2019年5月25日 更新

仙台女児連続暴行事件の詳細と判決!犯人高山正樹の生い立ちと現在も

仙台女児連続暴行事件をご存知でしょうか?2000年(平成12年)、宮城県仙台市で女児ばかりを狙った暴行事件が多発しました。事件の犯人として逮捕されたのが高山正樹です。死亡者を一人も出していない事件で無期懲役の刑が確定したこの事件ですが、その全貌とは?

目次

犯行後の被害女児に対して高山正樹は謝るどころか「言ったら殺しに行く」や「絶対秘密だからね」などと脅し、きつく口止めをしていました。

実際に被害を受けた女児の中にはその恐怖から、高山正樹の言いつけを守り両親にさえ打ち明けられずにいた女児もいるといいます。

自分の欲のために女児を傷つけ、自らの犯行が発覚するのを恐れ、恐怖におののく女児に対してそのような口止めを行うとは卑劣で狡猾だと怒りを禁じえません。

高山正樹の卑劣な手口【逮捕後】

Skull Horn Death Day Of The - Free image on Pixabay (272674)

高山正樹は逮捕後も反省の弁を発することは一度もなく、自らの保身のために様々な手を使って刑を軽くしようと画策していたのです。

ここからは逮捕後の高山正樹の卑劣な手口に触れたいと思います。

幻聴が聞こえるなどの供述を行い心神耗弱を装う

Woman Praying Believing - Free photo on Pixabay (273055)

高山正樹は、車やさいころのような物が見えた、ボイスチェンジャーの声が聞こえる、猫を探すようにという声が聞こえた等の幻覚・幻聴の症状を訴え、あろうことか女児に対して行ったわいせつ行為やそれを認める調書に署名したことなど、一切記憶がないと供述しました。

精神鑑定の問診に際して犯行に至った動機を「女児に対する性欲とは全く別の理由で、むしろ苦痛だったが汚れていない女児と優秀な遺伝子を残すために行動した」などと意味不明な供述しています。

逮捕された後になっても、反省するどころか荒唐無稽な言い逃れを繰り返し、どうにか刑を軽くしようと考えていたのです。

他受刑者の前でわざと糞尿を垂れ流す

Toilet Paper Hygiene Role - Free photo on Pixabay (273087)

刑務所で一緒にいた受刑者は当初、高山正樹の事を「頭がおかしくなったかわいそうな受刑者」と思っていたようです。高山正樹はうわごとをつぶやき、糞尿を垂れ流していたからです。

しかし、高山正樹は担当者が目を離している時は普通に過しているが、担当者の足音が聞こえると思い出したように手を震わせ、うわごとを呟き始めるということに気が付いたのだといいます。

このことから、異常行為をアピールする相手を選ぶだけの気持ちの余裕があり、精神異常とはとても言えません。高山正樹はどのような手を使ってでも、自分の刑を軽くしようとすることしか考えていないのでしょう。

女児に対する性欲は健在

Sleeping Child Napping - Free photo on Pixabay (273312)

病舎ではテレビを見ることが許されていたそうで、一緒にいた受刑者2人と高山正樹はNHKの旅番組を見ていたそうです。

その番組で小学校低学年くらいのあどけない女児が映った時の高山正樹の一言に、一緒にいた受刑者は背筋が凍る思いだったと言います。

テレビに映った女児を見て高山正樹は「ああ~サシて~」と言いました。この言葉が意味するのは、テレビに映った女児に欲情し、女児に挿入したいという本心を高山正樹が漏らしてしまったということです。

このような男が社会に放たれてしまったら、再び恐ろしい事件が起こることは目に見えていますよね。

検察官への受け答えを拒否

No Negative Finger - Free image on Pixabay (273098)

高山正樹はまともに検察官への受け答えをしなくなります。もしかしたら自分が不利になる要因を排除したいと考えての事なのでしょうか。

日を追うごとに被害者への反省の念が濃くなっていくのが一般的な犯罪者の心理なのだそうですが、高山正樹は逆で、反省の色は見られなくなってしまったようです。

現在も精神病を装い無期停止を望んでいる

Killer Horror Jimmy - Free photo on Pixabay (273150)

高山正樹は一緒にいた受刑者に「早く病院に行きたいな」と言ったことがあり、「ここが病舎でしょう」と返すと「街の精神病院に行きたい」と言ったのだといいます。

高山正樹は重い精神疾患を装い、無期懲役の執行停止を望んでいます。しかし、医務の人間は高山正樹の詐病に気が付いている様子であることが、唯一の救いです。

被害者女児について

Heart Patch Heartache - Free photo on Pixabay (273242)

大人の女性でも見知らぬ男性にわいせつ行為を強要されれば激しく恐怖を覚え、心に傷を受けます。そんな恐ろしい思いをしたのが幼い女児なのですから、彼女達の受けた心の傷は計り知れません。

ここからは被害女児が受けた被害と、判決に大きく影響を与えたであろう被害者と被害者家族の感情、被害者の心の傷についてお伝えしていきます。

実際の被害

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高山正樹は3歳から10歳の性交の意味すら理解できない被害女児に対して、姦淫(膣挿入)こそ既遂に至ったものはないものの、執拗に姦淫を迫り、それに近い体勢(いわゆる素股)を強いたり、口淫をさせたりしていました。

嫌がり泣きじゃくる女児に対し、治療であると嘘をついて黙らせたり、恫喝して自分の言う事を聞かせようとするなどしており、女児に対して自分の性欲を満たす道具のようにしか見ていなかったのでしょう。

姦淫もしていない、死亡者も出していないのに無期懲役という刑は重過ぎるでしょうか?そこには犯行の手口、再犯の危険性、精神耗弱を装うなどの反省のなさ、被害者の数の異常さと、被害者・被害家族の心情、社会に及ぼした影響など様々な要因があり、一概におかした行為=刑ではないといえます。

被害者の後遺症についての噂

Girls Children Kids - Free photo on Pixabay (296689)

この事件について調べていくにあたり、無理な挿入による子宮破裂で子宮摘出を余儀なくされた女児の話や、大腸破裂で人工肛門を余儀なくされた女児の話、歩行困難になった女児の話などをよく目にしました。

もしかすると、起訴された事件やビデオテープに記録されている以外の暴行被害では、そのような被害があったのかもしれませんが、当方はいくら探してもそれらの話を裏付けるような資料は見つけることができませんでした。

起訴されている事件のうち、2件が強姦致傷とされ、そこから憶測が一人歩きした可能性も否定できません。一般的に『強姦』というと、姦淫(膣挿入)があったとイメージする人も多いですが、必ずしも強姦と姦淫がイコールするものではなく、口淫を強要した場合にも強姦罪は適用されるのです。

被害者の供述調書

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