2019年10月19日 更新

広島一家失踪事件の詳細と真相!心中の動機と日教組との関係

この事件は一家が失踪した後に遺体で発見された事件です。警察は心中と判断しましたが、この事件には不可解な点が多く存在しています。心中の動機は妻の浮気や日教組が関連していると言われていますが、本当のところはどうなのでしょうか。その真相に迫ります。

目次

日教組とは日本教職員組合の略称で、日本の教員・学校職員による労働組合の連合体です。日本の教職員組合の中でも一番歴史が古く、その規模は最大です。日本国憲法や改正以前の教育基本法の精神を基本として、民主主義教育の推進と教職員の団結を目指しています。

簡単に説明すると、日教組は「入学式や卒業式において国旗を掲げたり、国歌を斉唱することを強制するのはよくない」というような「左翼的思想」に共感している教職員が中心となった職員組合です。

途中で分裂したため、日本共産党とは仲が良くありませんが、かつて日教組の立ち上げに日本共産党が密接に関係していたことや、思想的に日教組を先導していたため、「教育に競争原理を持ち込むべきではない」といった左翼思想の色濃い人たちが集まっています。

千枝さんが日教組の組員と揉めていた?

Woman Silhouette Standing - Free photo on Pixabay (342126)

山上さん一家が暮らしていた世羅町では日教組のトラブル話が後を絶ちません。これまでに何人もの教職員が自殺に追い込まれたと言われています。この地域は日教組と同和問題が絡んで、とても複雑な事情を抱えているようです。

噂によると千枝さんも日教組との間に何かしらのトラブルを抱えていたようです。どんなトラブルだったのかは分かりませんが、このことで父親である政弘さんが思い詰めている様子だったと、順子さんの父親が証言しています。

失踪事件が起きる前に、順子さんが彼女の父親にそう話していたようです。そのため、思い詰めた政弘さんが衝動的に無理心中に及んだのではないかと言われています。

日教組の黒い噂

Raven Bird Bill - Free photo on Pixabay (342128)

1996年頃から入学式や卒業式などの教育現場において、国旗掲揚と国歌斉唱の指導が、当時の文部省(現在の文部科学省)の通達により強化されました。しかし、日教組などの反対派はこれを行わないと主張していました。

1999年、広島県立世羅高校の校長が国歌斉唱をめぐり、実施を迫る教育委員会と、それに反対する教職員との板挟みにあい、卒業式の当日に自殺しています。2003年3月にも広島県尾道市にある小学校の校長が自殺しています。

ストレスや就労時間の多さが自殺の原因とされましたが、現場職員による突き上げが原因ではないかとも言われています。広島県は日教組や部落解放同盟を中心に開放教育運動が盛んな地域であり、その圧力に耐えられずに自殺した教員がたくさんいるのです。

事件の不可解な点

Question Mark Pile Questions - Free image on Pixabay (336949)

山上さん一家が忽然と姿を消し、約一年後に自宅近くのダムで遺体となって発見されたこの事件ですが、失踪した時や、遺体が発見されて無理心中と断定された後も、この事件には不可解な点が数多く残っていました。

それゆえに、今もなおこの事件は奇妙な事件として語り継がれています。山上さん一家が失踪した当時の家の様子から、不可解と言われている事柄をまとめてみましたので、見ていきましょう。

自宅には侵入の形跡なし

Hacker Kopûšon Light - Free photo on Pixabay (344470)

山上さん一家が失踪した時、何者かに連れ去られたのではないかと考えた警察が、家の中を調べましたが、何者かが侵入した形跡はありませんでした。部屋の中も荒らされた様子はなく、現金や貴重品なども残されていました。

そのため、警察は第三者による犯行ではないとし、山上さん一家は誰かに連れ去られたのではなく、自らの足で家の外に出て失踪したのだと結論づけました。しかし、山上さん一家には失踪するような理由がありませんでした。

外部からの侵入もなく、一家が自ら失踪する理由もなく、忽然と姿を消したことから、神隠しにあったのだと噂する人も現れました。

玄関のドアは閉まっていた

Door Knob Metal Close - Free photo on Pixabay (344478)

山上さん一家の失踪が発覚した時、玄関の鍵は閉まっていました。鍵が開いていたのは勝手口だけで、それ以外はすべて施錠されていました。つまり、勝手口は閉め忘れたのでしょうが、一家が失踪をした時、誰かが玄関の鍵をかけたことになります。

とても冷静に行動できています。この事件は思い詰めた政弘さんが衝動的に無理心中に及んだとされていますが、もしそれが事実だとしたら、玄関の鍵をかけるような冷静さはなかったのではないでしょうか。そこまで、気が回るものでしょうか。

台所と廊下の電気はついたまま

Light Lamp Electricity - Free photo on Pixabay (344483)

山上さん一家の失踪が発覚した時、台所と廊下の電気はついたままでした。そのため、もし一家が失踪したのだとしたら、しばらくの間、もしくはもう二度と家に帰るつもりはないのに、電気をつけっぱなしにして出ていくのだろうかと疑問視されました。

そのため、山上さん一家はすぐ戻ってくるつもりで電気をつけたまま出かけ、出先で何かしらのトラブルに巻き込まれたのではないかという憶測が流れ出しました。しかし、事故などの報告はなく、山上さん一家のその後の消息は掴めないままでした。

布団の準備をしてあった

Bedroom Guest Room Bed Chamber - Free photo on Pixabay (344485)

失踪が発覚した当日の山上家には生活感が溢れすぎていました。失踪もしくは心中したと考えるには不自然なほどに日常的な雰囲気が漂っていたのです。

それはまるでいつも通りの日常から、山上さん一家と愛犬だけがパッと消えてしまったかのような印象を周囲の人間に与えました。例えば何かというと布団です。寝るための準備をしてあったのです。

これから失踪もしくは心中をしようと考えている人が寝る準備をするのは不自然なのではないでしょうか。シーツに乱れたあとがなかったことから、寝ようとしていたにもかかわらず、そのままいなくなってしまったのが分かります。

翌日の朝食の準備もしてあった

Morning Coffee Cup - Free photo on Pixabay (344492)

布団の他に、翌日の朝食の準備もしてありました。電気がついたままの台所に、虫よけネットをかぶせて用意してあったのです。このことから、山上さん一家は出かける予定などなかったことが分かります。

本来なら食べるはずのない翌日の食事を用意して、失踪もしくは心中する人がどこにいるというのでしょうか。おまけに室内には翌日着る予定だったと思われる洋服まできちんと畳んで準備してあったというのですから、どう考えても不自然です。

順子さんは旅行の準備をしていた

Luggage Packaging Travel - Free photo on Pixabay (336766)

順子さんは旅行に行く準備もしていました。カバンの中には旅行のための代金も用意してあったそうです。もし失踪するつもりなら、行けるはずもない旅行の準備などするわけがありません。

布団や朝食と同様に、この事実もこの事件を不可解なものとしている点です。失踪するにしてはあまりにも不自然なほど、山上さん一家は失踪の直前まで、普通に生活していたのです。

そのことから、もし、山上さん一家が自らの意思で失踪したのだとしたら、それは計画的なものではなく、非常に突発的なものであったことが想像できます。

金や携帯を持たずに出ている

Apple Close-Up Electronics - Free photo on Pixabay (344503)

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