2019年9月7日 更新

カメラアイとは?カメラアイを持つ芸能人・偉人やトレーニング方法も

カメラアイとはどんな能力のことか知っていますか?自閉症との関連、後天的に身に付けられるのか、トレーニング方法、カメラアイと言われている芸能人など掘り下げて紹介します。気になるあなたは一度カメラアイの診断をしてみましょう。

目次

言語の分野に才能を発揮した場合は、数十種類の言語を習得するということができます。サヴァン症候群で有名なイギリスのダニエル・タメットはこの才能に恵まれている人物です。

習得スピードは驚異的な速さで、ものによっては1週間程度でインタビューに答えることができるほど流暢に話せるようになったということです。言語を教える側の人間の能力をあっという間に飛び越えていきます。現在彼は11か国語を習得しており、新しく人工言語を作っているそうです。

カメラアイは後天的に身に付けることはできるのか

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もし自分がカメラアイの能力を持っていたら…仕事に活かしたい、勉強に利用したい、凡庸な人たちと違う人生を歩みたいなど、色々想像が膨らみます。さて、脳損傷によってカメラアイの能力を身に付けた症例は先述しましたが、偶発的ではない方法で後天的にカメラアイを身に付けることは可能なのでしょうか。

ここでは憧れる人もいるであろうカメラアイの能力は、どうすれば手にすることができるのかを解説します。カメラアイに一歩近づけるかもしれません。

カメラアイは先天的な能力

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非常に魅力的な能力であるカメラアイですが、残念ながら先天的な能力であることは間違いないでしょう。事故などで偶然脳の一部を損傷して運よく助かりカメラアイを手に入れた症例はあっても、安全な方法でカメラアイを後天的に身に付けたという症例は報告されていません。

ただし脳の機能は2歳までで50%、11歳までで100%が完成すると言われているため研究が進めば幼少期にカメラアイを習得する方法が将来的には見つかるかもしれません。

鍛えることは可能だが難しい

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カメラアイを安全な方法で後天的に身に付けることはできませんが、それに近い能力を身に付けることはできるようです。ただし繰り返し訓練を行い、映像記憶能力を高めなければいけないため一朝一夕に身につくものではありません。

また本物のカメラアイは息をするように自然に映像を記憶、取り出しするわけですが、訓練によって強化された映像記憶能力を駆使するということは不自然なことを一生懸命にするということになります。カメラアイと同じような能力を身に付けるというよりは「カメラアイと覚える・記憶を残す方法が近い」能力を身に付けると考えましょう。

自身の中にカメラアイが備わっていても気付かない人もいる

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世の中にはカメラアイの能力を持っていながら、その能力に気が付いていない人もいると言われています。なぜ気が付かないのかというと、他の人も自分と同じような能力を持っているものだと思っているからでしょう。カメラアイの人に「本を丸ごと覚えるなんてすごい!」と言うと、「え?みんな覚えるんじゃないの?覚えないってどういう状態?」と聞かれることがあるそうです。

もしカメラアイを持っている人が映像記憶を高める訓練をした場合、自分はすでにカメラアイを持っていると認識することができるでしょう。

カメラアイトレーニング方法

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映像記憶の能力を高め、カメラアイに近い能力を身に付けることができれば勉強や仕事に大いに活かすことができます。きっと今までの人生で使ってきた記憶方法とは全く違うものでしょう。

では実際に映像記憶能力を伸ばすためには、どのようなトレーニングを行えばよいのでしょうか。ここではそのトレーニング方法を具体的に紹介していきます。今後この能力を習得し、人生の中で役立てていきたいと思っている人は、ぜひ実践してみてください。

見たものを瞬時にアニメ化

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世界記憶力大会というのをご存知ですか?その名の通り記憶力を競う大会ですが、そこで活躍する暗記のプロフェッショナル、イドリズ・ズガイ氏が提唱している記憶法を紹介します。

彼の記憶法は「記憶するために脳を楽しませる→見たものを瞬間的にアニメ化する」というものです。見たものを五感を駆使し、ユニークで色彩豊かなアニメーションに即座に変換させます。それにストーリーをつけて、頭の中でアニメーションを動かすのです。

そうすることで脳を楽しませ、記憶することができるのだそうです。確かにもくもくと覚えるよりも、脳が楽しんでいる状態の方が記憶力が研ぎ澄まされる気がしませんか?思い出すときはどうやって覚えたかをとっかかりにして、記憶を取り出します。

目的意識を持って見る

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続いては探偵シャーロック・ホームズが得意とした、事件解決のための情報収集からヒントを得た記憶法です。彼の特徴は「優れた観察能力」です。この能力で、さまざまな難事件を解決に導いています。

彼の記憶法はただ見るのではなく観察すると意識を持つことです。覚えたいものを見る時に、覚えるんだ、情報を収集するんだという強い目的意識を持って見ることで、集中力を高めて脳に覚えさせます。

些細なことも見逃さないように注意深く観察し、強い意志で覚えようとするトレーニングを繰り返し行えば、シャーロック・ホームズのような瞬間記憶能力を身に付けることができるかもしれません。

何度も思い出す

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記憶には2つの種類があります。1つ目は短期記憶、これは得たばかりの情報のことを言います。2つ目は長期記憶、短期記憶が脳に定着し時間がたっても思い出すことができるものです。

カメラアイに近い能力を身に付けるのであれば、長期記憶として残せるようにしなければなりません。そのためには短期記憶を長期記憶に変えるための作業が必要になります。その方法は何度も思い出すというシンプルなものです。

長期記憶を作るトレーニングを行うことで、自分の意思で記憶を出し入れできるカメラアイに近い能力を習得できるでしょう。

カメラアイの偉人・芸能人

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未知の能力を秘めるカメラアイですが、その能力はさまざまなジャンルで功績を残しています。芸術や研究では、後世に伝わるものもたくさん存在しているので、みなさんその作品や研究結果を目にしたことがあるかもしれません。

素晴らしい才能を持っているのは知っていても、カメラアイであるという情報は、あまり聞いたことがないのではないでしょうか。ここでは、カメラアイの能力を持っている偉人や芸能人を紹介していきます。

山下清

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