名古屋妊婦切り裂き殺人事件の詳細！犯人の候補と遺族のその後も

名古屋妊婦切り裂き事件が発生した日の16時30分頃と19時頃に小学生男児たちが目撃した不審な男性は特徴が酷似していました。小学生男児たちの目撃情報によれば、不審な男性は、年齢38歳くらいで身長175cm、長めの丈の黒っぽいジャンパーにベージュのベレー帽のような帽子をかぶっていました。

顔をみられたくない心理の表れでしょうかジャンパーの襟を立てうつむき加減に歩いていました。16時30分頃に目撃された時は殺害後で19時頃に目された時は事件が発覚したかどうか確認に来ていたのでしょうか。

2003年に公訴時効成立

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名古屋妊婦切り裂き事件は捜査員4万人を動員し、捜査範囲も東海地方だけでなく大阪府や奈良など広範囲にわたり懸命に捜査をしてきました。しかし、指紋が検出されないなど物証が少なく、唯一の手掛かりである現場アパートに残された足跡も犯人特定には至りませんでした。

捜査は難航を極め時効直前に捜査本部は解散しました。この時点では専任の捜査員は2名のみでした。愛知県警の懸命な捜査も虚しく名古屋妊婦切り裂き事件は発生してから15年後の2003年（平成15年）3月18日午前0時に時効を迎え未解決事件となりました。

この時、愛知県警中川署は「犯人の海外逃亡などによる公訴時効の中断なども視野に入れ、今後も別事件で逮捕された被疑者に対する検討など必要な捜査を進める」と表明しました。

事件の疑問点

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名古屋妊婦切り裂き事件は時効を迎え未解決事件となっています。そのため、殺害の動機や、犯人の受話器とミッキーマウスのキーホルダーのついた車の鍵を被害者のお腹の中に詰め込むなどの行動の謎が多く残っています。

犯人の動機

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名古屋妊婦切り裂き事件の犯人の動機は何だったのでしょうか。名古屋妊婦切り裂き事件が発生した日に被害者のAさん(27歳)は友人のCさんに「隣の部屋に出入りする男性を見かけた」と話しています。

当時、被害者のAさん(27歳)の部屋の隣は空き家になっており、そこに出入りしているはいったい誰だったのでしょう。1階の住人に「ナカムラさんのところを知りませんか？」と尋ねてきた不審な男性も部屋の中をのぞいているような感じであったと言われています。

このことから、犯人は強盗目的で部屋へ侵入し、被害者のAさん(27歳)と張り合わせして殺害したのではないでしょうか

犯人の侵入方法

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名古屋妊婦切り裂き事件の犯人はどのようにして被害者のAさん(27歳)の部屋へ入ったのでしょうか。生前被害者Aさん(27歳)が友人Cさんに「隣の部屋に出入りする男性を見かけた」と語っていることから犯人は現場アパートの間取りに詳しく隣のベランダ伝いに侵入しようとしていたのではないかと考えられます。

また、名古屋妊婦切り裂き事件が発生した日の15時頃被害者Aさん(27歳)は友人Cさんを見送る際に玄関の鍵を施錠していませんでした。このことを見ていた犯人が玄関から侵入したとも考えられます。

電話の受話器とキーホルダー

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名古屋妊婦切り裂き事件の最大の謎ともいえるのが被害者Aさん(27歳)のお腹の中に詰め込まれていた電話の受話器とミッキーマウスのキーホルダーがついた車の鍵です。

どのような理由であれ殺害後はすぐにその場から立ち去りたくなるものですが、犯人はわざわざ電話の受話器を切り裂き、車の鍵という小さなものを見つけ出して被害者Aさん(27歳)のお腹の中に詰め込みました。

几帳面な性格であった被害者Aさん(27歳)であれば車の鍵は決められた場所へ置いているでしょうし、たまたまその辺にあったとは考えられませんので犯人は意図して車の鍵を捜したのではないでしょうか。

名古屋妊婦切り裂き事件の犯人は？

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未解決に終わった名古屋妊婦切り裂き事件ですが、犯人に関しては被害者の夫やサイドビジネスがらみなど様々な説がありました。

夫説

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名古屋妊婦切り裂き事件で一番初めに疑われたのは被害者のAさん(27歳)の夫であるBさん(31歳)でした。

被害者のAさん(27歳)が出産予定日を5日超過していることを心配し、会社から電話をかけているのに帰宅後は玄関に鍵がかかっていないことや部屋の電気がついていないことに疑問を抱きながらも寝室へ行き着替えを行っている点やマスコミの前でワインをグラスに注ぎ霊前に供えた過剰なまでのパフォーマンスが疑われた原因です。

しかし、被害者のAさん(27歳)の死亡推定時刻である15時から16時は夫であるBさん(31歳)は会社で仕事をしていましたので容疑者からは外れました。

ビジネス絡みの怨恨説

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名古屋妊婦切り裂き事件の被害者のAさん(27歳)夫婦はサイドビジネスとして家庭日用品の輸入、販売をしていました。いわゆるマルチレベルマーケティングといわれるもので広告などを使わずに人を介して紹介していきます。

その商品の利用者が増えると紹介者にバックマージンが発生します。海外では多く採用されているビジネスモデルです。しかし、日本ではパーティーをすると言って人を集めたり、商品を強制的に買わせたりとあまり良い噂がありません。

名古屋妊婦切り裂き事件でも犯人は被害者のAさん(27歳)夫婦に無理やり商品を購入させる、人を紹介させるなどその恨みで犯行に及んだのではないかとの見方もありました

多くの目撃情報がある不審者

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名古屋妊婦切り裂き事件が発生した日の15時に1階の住人に「ナカムラさんのところを知りませんか？」と尋ねてきた不審な男性や、16時30分頃と19時頃に小学生の男子児童が目撃した事件現場のアパート付近をうろついていた不審な男性。また、被害者のAさん(27歳)が目撃した隣の家に出入りしていた男性など目撃情報が多数ありました。

これらがすべて別人とは考えにくいですし、ほぼ同一人物とみて間違いないと思われます。愛知県警もこの不審な男性の目撃情報を頼りに捜査しましたが犯人逮捕にはつながりませんでした。

プロの犯行説

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2003年に公訴時効成立