2021年5月18日 更新

ズル林とは?ズル林と呼ばれるようになった理由や問題点とは

ズル林という地名をご存知ですか。実はそのような地名はありません。実は館林がズル林と呼ばれているのです。なぜそのように呼ばれるようになったのか、そのいきさつや、ズル林は今どうなっているのかなどについて解説していきますのでじっくりと確認してみてください。

こうしたアメダスのデータはメディアや気象データとして活用されています。私たちがインターネットなどで情報を得ている気象情報などは、このアメダスなどのデータが活用されているのです。

こうしたデータは日々蓄積されていき、将来の気象状況を予測されることにも使用されています。広くこうした情報が広まっていき、さらにはもっと有効な使い方ができれば、事前に気象を高確率で把握することができ、災害などに備えることができるのです。

館林の設置場所に不備がありデータが正確ではないと話題になる

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こうした設置条件が細かく定められているアメダスですが、実は館林のアメダスは設置場所に不備があったのではないかと指摘されているのです。

アメダスは設置場所が統一されているからこそ、正確なデータを収集することができます。さらには設置場所が統一されているからこそ、比べることができるのです。

もし、本当に館林のアメダスの設置場所に不備があった場合には、館林が日本で一番暑い場所と言われているのが間違っていたということになるかもしれません。こうしたことにより、館林のアメダスが大きな話題になっているのです。

ズル林のアメダス設置場所の問題点

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先ほども説明した通り、館林がズル林だと言わているのは、アメダスの設置場所に問題があり、正確な観測ができていないのではないかとされている点です。もし、本当に館林のアメダスの設置場所に問題があったのであれば、館林が暑い場所だと言われているのが嘘になってしまうかもしれません。

風通しが悪い

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まず、館林にあるアメダスは、設置場所の周りにたくさんの大きな建物があります。隣接とまでは行きませんが、比較的近い場所にアメダスを取り囲むようにして建物が建っているのです。

こうした状況により、この付近の風通しは決して良いとは言えません。アメダスの正しい設置場所の条件として、風通しの良い場所という条件がありますが、館林の設置場所はこの条件をクリアーしているとは言いずらい設置場所なのです。

むしろ、建物の影響で熱風が吹いてくるようなイメージなっているのです。

いわゆる「加ネッツ」の排気熱の影響が強い

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さらには、この館林のアメダスの設置場所の周辺には、ネッツトヨタ駐車場があります。すぐ近くに駐車場がありますので、車のアイドリングの熱によりアメダスに影響が及んでしまうのです。

車のアイドリングの熱は意外にとても高温で、夏場になれば車のエアコンを付けていますので、余計に温度が上昇した風を生んでしまう環境になってしまいます。トヨタのネッツの排気熱で加熱することから「加ネッツ」と呼ばれてネットを中心に話題になりました。

アスファルトが近く影響を受けている

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また、アメダスを設置する条件として、地面には芝生を設置するということがありますが、館林のアメダスの設置場所の地面は防草シートが貼ってあり、さらにはすぐ近くはアスファルト舗装がされているという環境になっているのです。

アスファルト舗装がされた駐車場がすぐ近くにあることや、一般道路がすぐ近くにあることなど、どう考えてもアメダスで正確に気温が測定できる環境ではないことが分かります。これでは館林の気温が上昇しても仕方がないと言われるような環境なので、館林はズル林だと言われてしまっているのです。

ズル林は本当にズルいのか

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では、この館林の観測は本当にズルをしているのでしょうか。この気温の観測は全国で発表される情報になりますが、もし館林がズルをして日本で最も気温が高い場所だと豪語していたのなら、これは大問題でしょう。

日本で一番暑い場所という名目で観光地化もされていたのですから、これが嘘であったズルをしていたということになれば大きな問題に発展してしまいます。

観測条件は満たしている

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では、こうした条件下で観測をしている館林は、本当にズル林なのでしょうか。実はこの館林の観測場所は、きちんと観測条件を満たしているのです。

当然、そもそも観測条件をしっかりと満たして設置されていますので、これで気温が上昇したとしても条件はしっかりと満たされているのです。さまざまな声がありますが、正しい観測機器設置に関する条件は整っている状況下での観測なので、とくに館林の観測に関しては問題はないとされているのです。

設置場所は熱源と接していない

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そもそも、この館林の環境は設置場所は熱源と接していません。確かに周りには駐車場があり、周辺は高い建物に囲まれている環境ではありますが、そうした環境が直接熱源と関係があるかと言えば、ないとされているのです。

一見すれば、フェアな条件ではないように感じてしまいますが、そのようなことは一切ないというのが見解なのです。あまりこうした観測に関することを知らない人が見れば、ズル林だと感じてしまいますが、プロから見れば決してズル林ではないというのが見解なのです。

アスファルトへの対策はしている

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実はこの館林のアメダスは、アスファルトにたいして低木などでしっかりと対策されていたのです。この館林のアメダスの周辺には、駐車場や一般道路用のアスファルト舗装がされているのですが、こうした環境も気温が上昇してしまう原因ではないかと言われていたのです。

しかし、こうした条件で気温が上がってしまうことを器具して、周辺に低木を植えてアスファルトのせいで気温が上昇してしまうのを防ぐ対策が取られていたのです。こうしたことを知らない人は、館林は本当にズル林だと思ってしまうでしょう。

周囲に芝生は存在していないが雑草による影響を排除している

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