2019年7月23日 更新

苗山事件の真相は?苗山事件の概要や奇妙な点とその後とは

あなたは苗山事件をご存知でしょうか?実は「苗山事件」とは検索してはいけない言葉と言われていることで有名です。今回は、そんな未解決で不思議の多い「苗山事件」の真相とその後に迫ります。苗山事件の内容を知りたいと思っている方必見です!

目次

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ネット上では様々な憶測が飛び交い、「苗山さんという人物は本当は存在していないのではないか?」そんな噂も流れたことがあったようですが、中能登町役場には確かに「苗山さん」というお名前の方が存在していたことが広報誌などに記載された内容から確認されています。

ただし、「苗山事件」が起こったのはもう10年以上も前のことですので、この広報誌に記載されている「苗山さん」がNHKのインタビューに答えた方なのかどうかは定かではありません。

一般人であることやプライバシーに配慮された結果でしょうが、当時も「苗山さん」に関しては必要最低限の情報しか出されていなかったからです。

広報誌の組合議員一覧に「苗山」の名前

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「苗山事件」のそもそもの始まりとなった「苗山さん」を調べてみると、2007年1月に発行された「石川県市町村職員共済組合」の広報誌の中にその名前を確認することが出来たようです。

しかし、組合議員一覧に記載されている「苗山さん」が、当時NHKのアナウンサーのインタビューに答えていた「苗山さん」かどうかは、確証がないのではっきりとしたことは分かっていません。

ですが、能登半島地震と「苗山事件」が起きた2007年に、中能登町役場には「苗山さん」という名前の方が確かに在籍されていたようです。

2011年の広報のお悔やみ欄に「苗山」の名前

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「苗山事件」のいわば主人公でもある「苗山さん」が、実は存在していないのではないかという説もあります。ですが、2007年中能登町役場の総務課には「苗山さん」という名前の方が存在し、同年の広報誌「なかのと」にも同じ「苗山さん」のお名前があり、これは中能登町役場のサイトを調べてみれば分かることでしょう。

そんな「苗山さん」のお名前は、実は中能登町役場のサイト以外にも健康情報サイトで見つけることが出来たのだそうで、そこに載せられている肩書には「鹿西町教育文化課」とあるようです。

この鹿西町は、2005年に鳥屋町・鹿島町と合併して中能登町になっているので、おそらくこの「苗山さん」は、中能登町総務課の「苗山さん」と同一人物と考えられています。そして、この「苗山さん」のお名前が、2011年の広報誌「なかのと」の中にある、お悔やみ欄に記載されているのです。

苗山という名字は全国で約20人

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「苗山」という名字は、日本全国でも数の少ない珍しい名字だとされています。実際に名字のランキングサイトで、「苗山さん」という名字の人が日本に何人くらいいるのか調べてみると、約50人ほどいらっしゃるようです。

ちなみに「苗山」という名字を持つ人は、山梨県に約20人、兵庫県に約20人、石川県に約10人いるとされ、石川県鹿島郡中能登町に確かに存在する名字のようですので、当時NHKのインタビューに電話で答えていた「苗山さん」は、中能登町出身の可能性が高いと言えるでしょう。

苗山事件の真相は?

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「苗山事件」の真相は未だ解明されていません。あの奇妙なインタビューに関しては、NHKからの説明はありませんでしたし、その後「苗山さん」がどうなったのかも言及されていないのです。

もちろん「苗山事件」という名前は付けられているものの、刑事事件にも民事事件にも該当しない出来事であって、事件性があるものではありません。

ですが、事実が語られていないことから、多くの人の想像を掻き立てた結果、真相に関して多くの説が語られるようになったのです。では、早速いくつかの説についてご紹介しましょう。

二重人格説

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「苗山さん」は、一人の人間の中にいくつもの人格が現れる解離性同一性障害、つまり「二重人格であったのでは?」という説もあります。解離性同一性障害は、何らかの強いストレスを受けると、そのストレスから自分の心を守るために生まれるものと言われています。

「苗山さん」は震度6弱という地震直後で精神が動揺しており、なおかつNHKのインタビューに答えるという緊張感も相まって、強いストレスを受けたことにより、そのストレスを回避するための人格が現れたと考えた人もいたようです。

電話混線説

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「苗山事件」の真相に関する説で一番多く聞かれるのは、事件性とは関係のないただの電話の混線ではないかというものです。「苗山さん」は、電話のインタビュー途中で、自分が中能登町役場へ向かっていた時の様子や、役場が停電していないことを答えています。

このことから「苗山さん」は、役場にとどまり、役場の電話からインタビューに答えている可能性が考えられます。災害時は、被災地にいらっしゃる方の安否確認を電話でしようとする方が増えますので、当然電話回線は繋がりにくくなります。そうすると、今度は役場や消防などへの問い合わせが殺到します。

その結果、電話回線が混線し、同時刻に同じ番号に電話すると全く別の人が電話口に出るなんて事も実際にあったそうです。「苗山さん」が役所の電話でインタビューを受けていた時も、役所への問い合わせが殺到し、電話回線が混線して別の方に繋がったのではないかと言われています。

衛星電話の操作ミス説

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地震直後は、多くの場合電話回線などの通信が混乱し、普段のように連絡を取るのは難しくなります。そのため、電話でインタビューに答えていた「苗山さん」が、地震直後で焦っており、電話中別の人に繋がるような操作を誤ってしてしまったのではないかという説もあります。

これは、放送事故を裏付ける説なのですが、予期せぬ形で別の電話に繋がってしまった後に出た別人が、「苗山さん」がNHKのインタビューに答えているのを知っていたため、そのまま「苗山さん」のフリをしてインタビューに答えたので、不思議なインタビュー動画が出来上がってしまったのではという考えです。

「苗山さん」もNHKも意図していない所で衛星電話の操作ミスが起こり、後で出た別人が「苗山さん」のフリをしていたとすれば確かに辻褄は合いますね。

圧力による事故隠蔽説

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「苗山さん」の声がインタビューの途中で途切れたのは、停電についての話をしている時でした。そのため、「苗山さん」はその話の流れから原子力発電所の事故について伝えようとしていたと考えられています。

もし、原子力発電所の事故について外部に話が漏れてしまうと、東北地震の時のようなパニックを引き起こしかねません。能登半島にも原子力発電所がありますので、そこで起きた事故を隠蔽する為に、途中で「苗山さん」の話を遮り別の人物に話をさせたのではないかという隠蔽説が出ているのです。

ただし、志賀原子力発電所では原発事故は起きていませんので、圧力による事故隠蔽説の可能性は低いと考えられます。

別の人物に替わった説

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ちなみに、「苗山さん」が別の人物に替わった説に関しては、後から電話に出ている人、つまり2人目が苗山さんだったという推測や兄弟だったなどという推測が出ています。

どうやら、初めに電話に出た50代から60代の男性に、NHKは直接名前を確認したわけではなく、あくまでもテロップに「苗山さん」の名前が出ていたので、最初に登場した男性を「苗山さん」だと思っただけで、実は2人目に登場したのが本当の「苗山さん」だったと考える人もいるようです。

あるいは、あの電話に出たのは「苗山さん」という名前の兄弟だったということも可能性としては全くないというわけではありません。確かにそう考えると話の辻褄は合いますが、ただし中能登町役場に2人の苗山さんがいるかどうかは定かではありません。

苗山事件のその後

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