2019年9月7日 更新

カメラアイとは?カメラアイを持つ芸能人・偉人やトレーニング方法も

カメラアイとはどんな能力のことか知っていますか?自閉症との関連、後天的に身に付けられるのか、トレーニング方法、カメラアイと言われている芸能人など掘り下げて紹介します。気になるあなたは一度カメラアイの診断をしてみましょう。

目次

カメラアイとは

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カメラアイというのは、一種の特殊能力のことです。簡単にいうと瞬間記憶能力のことで、何度かメディアに取り上げられていますので、聞いたことのある人もいるのではないでしょうか。目の当たりにすると誰しもが「これはただ事ではない」と即座に認知できるほど、衝撃的な能力です。

このカメラアイは、「アイ」とは言いながらも「目」だけの能力にとどまりません。今回はカメラアイの知られざる能力について、詳細に紹介していきます。

1度見ただけで画像として記憶に残すことができる

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カメラアイの代表的な能力で、「一度見たものを瞬時に画像として記憶に残す」というものがあります。それはまるで、写真にとって残しているように鮮明なものです。まさに「カメラアイ」と呼ばれる所以でしょう。

これは普通の記憶力の良い人が「部屋のどこに何があるかを覚えている」というものとは全く次元が違うもので、かなり詳細に「画像」として記憶されています。例えば「部屋の中にある水玉柄のクッションに水玉が何個書いてあるか覚えている」というように、常人では考えられないレベルのものと思ってください。

映像だけではなく音も記憶・再現することができる

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能力を持つ人の中には、映像ではなく音に特化して記憶することができる人がいます。一度聞いた音楽、言語、会話などを鮮明に記憶しているのです。また記憶したことを再現することもできます。

こちらも普通のプロで活動している演奏家が一度聞いた曲を耳でコピーして弾いて見せるのとは違い、ブレスの位置、休符の長さ、音の強弱まで正確に再現でき、同じ演奏を繰り返すことも可能です。天才的な音楽家のなかには、この能力の持ち主がいると言われています。

良い記憶も悪い記憶も残してしまう

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瞬間的な記憶力が著しく高いというのは素晴らしい能力ですが、良いことばかりではありません。記憶するものは任意で選択できるものではなく、自身が好ましく思っていないものまで記憶してしまいます。

これらの記憶は再現性が非常に高いので、「嫌な記憶」はまるで今そこで起こっているかと思うほど鮮明に思い出されます。例えば過去に普通の人でもフラッシュバックなどを起こすほどの嫌な体験があったとすると、その記憶を思い出してしまった時の衝撃はカメラアイの人の方が何倍も強いことでしょう。

絶対に忘れられないわけではない

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カメラアイの人たちは一度記憶したことを何度も思い出して、忘れられない状態にあると思っていませんでしたか?しかし実際は、記憶は頭の中でかなり整理された状態で保存されていて、自分の意思で取り出すことができるようです。

パソコンでフォルダー管理をしているような、サムネイルで保存画像をみているような、整理の仕方をしていると言われています。記憶したことを絶対に忘れられずに、どんどん増えて混乱するという状況にはならないということです。

酒鬼薔薇聖斗もカメラアイだと言われている

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1997年に起きた神戸連続児童殺傷事件の犯人「酒鬼薔薇聖斗」はカメラアイだと言われています。この事件は当時14歳だった少年Aが、当時11歳だった男の子の頭部を切断、「酒鬼薔薇聖斗」を名乗った犯行声明を耳まで割いた口に咥えさせて、神戸市内の中学校の正門前に置いたという極めて残忍なものでした。

少年Aはこの事件を起こす前に複数の動物殺傷を行っていて、カメラアイの能力でその殺傷の様子を記憶していたため何度も繰り返し記憶を取り出しては興奮状態に陥っていた、その体験が殺人を起こす動機になったと言われています。

ただ真偽のほどはわかっていませんし、カメラアイを持っている人が殺人事件を起こすというようなことは全くありません。

サヴァン症候群とも呼ばれる

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1887年イギリスの医師が、カメラアイを持つ男性の存在を発表しました。報告内容は、大量の本を暗記し更にそれを逆から読み上げる能力を持っているというものです。学習能力は常人と変わりないのにも関わらず、稀有な記憶力を持っているその男性を医師が「イディオ・サヴァン(フランス語で賢く機能が低い人という意味)」と呼んだことから、後にサヴァン症候群と病名が付きました。

サヴァン症候群はカメラアイだけではなく、特に数学的な能力を有している人が多くみられるという特徴があります。その能力は多岐にわたり、すっかり同じ能力の人はいないといわれています。

カメラアイの能力には個人差がある

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一口にカメラアイの能力を持っていると言っても、一般の人より優れているといった程度の人から、本当に見る人を驚かせるほどの常軌を逸した能力の持ち主までいます。これは個人差であり、普段能力を使っているかどうかなどは関係ないといわれています。

サヴァン症候群の原因は、色々な説があり特定されていません。この個人差があるのもなにで差がついているのかはも不明です。

私たち常人も運動神経や学習能力に個人差がありますので、カメラアイについても同様に考えれば当たり前のことと言えるでしょう。

サヴァン症候群の割合

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先述した通りカメラアイは、サヴァン症候群のひとつの能力です。原因が特定されていないサヴァン症候群ですが、普通の人と脳になんらかの違いがあることは間違いないでしょう。

「損傷などの理由で本来優位である左脳の機能が低下しているために、右脳で機能を補っている」という「左半球損傷説」という説がありますが、実際画像診断でサヴァン症候群の人の脳を診てみるとその説を裏付ける結果が得られるようです。

そんな特殊な状態にある脳をもつサヴァン症候群ですが、どの程度の割合で現れるのでしょうか。他の代表的な脳の疾患と関連づけて紹介します。

自閉症患者の10人に1人

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