2019年9月4日 更新

シンプリストの生活の心得とメリット!持ち物や服と部屋の選び方も

近年注目を浴びているシンプリストという言葉ですが、あなたはこの言葉の正しい意味やミニマリストとの違いをご存知でしょうか??今回はシンプリストの部屋やキッチンの作り方に服や持ち物、考え方や断捨離での注意点など、シンプリストの生活の実践方法をご紹介していきます!!

目次

シンプリストとは?ミニマリストとの違い

Recycle Bin Paper Waste - Free photo on Pixabay (596905)

同じ意味のように思われがちな「シンプリスト」と「ミニマリスト」ですが、その概念を見ていくと実はかなりの違いがあることがわかります。

「シンプリスト」は自分のこだわりや思いをを大切に、囲われる物を選んでしっかりと軸のある生活を実践しているため、他者から見ても好きなものやこだわりがとても明快です。

しかし、「シンプリスト」は大切だと思える物のみを選んで周りに置くとは言え、自分の持ち物の量が多いか少ないかということをあまり気にしないため、「ミニマリスト」ほど物を減らすことに徹底はしません。

意味

Book Page Literature - Free photo on Pixabay (596916)

「シンプリスト」の語源である『シンプル』とは、簡単や単純という意味を持つ言葉であり、この『シンプル』という言葉が語源である故に、「シンプリスト」とは生活の中の要素を簡単で単純なものにして、統一された生活の実践を心がけている人たちのことを指します。

「シンプリスト」はあくまでも、いかに自分自身が大切にしている思いを軸に自身が幸せだと感じる生活を実践できるかということに質を求めているため、持ち物の値段の高価さなどには勿論のこと、持ち物の数を減らすことにも重きを置きません。

ミニマリストとの違い

Little Girl Computer Portable - Free photo on Pixabay (596957)

「ミニマリスト」という言葉自体は、かつてはロシアにおいて、社会革命党内で妥協的な要素を意味するものでしたが、現代においての「ミニマリスト」とは、語源である『ミニマム』の最少や最低限という意味から、物をできるだけ持たずに必要最低限の暮らしをするという最小限主義者のことを指します。

そして、このような「ミニマリスト」の『持ち物をできる限り少なくする』という暮らしには、持ち物を減らすことで精神面を豊かにして幸せを感じられる生活を送る…という思想があります。
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「ミニマリスト」は生活の要素自体を絞ることで単純にしていく「シンプリスト」とは違い、持ち物を減らすことで生活に必要のない要素を排除していくことで精神的に充実した暮らしの実践を志しますが、暮らしの実践方法にこそ大きな違いがある両者は、『精神的に満たされた幸せな暮らし』を目的としているという点では共通していると言えるでしょう。

しかしそんな最小限主義である「ミニマリスト」の発祥をより深く辿っていくと、実は『ミニマリズム』という表現のスタイルにたどり着くのです。

ミニマリズム発祥の地はアメリカ

Flag Blow Wind - Free image on Pixabay (596972)

『ミニマリズム』とはアメリカにて1960年代にて影響力をもった、最小限まで形や色を突き詰めようとする表現のスタイルのことであり、このようなスタイルで生まれた作品は美学者であるリチャード・ウォルハイムにより『ミニマルアート』と呼ばれるようになり、各国の芸術に大きく影響を与えました。

しかしこの『ミニマリズム』が徐々に意味を変化させていき、海外にて現代の「ミニマリスト」に通ずる『持ち物を必要最低限にする暮らしを実践する人』という意味で使用されるようになったのは2010年頃からで、それが日本へも広まりを見せ始めたことで現在の「ミニマリスト」ブームがあるようです。

シンプリストの部屋やキッチン作り

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「ミニマリスト」とは違い、残したい物は捨てない「シンプリスト」の部屋やキッチン作りでは、全体的は統一感と暮らしやすさを意識することが大切です。

「シンプリスト」が統一感のある部屋やキッチンを作るために押さえておくべきポイントは、購入をしたり残しておく家具や家電などの選び方、手元にある数々の物の収納場所、物が取り出しやすい収納方法…と、様々なことに工夫を凝らすことです。

ここからは、持ち物を減らすことには徹しない「シンプリスト」でも、ごちゃごちゃ感のないすっきりとした部屋やキッチンを作ることができるテクニックをご紹介していきますね。

基本色を決める

Pencils Crayons Colourful - Free photo on Pixabay (597188)

持ち物が多くて部屋が物でいっぱいいっぱい…という場合にも、部屋全体をごちゃごちゃと見せないためには、部屋に置く家具や家電に細かなアイテムなどの色を統一させることがポイントです。

配置する物の基本色を2~3色くらいに絞ってできる限りその色のアイテムでお部屋をまとめ、それ以外の色のアイテムを配置する場合には違和感なく溶けこませられるようにスペースに余裕を持たせたり、配置の場所や周囲の色にも工夫を凝らしましょう。

固定概念を捨てる

Toys Closet - Free photo on Pixabay (597285)

『テレビや机は生活の必需品だから持っておかなければ』、『この場所にはこれを収納するのが常識』などといった固定概念は、「シンプリスト」が暮らしやすい部屋を作る上では大きな妨害となる可能性が高くあります。

一般的にどうなのかではなく、本当に大切だと思うことや持ち物を厳選して生きる「シンプリスト」として、それが自分自身に本当に必要なものであるのかを考えて部屋に置く家具や家電を決めることです。

それから、『靴箱には靴を…』などという収納に関する常識も、この場合の靴のようにそれに該当する物を持たない人にとっては、貴重な収納のスペースを無駄にする邪魔者と化してしまうため、そこが何を入れる場所かに関わらず、何を入れておけば自身が暮らしやすいのかといった思いを優先することが大切です。

低めの家具でスッキリ見せる

Bedroom Cupboard Bed - Free photo on Pixabay (597381)

物を無理に減らさずとも部屋を広くすっきりと見せるためには全体的に背丈が低めの家具を選ぶことで、高い場所の詰まりからくる圧迫感を減らし、部屋をより広く奥行きがあるように見せることができます。

なお、この圧迫感は家具の背丈を低くするだけではなく、背丈の高さや奥行きの幅を揃えたり家具の色を白などの淡い色にすることによって更にやわらげることができますし、大きな鏡を置けば錯覚の効果で奥行きがあってより広い部屋のように見せることもできますよ。

シンプルなデザインを選ぶ

Table Vase Flower - Free photo on Pixabay (597410)

すっきりとした部屋を作るには、大部分を占領して部屋のイメージを大きく左右させる家具を、できるだけシンプルで飽きのこないデザインにすることも大切です。

個性的なデザインやこてこてと装飾がされている物を避け、すっきりとしたデザインでどちらかというと実用性を重視した家具を選ぶことで、大切なコレクションやお気に入りの絵画などを飾ったときのごちゃつきを防ぐことができます。

それに、どんなテイストにも対応できるようなシンプルな家具を選んでおけば、飾りたい物や趣味が変わったときに家具を買い換える必要もなく、無駄な出費を防いで一つの家具を長く大切に使うことにも繋がります。

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