice - Free photo on Pixabay (524239)

2013年(平成25年)3月2日(土)、湧別町(ゆうべつちょう:オホーツク海沿いでサロマ湖のある町)で、父娘が自宅近くの牧場付近で遭難し、外で父が娘に覆い被さるように凍死したという、悲しいニュースを覚えている人も多いでしょう。

この場合、迎えに行った児童館から自宅までは多少距離があり、牧場付近ということからも、辺りは遮るもののない畑や牧草地が多い場所なので、吹雪で視界を失う危険性がとても高いところです。市街地で遭難者が出るということは滅多にありませんが、北海道はサラサラのパウダースノーが多く、この場合雪の量と風の強さによっては、突然目の前すらも見えなくなることがあります。

所謂、ホワイトアウトという状況ですが、周りに建物や木々などがないと、自分が何処にいるかも分からなくなってしまうのです。大雪で立ち往生した場合は、一酸化炭素中毒の畏れや、追突事故の危険性などもあり、北海道の冬は多くの危険を孕んでいます。

ゴキブリがいない

Cockroach Insect Ugly - Free vector graphic on Pixabay (524328)

北海道には本州の人達が恐れる「ゴキブリ」がいないと言われています。確かにほとんどの道民は見たことがありません。しかし、最近は本州の人達が連れてきた「ゴキブリ」が、ススキノなどでは増えてきているようです。昔と違って、建物の機密性が上がった現在は、室内であれば暖かいので越冬出来るようになったと言われています。

ただし、「ゴキブリ」はほぼいませんが、北海道にも虫は冬以外多く存在しているのです。臭いカメムシや蛾、毛虫、大きなハエやスズメバチ、便所コウロギと道民に忌み嫌われているカマドウマ、アブに蚊、バッタ、トンボなどキリがありません。

夜ドライブをしていると、車のライト目掛けてそれらの虫達はガンガン窓にぶつかってきます。ある意味、「ゴキブリ」よりも怖さを感じることが出来ると言えるでしょう。

ヒグマが出没して公園が封鎖される

Bear Brown Teddy - Free photo on Pixabay (524372)

北海道でクマと言えば、ヒグマのことです。本州にいるのはツキノワグマですが、ヒグマはとても大きいのです。成獣のオスであれば、立ち上がると高さが2m~3m程もあり、体重は250kg~500kgもあります。

ヒグマは道内で約1万頭近くいますが、意外なことに道民の多くはその存在を目撃する人は少ないのです。本来ヒグマはとても臆病で、街に降りてくることはありません。しかし、近年は人間が道路やホテル開発などで山を開発したり、餌不足や観光客の餌付け、そしてゴミの放置などから、餌を求めて町へ降りてくるヒグマが出始めました。

最近は札幌や江別などの都会にも表れるようになり、野幌森林公園や旭川公園、滝野すずらん公園など封鎖されることが多くなったのです。熊が出るとすぐに殺せと言う人は多いのですが、実はヒグマは森と海を守る為にとても大切な存在です。人間や家畜を襲った経験が無ければ、ヒグマはなるべく人の目に触れないように暮らしてくれる為、共存出来る方が人間の為にもなるのです。

たまに市街地にシカやキツネが迷い込んでくる

Red Fox Wildlife Snow - Free photo on Pixabay (524432)

鹿に関しては、農家など市街地から離れた場所に来ることはあります。しかし、キツネに関して言えば、たまにではなく、わりと普通に市街地をウロウロしています。

北海道には、鹿、ヒグマ、キタキツネの他にも、イタチ、タヌキ、エゾリスなどの野生動物や、空にはトンビ、シマフクロウ、白鳥、タンチョウ、オジロワシなどもいますし、海にはイルカ、アザラシ、クジラ、トド、シャチなどたくさんの生き物達が暮らしています。

その為、野生動物の多い知床半島の斜里町(しゃりちょう)や、羅臼町(らうすちょう)では、かつて市街地をヒグマ2頭が走っていたり、玄関を開けたら巨大なトドがいてニュースになったこともあるほど、同じ道内でも場所によっては様々なスリルを味わうことがあるのです。

【その他】北海道あるある

Deer Stag Animal - Free vector graphic on Pixabay (524506)

何度か触れていますが、北海道は様々な県から移住してきた人の集まりです。更に、開拓民として新たな街作りをしてきた地域でもあり、厳しい自然環境や貧しい生活の中から、合理的な考えや独自の文化が発展していきました。

その為、北海道と本州の違いはまだまだありますが、やはり北海道は広い為、地域によってそれぞれに違いがあるところも面白さの1つです。

ここでは、そんな北海道あるあるの番外編を紹介していきます。

先祖のルーツの話で盛り上がる

Samurai Suit Helmet - Free photo on Pixabay (524545)

先祖のルーツで盛り上がるというのは、北海道あるあるとまでは言えず、人によると言えるでしょう。2018年(平成30年)は、北海道開拓使が置かれてから150周年記念を迎えました。

その為、開拓時代からずっと北海道に住んでいるという人でも、今いるのは開拓民の2世~5世くらいの子や孫世代なので、詳しい話を知らないという人もいます。若い世代であるほど、かなり興味のある人でなければ、かつては本州から来たということを知らないという人も少なくありません。

しかし、現在でも伊達市などのように、領主と家臣達が移住してきた地域では、未だに交流を続けている人がいたり、東日本大震災の時には故郷亘理への支援をするなど、かつての故郷との交流を続けている人達もいます。更に地名にも、故郷を忘れないようにと、北広島市、札幌市白石区、新十津川町などのような同じ名前を付けている街もあるのです。

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