2019年10月11日 更新

腹上死した有名人はいる?腹上死が起こる原因や確率についても

腹上死という言葉を聞いてもあまりイメージがわかないという人も多いかもしれません。性行為は快楽というプラスのイメージがありますが、実は命を奪いかねない危険な行為になってしまう場合があります。他人事ではない「腹上死」とは何なのか、その原因と対応を見ていきましょう。

桜田社長の「腹上死」時のお相手と報道されていた木原光知子さんですが、昭和39年の東京五輪に水泳選手として出場し、引退後はタレントとしても活躍されていました。を目指す水泳選手を描いたテレビドラマに本人役で出演するほか、バラエティー番組でも回答者として登場し人気を集めていた女性です。

桜田社長の愛人として木原さんの名前があがったのは、この「腹上死」の事実が浮かび上がった後で、どちらかというと「後からわかった」パターンの様です。しかし、桜田社長の死後、ハワイのモスバーガー店が店を閉めたという事実もあるように、愛人との性行中に淫らな格好での死だったということは、事実でしょう。

腹上死が疑われている有名人

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「腹上死」は性行をしていたことが全面的にあかるみにでるので、あまり後味の良い報道にはなりませんが、桜田社長のほかには、どのような有名壬が「腹上死」の話題があがったのでしょうか。

元大関・貴ノ浪(浪岡貞博)さん

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2015年の6月、43歳という若さで急性心不全で亡くなったのは元大関・貴ノ浪(本名:浪岡貞博さん)さんです。青森県三沢市出身の元大相撲力士で、長身で長い手足からなる深い懐と強い足腰を活かして相手を引っ張り込む姿は、貴ノ浪ならではの取り口ということで話題にもなりました。

貴ノ浪さんが発見されたのは、大阪のとあるラブホテルの一室でした。当時、愛人関係にあった女性と一緒に午前中のホテルに入っていったそうですが、すぐに「相手の体調がおかしい」と愛人が警察に自ら電話をいれたそうです。

119番通報を受け救急隊が向かったそうですが、到着時すでに心肺停止状態でした。死因は「急性心不全」と診断されましたが、ほぼ女性との性行為中の心拍の乱れが原因という「性行死」と言われています。その語は死亡解剖にもまわされたそうです。

腹上死に至る原因

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ほとんどの人が、性行為をしている最中に命を奪われるなんてことは想像もしない人が多いでしょう。命を授かる行為だという認識はあったとしても、そこに自分の命を脅かす危険が潜んでいて、しかもそれが自分が「快楽」と感じているときに訪れるなんて、想像しないのは当然のことです。

また「腹上死」する人の直接的な原因は性行為そのものではありません。一般の人は体力を消耗して眠りに落ちるくらいですが、もともと疾患を持っている人が、セックスによる性的興奮によって疾病へ大きく影響し、死に至らせることが多いです。

次は「腹上死」に至る場合に考えられる原因について、考えてみましょう。

高血圧

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脳血管系の問題があるひと、すなわち高血圧の人は性行為が激しくなりすぎると血圧が上がり、脳出血を起こすことがあります。血圧の上昇が原因で死亡する場合、性行為の真っ最中に亡くなることはごくまれです。行為を終えた直後から数時間経ったのち、脳出血が進み死亡するケースがほとんどです。

激しい性行為の末、血圧が上がり過ぎて死に至った場合、死亡診断書には「虚血性心疾患」「くも膜下出血」「高血圧性疾患」などと記入されることになります。

心臓の疾患

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心臓疾患という言葉はよく耳にしますが、代表的なものとしては狭心症、心筋梗塞などの「虚血性心疾患」、弁膜症、ポンプとしての心臓の働きが弱り、そのため全身に必要な血液が供給されない状態だる「心不全」が挙げられます。

これらの病気を患っている人、もしくは心不全の状態にあるひとは、性行為時の方法を工夫して過度に体力を消耗しないような工夫が必要です。性行為の時の激しい運動や興奮状態によって、その弱った心臓に過大な負荷がかかってしまいまず。

疾患を持つ人によっては、性交時に血管を広げて発作を緩和する硝酸系薬剤を使用することもあるようですが、普段服用している治療薬(バイアグラ)との循環障害を誘発させてしまうという報告もあります。

脳の疾患

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心拍数と関連して、心臓疾患や高血圧は「なんとなく関係するだろうな」とイメージしやすい人が多いようですが、「脳」の疾患も例外ではありません。腹上死に最も関係してくる脳の疾患が「脳動脈瘤」です。

「脳動脈瘤」とは脳の血管の一部が瘤状に膨らんだ状態で、血管から出血していない状態も指します。日本人の中では発症率が5%ほどと、他の癌や生活習慣病の発症率に比べたら低めで、無症状で経過することも多く、脳ドックで指摘されることが多い病気です。

本人の意識のないところで進行していることが多いのですが、状態としては血管につまりができているわけで、性行為の時の急激な血圧や血流の上昇の勢いに負けて出血にいたり、そのまま命を脅かすこととなります。

喫煙

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喫煙は本人の喫煙や受動喫煙のどちらにおいても、体の様々のところに影響(特に悪影響)を与えることは知られています。とくに循環系に及ぼす作用が強く、心拍数の増加に直接かかわってきます。

高血圧の時と同様、血液の流れが急激に変わるということは、心臓にも脳にも非常に負担をかけます。まさに煙草を吸うということはこの血流の勢いを速くさせてしまうことであり、高血圧や心臓の疾患と同様に腹上死の危険性を高めてしまう行為と言えます。

一般的な生活習慣や癌にたいしてだけでなく、このような場合にも危機を引き起こしかねない原因になることを頭に入れておきましょう。

高コレステロール

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特に中年男性の多くは、飲酒や食生活のひずみがたまり高コレステロールの心配をする人が多いですが、そもそもなぜ高コレステロールが健康によくないのかというと、気づかない間に心筋梗塞や脳卒中発症の危険を高めるというところにあります。

高コレステロールは健康診断等の目に見える数字でないとその危険は自分では気づきませんが、放っておいて自分は健康だと思いこみ性行為に臨むと、なんの前兆もなく急激な心拍の急上昇に体が耐えきれなくなった…という事態も起こしかねません。

過度な飲酒

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腹上死についての研究結果によると、腹上死で亡くなった人のおよそ30%が性行為前に飲酒をしていたということが発表されています。これはアルコールを摂取すると血圧は一時的に下がり、その後で急上昇するものだからです。

また、長期的な多量の飲酒では慢性的な高血圧症になるため、性行為でたとえ過度に興奮したりするわけではないという婆でも、調査結果には死亡率が高くなることが記されています。

高血圧の状態が続くと、心臓のポンプ作用にも絶えず強い負荷がのしかかっていることになります。そうすると心疾患のリスクも上がる……つまり、腹上死のリスクも上がることになります。

腹上死しない為の対処法

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