2021年5月18日 更新

ズル林とは?ズル林と呼ばれるようになった理由や問題点とは

ズル林という地名をご存知ですか。実はそのような地名はありません。実は館林がズル林と呼ばれているのです。なぜそのように呼ばれるようになったのか、そのいきさつや、ズル林は今どうなっているのかなどについて解説していきますのでじっくりと確認してみてください。

ズル林の意味と切実な事情

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ズル林という言葉を聞いたことがありますか。実はこうした言葉は実際にはありませんが、今、インターネットを中心に話題になっている言葉なのです。

ズル林と聞いてどういったことをイメージしますか。多くの人は、ズルいという言葉から文字った表現だと思うかもしれませんが、実はその通りです。

ズル林とは、まさにズルい林という二つの言葉が組み合わさってできた言葉です。このズル林にはどういった意味があるのか、そして実は切実な事情があることなどを踏まえてご説明したいします。

ズル林の由来とは?

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では、まずはズル林の由来についてご説明いたします。ズル林と聞いてもおそらくは何の意味があるのか全く分からないでしょう。

その由来について詳しく解説していきますので、ぜひご確認ください。

群馬県館林の別名

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まず、このズル林とは群馬県館林のことを示しています。しかし、なぜ館林なのにズル林だと言われるようになったのでしょうか。

地名だと言うことが分かれば、おそらく館林が何かズルいことをしたのではないかと予想してしまいます。さらには、そのズルいことは、他の人の期待を裏切るようなことをしたのではないかと予想してしまいます。

この群馬県館林は、とても有名な地として知られていますが、今回のズル林だと言われてからは、また違う意味で有名になってしまいました。

日本一暑い街として有名

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ではこの群馬県館林は、どういったことが有名なのでしょうか。実はこの館林は、日本一暑い街として有名になったのです。

何と夏のピーク時には気温が40度を超えたこともあります。ここまで暑いとなると、当然有名になってしまうでしょう。

暑いと言っても、大抵の人は35度以上の猛暑をイメージするでしょうが、館林の40度超えは、体に間違いなく悪影響が及んでしまう気温だと感じる暑さです。日本で一番暑い場所として有名になった館林には、一度行ってみたいと思うでしょう。

気温の測定方法が「ズルい」ことが由来

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では、この群馬県館林の何がズルいのでしょうか。実はこの館林がズルいと言われている理由は、気温測定方法なのです。

日本一暑いといううたい文句で有名になった場所ですが、その測定方法がズルいと話題になっているのです。館林は確かに日本の中でもかなり夏場は暑い地として知られています。

しかし、気温の観測場所が館林は明らかに外気温が上昇するであろう場所に建てられているのです。アスファルトが近くにあったり、住宅街であったり、明らかにズルい環境下で観測されているため、ズル林だと言われているのです。

気温測定方法

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館林がズルい観測方法だと話題になっていますが、では正しい気温測定方法はどういった方法で行われるのが一般的なのでしょうか。少なくとも、どの観測地でも同じ条件下で測定を行わなければ見比べることはできないはずです。

気温測定方法をご説明しますので、確認してみましょう。

アメダス

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まず、日本の気温測定はアメダスを用いて行うようになっています。このアメダスは全国に約数十キロ間隔で設置されており、こうした狭い間隔で設置されているため比較的細かなデータを取ることができるようになっているのです。

また、ここまで細かく設置されているために、今後の気温などの移り変わりが予想できるのです。ここまで細かくアメダスを設置でき、細かなデータを取っている日本の気象管理は世界でもとてもレベルが高いのです。

日本国内に約1,300ヶ所設置されている

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このアメダスは、全て等間隔に設置されているわけではありませんが、全国に約1,300箇所も設置されているのです。ここまでたくさんの機器を設置できているからこそ、将来の気象を予測することができるのです。

また、このアメダスは無人で気象データを収集できる能力を持っていますので、人がなかなか入り込むことができないような僻地でもアメダス自身がデータ収集を行えるのです。そして、このたくさん設置されているアメダスは、現在では第四世代に成っているのです。

さまざまなデータ収集が行えるように、進化し続けているのです。

設置場所には条件がある

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そして、アメダスで気温測定機器で最も大切なことは設置場所なのです。この設置場所が基準とズレてしまうことで、正確な測定ができなくなります。

測定自体はできますが、全国同じ条件にしておかなければ測定後の検証などにバラツキが生じてしまうのです。アメダスの設置は、まずは風通しが良い場所が基本になります。

そして、直射日光が一日中当たる場所で、さらには測定機器の下には芝生が設置されていることも条件になります。ここまで厳しい設置条件が設けられているのです。

メディアや気象データとして活用されている

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