目次
- 大阪エキスポランドで起ってしまった悲しい事故
- 大阪エキスポランド事故の全貌
- 大阪エキスポランド事故の概要
- 被害者
- 当時の事故の状況
- 真下にいた人たちの証言
- 19歳女性が死亡
- 大阪エキスポランドが引き起こしてしまったトラウマ
- 大阪エキスポランドとは
- かつては日本万博も執り行われていた
- アトラクション
- 風神雷神Ⅱ
- 事故が起きた原因
- 車両の構造の問題
- 車輪のブロックの構造
- 車軸の構造
- 部品の金属疲労の問題
- ナットの締結が不十分
- 事故が起きる前に前兆があった
- 2時間前に、挙動が大きくなっていた
- 事故が起きた後のエキスポランド
- コンピュータートラブルや予期せぬ二週目
- その後閉園
- エキスポランドの跡地のその後
- 農業体験型公園ファームエキスポ
- エキスポマルシェ
- 三井不動産が跡地を利用
- エキスポシティとは
- 国内最大級「大型複合施設」
- 開業1年で2400万人の脅威の集客
- 英語教育施設などさまざまな施設
- フードコートなども充実
- 来場者の感想
- エキスポランド事故の裁判
- 元幹部らに有罪判決
- 4年の執行猶予
- 管理を徹底していればこんな事件は起きなかった
大阪エキスポランドで起ってしまった悲しい事故
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今から、12年前の2007年5月5日大阪府吹田市にあった遊園地エキスポランド内で人気のジェットコースター型アトラクションにて事故が発生しました。乗り合わせていた20名が恐怖を感じ、うち1人の女性が死亡するという痛ましい事故でした。
この事故が原因で後にエキスポランドは閉園することとなりました。事故発生当時の居合わせた人たちの証言は生々しく事故発生直後の写真が週刊誌に掲載されたこともあり、ショッキングな内容も含まれていますので苦手な方は注意してください。
大阪エキスポランド事故の全貌
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エキスポランドの人気アトラクションで発生した事故はいったいどのようなものだったのでしょうか。ここでは、事故についてまとめました。
大阪エキスポランド事故の概要
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GWでにぎわう2007年5月5日、エキスポランドで人気があったアトラクション「風神雷神II」というジェットコースターで事故は起こりました。「風神雷神II」は立ち乗り式のジェットコースターでありエキスポランド内で大変人気のあったアトラクションです。元祖「風神雷神」は熊本県にある三井グリーンランドにありバージョンアップされた「風神雷神II」エキスポランドに建設されました。
この日、運行中のアトラクション「風神雷神II」に突如異変が発生しました。「風神雷神II」は通常24人乗りですが事件発生当時は20人が乗り合わせていました。乗客20人を乗せて出発した「風神雷神II」は、徐々にスピードをあげ初めの谷を過ぎ、山頂へと向かう途中に「風神雷神II」の2両目の左車輪を止めていた車軸が折れました。車軸は根元から折れたためナットごと落下しました。
しかし、「風神雷神II」は車軸とナットが落下し車両が破損しているにも関わらずそのまま走行を続けます。そうして、しばらく走り続けると途中でバランスを失った「風神雷神II」の車両は脱線し左側へ車両ごと倒れてしまいます。
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「風神雷神II」が倒れた場所はちょうどメンテナンスや非常時に職員が通るために通路と手すりが設置されている場所でした。その手すりに「風神雷神II」のバーに固定されたままの女性の頭部が激突しました。しばらくそのまま走行をしたのち「風神雷神II」は停止しました。
この一連の「風神雷神II」の脱線事故により1人の女性が亡くなりました。この事故により、21名が負傷し病院へ運び込まれました。また、女性の頭部が切断されるという非常にショッキングな現場を目撃した人の中には、気分が悪くなったり、過度なストレスがかかったり、PTSD(心的外傷後ストレス障害)を訴えるなど約15名が病院で治療を受けました。
被害者
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この事故により乗り合わせていた20名のうち1名が亡くなりました。乗り合わせていた他の19名とエキスポランドの来場者でその事故を目撃したしていた数名が近くの済生会千里病院へ救急搬送されました。亡くなった女性のすぐ後ろに乗り合わせていた女性も頭部を強打し入院、一時はICUで治療を受けていました。
実際に乗り合わせていた人達は外傷はもちろん、心に深い傷を負いました。とくに、亡くなられた女性の同僚はしばらく出勤ができないほどの精神的ショックを受けています。また、来場者の中にはあまりに悲惨な事故現場を目撃して気分が悪くなり体調の変化を訴え病院へ運ばれた人もいます。
当時の事故の状況
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GW最終日の2007年の5月5日こどもの日ということもあり通常よりもたくさんの来場者でにぎわうエキスポランドで「風神雷神II」の脱線事故は発生しました。長い行列も楽しみに順番を待っていた20名の乗客を乗せた「風神雷神II」は午後12時48分に乗り場を出発しました。出発してから約1分後にはすさまじい金属同士がすり合わさった轟音をあげはじめ突如車軸が破損し、出発から約3分後には脱線事故が発生しました。「風神雷神II」の脱線事故はほんのわずかな時間で発生しました。
「風神雷神II」に乗り合わせた20名のうち1名が亡くなりました。他の1名も頭部を強打してICUで治療を受けるなどの重傷を負いました。その他の乗り合わせていた18名は打撲や傷を負った人が多くいました。順番を譲ってもらった1両目の家族は、2両目から「よっちゃんがいない、よっちゃんはどこ」という亡くなった女性を探す声が聞こえていたと証言しています。たった3分の間に発生した事故で乗り合わせた人はいったい何が起こっているのか把握するのに時間がかかりました。
「風神雷神II」が脱線してから乗り合わせた人たちが下へ降ろされたのは事故が発生してから約10分後だったといいます。その間、園内には「救急車を呼んでいるのか」などといった叫び声が広がっていたといい事故現場は一時騒然としていました。
真下にいた人たちの証言
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「風神雷神II」が脱線事故した場所の真下にいた会社員は金属どうしが摩擦するようなギューという音がしたと語っています。その音は何とも表現できないすさまじい音がしたそうです。別の男性もガンッとものすごい音が鳴り見上げると「風神雷神IIは脱線していたといいます。
また、「風神雷神II」の乗り場に向かっていた当時15歳の女の子は、バリバリという何か物が壊れるような音が聞こえたので頭の上を見上げました。すると「風神雷神II」の一部とみられる部品が飛び散ってきたといいます。このとき、急ブレーキの影響でしょうか白い煙も見えたと証言しています。そして、2両目の前の人はピクリとも動かなかったとも語っていて亡くなられた19歳の女性のご遺体をみておりその衝撃とショックは計り知れません。
19歳女性が死亡
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