2019年7月25日 更新

ブラックサンタとは?お仕置きの内容や世界のクリスマスの話

クリスマスプレゼントを届けてくれる人と言えばサンタさんを思い浮かべるかと思いますが、実はブラックサンタという少し怖いサンタがいることをご存知ですか?今回は、そんなブラックサンタの詳しい特徴や、また世界各国で違うクリスマスの過ごし方についてもご紹介します。

悪い子の元にはブラックサンタが訪れる?!

Wintry Reindeer Boy - Free photo on Pixabay (503854)

12月24日・25日に行われるイベントが、クリスマスとクリスマスイブです。この日はサンタさんから送られてくるプレゼントにワクワクしながら眠ったという思い出をもっている方も多いのでは無いでしょうか?

また、好きな人と一緒に過ごしたり、町中に煌めくイルミネーションを見たりと、子供だけではなく大人も楽しめる行事がクリスマスです。そんな楽しいクリスマスですが、ちょっと怖い噂話があるのをご存知でしょうか?

それが、クリスマスの夜に現れる「ブラックサンタ」と呼ばれるサンタさんの存在です。今回は、そんなブラックサンタの噂について詳しくご紹介していきます。

ブラックサンタとは?

Christmas Santa Claus Figure - Free photo on Pixabay (504617)

日本ではまだあまり知られていませんが、海外では知名度の高いブラックサンタは、日頃から悪い行いをしている子供のもとへクリスマスの夜に来ると言われています。

しかし、ブラックサンタと聞いただけでは黒い服を着たサンタさんしか想像できないという方も多いのではないでしょうか?

なのでここでは、ブラックサンタの名前の由来や、ブラックサンタの特徴、また、ブラックサンタがいると噂されるようになった原因についてもご紹介していきます。

クネヒト・ループレヒト

Father Christmas - Free photo on Pixabay (504920)

ブラックサンタは、別名黒いサンタクロースとも呼ばれており、中世ドイツの時代に、悪い行いを日常的にしていた子供たちに様々なお仕置きを考えたと言われている存在です。

そのため、ブラックサンタクロースはドイツでとても有名で、ドイツでは「クネヒト・ループレヒト」と呼ばれています。クネヒト・ループレヒトとは直訳すると「しもべのループレヒト」という意味です。

ドイツの子供たちの間では有名で、最近ではネットなどを通じて日本でもその名が知られてきました。

名前の由来

Santa Claus Christmas Motif Figure - Free photo on Pixabay (507000)

ブラックサンタはドイツでは有名で、クネヒト・ループレヒトと呼ばれていることをご紹介しましたが、その名前の由来は、クネヒトとは召使、ループレヒトは名前という意味から、サンタクロースの家来という由来があると言われています。

聖ニコウラスの同伴者で、クネヒト・ループレヒトは悪い部分を象徴した存在でもあります。いつも二人は並んでいて、呼び名は地域によって変わります。

クネヒト・ループレヒトの他にも、ブラック・ピーター、ルンプクネヒト、クランムスといった呼び名もあります。

ブラックサンタの見た目の特徴

Decorating Christmas Tree Santa - Free photo on Pixabay (509022)

日本で、ブラックサンタと呼ばれるようになったのは、クネヒト・ループレヒトの見た目の特徴からだと言われています。ブラックサンタは黒いフード付きの全身隠れるマントを着ており、全身黒ずくめのサンタさんの格好をしています。

そして、太ったサンタクロースに対して、ブラックサンタは細身で痩せ型だという大きな特徴があります。そのため、サンタクロースのイメージとは全く違う見た目をしています。

同じなのは、長く伸びた髭ぐらいです。

ブラックサンタの振る舞い

Fantasy Spirit Nightmare - Free photo on Pixabay (507016)

サンタクロースのモデルとなったのは、4世紀の東ローマ帝国に実際に存在していた司教「聖ニコラウス」です。聖ニコラウスは、貧しい家庭を訪れては屋根の上からこっそり、金貨を落としたり、暖炉に靴下をかけたりしていました。

それが今のサンタクロースの起源となり、サンタクロースは子供たちに幸せを届けます。

しかし、そんなサンタクロースに対しブラックサンタの振る舞いはブラックサンタと言う名前のイメージそのもので、悪い子に対してお仕置きをして回ります。

ブラックサンタのお仕置き

Baby Tears Portrait - Free photo on Pixabay (507028)

クリスマスの夜に、子供たちに幸せや笑顔を届けるのに対して、お仕置きをして回るブラックサンタですが、実際に悪い子にはどのようなお仕置きをして回るのでしょうか?

そのブラックサンタのお仕置きは、サンタクロースの優しいイメージを根底から覆えしてしまうものだと言われています。

ここでは、そんなブラックサンタのお仕置きの内容について詳しくご紹介していきます。ブラックサンタに知りたい方は、ぜひ参考にして頂けたら嬉しいです。

灰袋で叩く

Coal Cabbage Burned - Free photo on Pixabay (507064)

ブラックサンタのまずひとつ目のお仕置き方法は、まず子供たちにお祈りができるかどうかを尋ね、「できない」と答えた子供を灰袋で叩くというものです。

昔は神に対して信仰心のない子供たち=悪い子でそんな、悪い子供たちに罰を与えるため、灰袋で叩きつけると言われていました。

しかし、時代も変わり、近年では、いたずらばかりする悪い子のもとへはブラックサンタが来て石炭の塊を置いていくと言い伝えられるようになりました。

プレゼントに石炭やじゃがいも

Potatoes Vegetables Erdfrucht - Free photo on Pixabay (507066)

現在のドイツでは、日頃から良い行いをしている「良い子」のもとへは聖ニコラスが来て甘いお菓子や、キャンディーをくれます。

しかし日頃から悪い行いをしている「悪い子」のもとへはブラックサンタが来てプレゼントに石炭やじゃがいもを置いていくと言われています。

なぜ、石炭やジャガイモなのか疑問に思う方も多いかと思いますが、石炭やジャガイモは食料になったり、実用性はありますが、子供はやはりオモチャや飴のほうがワクワクしますし、ジャガイモだとショックを受けるからではないかと言われています。

動物の内臓をばらまく

Forest Fog Hirsch Wild - Free photo on Pixabay (507084)

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