2019年10月2日 更新

つくば母子殺人事件とは?事件発生の経緯や犯人についても

1994年、母親と2人の子供が殺害され遺体が遺棄されるという凄惨な事件が起きました。犯人は誰だったのか、目的は何だったのか、単独犯なのか複数犯なのか、残された俵結びの謎とは…。当時の報道の問題点も含めて解説していきます。

目次

連日報道される映子さんのプライバシーには間違っている情報もたくさんあったことでしょう。現に借金のため昼夜問わず働いていたことが、「母親失格」と言わんばかりの報道をされています。しかし被害者である映子さんは殺害されてしまっているため反論することができません。

もし映子さんが存命だった場合、マスコミはここまでのプライバシーの過剰露出は行わなかったかもしれません。亡くなっているのをいいことに、好き勝手に報道している様子は弱いものいじめと変わらないと感じる人もいたようです。

つくば母子殺人事件の推理【仮説】

 (677576)

「つくば母子殺人事件」が20年以上経過した今も話題に上るのには理由があります。1つは先述している通り、マスコミの過剰報道が問題となったからです。

もう1つはまことしやかに囁かれている噂があるからです。それは法的に問題になったわけでも、大々的に報道されたわけでもありませんが、今もネット上などで度々議論がされています。

この噂は警察が捜査しているわけではありませんので、今後真相が明らかになるという可能性はかなり低いですが、ささやかれている仮説を紹介します。

共犯者は野本岩男の父親だった?

 (677587)

裁判では野本の単独での犯行ということで、審議がされていました。検察側からも共犯者がいるといった情報提供はされていません。

しかし長男・優作ちゃんの胃の内容物に死亡推定時刻から考えると不自然な、チョコレートを食べた形跡があったこと、遺体の梱包が1体だけ特殊な俵結びであったことから、ネット上では共犯者がいるのは間違いないとされています。

俵結びが現在80代の農家の人しかできない結び方であると考えると、この共犯者は農家を営んでいる野本の父親という説が有力です。

東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件の被害者は犯人の姪っ子だった?

 (677608)

東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件をご存知でしょうか。1988年から1989年にかけて起こった連続殺人事件で、事件を知らなくても犯人の名前を聞いたことがあるという人も多いのではないでしょうか。

その幼女誘拐殺人事件の被害者の中に野本綾子ちゃんという5歳の女の子がいました。この女の子は4人目の被害者であると言われています。

綾子ちゃんの名字が「野本」のため、野本岩男の姪にあたるのではないかと推測されていますが、真相は不明です。

東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件の概要

 (677623)

東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件は、東京都北西部・埼玉県南西部で連続で起こった、幼い女の子が被害者となった連続誘拐殺人事件です。

犯人は当時27歳だった宮崎勤という男で、幼女に性的嗜好を持ち、わいせつも目的として誘拐・殺人をしていました。いわゆるシリアルキラーで、殺害を楽しんでいた節があります。

子供を殺害したという意味では野本と同じですが、宮崎の犯した殺人は更に悪質なものです。概要を紹介します。

第一の事件について

 (677761)

1988年8月22日、宮崎が最初に犯した殺人です。当時4歳だった女の子が誘拐・殺害されました。殺害動機については「よくわからない」「子供の頃が懐かしくなった」と曖昧な供述をしています。

女の子を殺害後、死後硬直が進み硬くなった遺体に宮崎はわいせつ行為を行いました。しかもその様子をビデオ撮影するという異常行動をとっています。

被害者が幼女であったこと、わいせつ行為をされていることからこれ以上の情報は公開されていません。

第二の事件について

 (677765)

1988年10月3日、2件目の殺人が起きます。ターゲットは当時7歳、小学1年生の女の子でした。1件目の殺人は殺害後しばらくたってからわいせつ行為を行っていますが、2件目はすぐにわいせつ行為をしています。

この時点ではまだ女の子は生きていたようで、足がピクピク動いていたという証言を宮崎はしています。動機について「何ともいえぬスリルがあった」という一方、「よく覚えていない」「一番印象がない」と話し、やはり曖昧でした。

第三の事件について

 (677773)

1988年12月9日、2ヶ月に1回というペースで殺人を犯す宮崎は、とうとう3件目の殺人を行います。当時4歳の女の子を誘拐・殺害したのです。

殺害時に失禁した女の子に焦ったのか、宮崎は遺体を山林に投げ捨てました。同月15日、捨てられた全裸死体が発見されます。テレビで女の子の父親が「遺体でも見つかってよかった」と話すのを見た宮崎は以前に殺害した女の子の遺体を被害者の自宅に送ろうとしましたが、発見できなかったようです。

第四の事件について

 (677776)

1989年6月6日 、前の殺人から半年が経過しました。 宮崎は当時5歳の野本綾子ちゃんを誘拐・殺害します。わいせつ行為をされたのかは定かではありません。車中で首を絞められ、窒息死しました。

6月11日、綾香ちゃんのバラバラに切断された遺体が発見されました。胴体部分は宮沢湖霊園に、頭部、両手首、両足首は御嶽山の杉林に遺棄されていたようです。

野本綾子ちゃんが野本の姪かどうかはわかりませんが、非常に惨い被害にあってしまいました。

犯人・宮崎勤について

 (677782)

1989年7月23日、宮崎は東京都八王子市で幼い姉妹を狙いました。わいせつ目的だったと思われます。妹の全裸写真を撮影していたところ、姉の知らせを受けてかけつけた父親により取り押さえられ、宮﨑はその場で強制猥褻容疑で現行犯逮捕されました。

学生の時からコミュニケーション障害を思わせる行動が多く、友人等もいなかったようですが精神疾患は認められず、裁判では精神鑑定の結果、責任能力ありと判断されました。

2008年に死刑執行が行われる

 (677784)

7 / 8

関連する記事 こんな記事も人気です♪