目次
- 刑務所の実態が知りたい!
- 逮捕後に刑務所に収容されるまでの流れ
- 逮捕
- 勾留
- 起訴
- 刑事裁判での懲役実刑判決
- 刑務所での一日
- 分刻みの生活
- 刑務作業
- 1番辛いと言われる考査訓練
- 刑務作業とは?
- 主な作業内容
- 刑務作業の時給
- 刑務所で人気の職業
- 営繕夫
- 雑役夫
- 図書夫
- 計算夫
- 刑務所での食事
- 栄養バランスのとれた食事
- 行事の際にはケーキなども
- 府中刑務所では刑務所の食事を体験できる
- 刑務所内でのいじめ
- いじめは存在するのか
- いじめがバレるとどうなる?
- 刑務所内での性処理は?
- トイレですます
- 本来は禁止事項
- 少年刑務所の生活
- 少年刑務所とは?
- 通常の刑務所との違い
- 少年刑務所での生活
- 女子刑務所の生活
- 女子刑務所とは?
- 通常の刑務所との違い
- 女子刑務所での生活
- 刑務所に服役した受刑者の出所後
- 受け入れ先がない事が多い
- 犯罪を繰り返す受刑者も
- 自立に必要なこと
- 日本と海外の刑務所の違い
- 日本の刑務所の場合
- アジアやロシアの刑務所の場合
- ヨーロッパの刑務所の場合
- 日本の刑務所は厳しい規律で保たれている
刑務所の実態が知りたい!
via pixabay.com
刑務所は何らかの違法行為をはたらき、裁判で有罪判決になった者を収監する刑事施設のことです。刑務所をテーマにした漫画や映画が広まるにつれて、怖いもの見たさで刑務所に興味が出てきた人もいるでしょう。
閉鎖的な空間だからこそ、自分は入りたくはないけど、刑務所がどのような場所なのか知りたいという人は多いです。今回はそんな人に向けて、刑務所の実態や世界の刑務所との違いについて紹介します。
閉鎖的な空間だからこそ、自分は入りたくはないけど、刑務所がどのような場所なのか知りたいという人は多いです。今回はそんな人に向けて、刑務所の実態や世界の刑務所との違いについて紹介します。
逮捕後に刑務所に収容されるまでの流れ
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逮捕された人は全員刑務所に行くわけではありません。一定のプロセスを経て、途中で無罪が確定し釈放される人もいれば、死刑判決を受けて一生拘置所で生活することが決まる人もいます。
それでは、どのような流れで刑務所に入ることが決まるのでしょうか。
それでは、どのような流れで刑務所に入ることが決まるのでしょうか。
逮捕
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罪を犯すと逮捕されます。日本では、逮捕には3種類あり、令状に基づく「通常逮捕」、重大な犯罪を犯し急速な逮捕が必要と判断される「緊急逮捕」、その場で犯罪を目撃し令状なしに逮捕できる「現行犯逮捕」があります。
逮捕されれば留置所に送られ、検察庁へ送検されます。そして警察からの取り調べが始まります。検察官は21日以内に起訴しなければいけないため、この期間に指紋やDNAの採取をし、起訴の準備をします。
食事も提供してもらえますが、刑務所や拘置所では出来立てのご飯が食べられるのに対して、留置所では冷たい弁当のみで、逮捕されてから提供されるご飯で1番美味しくないと言われています。
逮捕されれば留置所に送られ、検察庁へ送検されます。そして警察からの取り調べが始まります。検察官は21日以内に起訴しなければいけないため、この期間に指紋やDNAの採取をし、起訴の準備をします。
食事も提供してもらえますが、刑務所や拘置所では出来立てのご飯が食べられるのに対して、留置所では冷たい弁当のみで、逮捕されてから提供されるご飯で1番美味しくないと言われています。
勾留
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勾留は被疑者か被告人かで変わります。まだ起訴されていない被疑者の場合、事件の証拠隠滅や逃亡の恐れがある場合に身柄を最大10日間拘束することができます。裁判官が認めれば10日間の勾留延長をすることができます。
すでに被告人である場合には、その勾留期間は2ヶ月で、延長は1ヶ月ごとに更新することができます。勾留されない場合もあり、勾留されるのは住所不定などで逃亡の恐れがある人や重大な罪を犯した人が多いようです。
すでに被告人である場合には、その勾留期間は2ヶ月で、延長は1ヶ月ごとに更新することができます。勾留されない場合もあり、勾留されるのは住所不定などで逃亡の恐れがある人や重大な罪を犯した人が多いようです。
起訴
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起訴の準備が終わると検査官によって起訴されます。それにより、犯人は容疑者から被告人に呼び名が変わります。また、多くが留置所から拘置所へと移送されます。管理するのは刑務官になり、刑務所のような雰囲気があります。
ここで裁判が終わるまでを過ごすことになるため、数か月間拘置所で生活することが多いです。拘置所はまだ刑が確定しないため、刑務作業がありません。自由時間が多いため、手紙を書いたり読書をしたりする人が多いようです。
ここで裁判が終わるまでを過ごすことになるため、数か月間拘置所で生活することが多いです。拘置所はまだ刑が確定しないため、刑務作業がありません。自由時間が多いため、手紙を書いたり読書をしたりする人が多いようです。
刑事裁判での懲役実刑判決
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刑事裁判では、被告人が有罪か無罪かを決め、どれくらいの刑事処罰を与えるかを決めます。日本では三審制がとられているため、1度の裁判で刑が確定するわけではなく、裁判の判決内容に不服があれば上級の裁判所に控訴や上告をすることができます。
裁判で判決が下ってから14日後に刑が確定します。様々な要素からクラス分けし、収容される刑務所が決まります。必ずしも家が近い刑務所に収容されるとは決まっていません。
裁判で判決が下ってから14日後に刑が確定します。様々な要素からクラス分けし、収容される刑務所が決まります。必ずしも家が近い刑務所に収容されるとは決まっていません。
刑務所での一日
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受刑者は決められたスケジュール通りに毎日過ごし、規則正しい生活をすることが義務付けられています。毎日好きな時間に寝て好きな時間に起きていた頃とは真逆の生活で、入所当時は体がついていかない受刑者も多いようです。
しかし出所するころには、その生活スケジュールはしっかり身に着き、外の生活に戻っても早寝早起きを続けている人も少なくないと言われています。また規則正しい生活や食事によって、健康的に痩せられる人も少なくありません。
しかし出所するころには、その生活スケジュールはしっかり身に着き、外の生活に戻っても早寝早起きを続けている人も少なくないと言われています。また規則正しい生活や食事によって、健康的に痩せられる人も少なくありません。
分刻みの生活
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収容される刑務所によって多少は違いがありますが、ほとんどの刑務所では起床から就寝まで分刻みで生活スケジュールが決められています。7時前には起床、21時には消灯のところが多いです。
もうちょっと寝たい、刑務作業をしたくないなどのわがままは当然許されません。しかし、1日の中には自由時間や運動の時間が与えられ、受刑者はそれらの時間を楽しみに日々生きているようです。
テレビの視聴が許可されている所もあり、意外にも「警察24時」などが人気のようです。
もうちょっと寝たい、刑務作業をしたくないなどのわがままは当然許されません。しかし、1日の中には自由時間や運動の時間が与えられ、受刑者はそれらの時間を楽しみに日々生きているようです。
テレビの視聴が許可されている所もあり、意外にも「警察24時」などが人気のようです。
刑務作業
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規則正しい生活を送ることが更生の一歩であるとされ、1日のうちに刑務作業を課している刑務所は多いです。朝食後から昼休憩を挟んで夕方まで、1日8時間を超えない程度で作業を行います。
過去の職歴や持っている資格を元に工場が配置され、そこで刑務作業を行うことになります。希望は割り振り時に聞かれるようですが、基本的に人数が足りないところに補充されるため希望通りの配置は少ないようです。
過去の職歴や持っている資格を元に工場が配置され、そこで刑務作業を行うことになります。希望は割り振り時に聞かれるようですが、基本的に人数が足りないところに補充されるため希望通りの配置は少ないようです。
1番辛いと言われる考査訓練
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刑務所に収容されてすぐに刑務作業が割り振られるわけではなく、まず考査訓練という入所者が刑務所での所作を身に着ける訓練があります。これが1番辛かったと語る受刑者も少なくなく、いかに厳しく教育され、刑務所では刑務官に逆らえないと体に覚えさせられるかが分かります。
歩き方や立ち方、手の挙げ方にいたるまで全ての所作を教え込まれるようです。指導する刑務官は恐くて厳しく、初めて刑務所にはいる人にとっては外とはまるで違う雰囲気に震え上がる人も少ないと言われています。
考査訓練はできによって卒業できる時期が異なり、出来が悪ければ長く訓練が続くことになります。
歩き方や立ち方、手の挙げ方にいたるまで全ての所作を教え込まれるようです。指導する刑務官は恐くて厳しく、初めて刑務所にはいる人にとっては外とはまるで違う雰囲気に震え上がる人も少ないと言われています。
考査訓練はできによって卒業できる時期が異なり、出来が悪ければ長く訓練が続くことになります。
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