2019年7月25日 更新

ブラックサンタとは?お仕置きの内容や世界のクリスマスの話

クリスマスプレゼントを届けてくれる人と言えばサンタさんを思い浮かべるかと思いますが、実はブラックサンタという少し怖いサンタがいることをご存知ですか?今回は、そんなブラックサンタの詳しい特徴や、また世界各国で違うクリスマスの過ごし方についてもご紹介します。

このように、悪い子供には、子供が喜ばないものをプレゼンとするブラックサンタですが、翌年も悪い子のままだったり、更に悪い行いをする子供には、もっと酷いプレゼントを届けに来ると言われています。

それが「動物の内臓をばらまく」というものです。そんなプレゼントをもし貰ったら、おおくの子供がトラウマを抱えて2度と悪いことはしなくなるのではないかと言うブラックサンタの考えの末のプレゼントです。

しかし、これでも悪いことをする子供にはさらなる贈り物が待っています。

子どもを連れ去る

Children Siblings Brother - Free photo on Pixabay (507107)

動物の内臓を届けても悪い行いをやめない子供や、凄く悪いことをした子供には、ブラックサンタがやってきてそのまま子供を連れ去ってしまうと言われています。

さらに恐ろしいことに、ただ連れ去るだけではなく、袋に入れて凍った川に落とすこともあるという噂も言い伝えられています。

このように、ブラックサンタは悪い子供に対して様々なお仕置きをするとされていますが、もちろん良い子のもとへはサンタさんがやってきます。

ブラックサンタは日本にも来ていた

Christmas Santa Claus Father - Free photo on Pixabay (507773)

ブラックサンタは、ドイツ生まれなので、日本は関係ないのではないかと考えている方も多いかと思いますが、実は2012年に開催された日本初の世界サンタクロース会議に24名のグリーンランド国際サンタクロース協会公認サンタが集まり、その中にブラックサンタも出席していました。

世界サンタクロース会議は、毎年7月にデンマークで開催されていて、良い子・悪い子の審査や、時代に合わせたプレゼントの中身、そしてクリスマスの正しい過ごし方などを世界中のサンタが集まって話しています。

ブラックサンタに会うには?

Christmas Market Nuremberg - Free photo on Pixabay (507778)

子供にとっては、怖い存在のブラックサンタですが、実は子供たちに良い子になってほしいと願っているという一面も持っていると言われています。そんなブラックサンタに会うにはどうすればいいのかご存知でしょうか?

ドイツでは、クリスマスマーケットというキャンドルやクリスマスツリーのオーナメントなどを販売するイベントが世界最大規模で毎年行われています。

そこではサンタさんに会える可能性もあると言われています。また、ブラックサンタがいることもあるそうなので、運が良ければ会えるかもしれません。

ドイツにはクリスマスの天使もいる?!

Angel Figure Christmas - Free photo on Pixabay (507800)

日本でクリスマスと言えば、トナカイやサンタさんを思い浮かべる人が多いかと思いますが、ドイツではクリスマスにはサンタさんだけではなく、天使も登場します。


先ほどもご紹介したクリスマスマーケットでは、ライトアップされた美しい景色の下で「エンゲルシュピール」という天使による演奏会が行われます。

美しい光と音色で包みこんでくれ、広場全体を平和に満ちた空間にしてくれると言われています。美しい天使の姿に目を奪われてしまうこと間違いなしです。

ヨーロッパのクランプス

Krampus Mask Devil - Free photo on Pixabay (507822)

ドイツでは、クリスマスになると悪い子のもとへはクネヒト・ループレヒトが表れてお仕置きをするとご紹介してきましたが、ヨーロッパではまた違う生き物がクリスマスになると悪い子のもとへやってきてお仕置きをすると言われています。

その生物がブラックサンタよりも恐ろしい見た目をした「クネヒト・ループレヒト」です。鋭い牙をもつ人間とはかけ離れた姿から「クリスマスの悪魔」とも呼ばれています。

ここではクランプスについて詳しくご紹介します。

クランプスとは?

Krampus Mask Customs - Free photo on Pixabay (507840)

クランプスはヨーローッパ中部に伝わる伝説の生物で、1600年以上もの歴史があると言われています。ドイツ語の「Krampen」(鉤爪)に由来してクランプスと呼ばれています。

その恐ろしい見た目から、長年クランプスは規制の対象になっていましたが、今ではクランプスの群れが町中を練り歩いて悪例を払うなど、日本のなまはげのような存在だとされています。

しかし、半分ヤギで、半分悪魔のような見た目をしていることから、子供たちには怖がられている存在です。

クリスマス前にやってくるクランプス

Snowman Town Urban Christmas - Free photo on Pixabay (507852)

クランプスはクリスマスシーズンになると聖ニコラウスやブラックサンタに同行して、良い子には飴を、そして悪い子はにはお仕置きをすると言われています。


伝説によると、12月1日から7日までの間に訪れると言われています。また、クランプスにもサンタさんと同じように、「クランプス・ナイト」というクランプスの日が存在します。

その期間中は、ハロウィンのように、クランプスに仮装した人々が街を歩き、出会う人を怖がらせて回るそうです。

クランプスの見た目の特徴

Krampus Customs Devil - Free photo on Pixabay (507866)

クランプスの見た目の特徴は、鋭い牙と、鋭い角です。また舌が爬虫類のように長いと言う特徴もあります。全体的に見ると、ヤギと悪魔のハーフのような見た目です。

また、足は片足が人間のような見た目の足で、もう片方の足は馬などの含む動物の蹄のような見た目の足をしているという特徴があります。

クリスマスに現れると言っても、サンタクロースやブラックサンタとは程遠い見た目をしているのも特徴のひとつだと言えます。

クランプスのお仕置き

Sad Child Boy - Free photo on Pixabay (507881)

先ほどもご紹介したように、ドイツや、ヨーロッパで語られている伝説によると、クランプスは12月1日から7日の間に悪い子の家までやってきて、お仕置きします。

お仕置きに使う道具は錆びた鎖や鞭などだと言われています。それらの道具を使い、子供を懲らしめていきます。

そのお仕置きはクランプスが満足するまで行われて、それでも良い子にならない場合は、袋に子供を詰めて、クランプスの隠れ家まで連れ去られてしまいます。

世界の子どもが恐れる怪物の伝説

Villa House Gloomy - Free photo on Pixabay (507894)

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