2019年10月22日 更新

犯人がわかっている未解決事件とは?犯人はなぜ捕まらない?

日本には、今なお警察の捜査が迷宮入りとなってしまい時効を過ぎても未解決のままの事件が山のようにあります。その中には、犯人がわかっている未解決事件もあります。ここではその中でも世間で有名になった事件や被害者の遺族の思いなども含めて詳しくみていきます。

Luggage Packaging Travel - Free photo on Pixabay (489796)

他の遺留品は、現金が入っていた空のケースなどたくさんのものが出てきたそうですが、それらも盗んだ品物や大量生産のものがほとんどで直接犯人へのつながりはなかったと発表されています。

その後の捜査と目撃情報

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その後の捜査と目撃情報については、まず警察では、当時現場に居合わせた銀行員の証言から、犯人のモンタージュ写真を全国的に公開したものの、それがきっかけで、その写真に似た事件に全く関係ない人があらぬ疑いをかけられました。そして、その後決定的な証拠も出ないまま、未解決事件として捜査は難航したようです。

そして、目撃情報としては、奪われた現金輸送車が走り去る現場にいた主婦がその車のナンバーを記憶しており、すぐに家に帰宅してから警察に通報したようです。
そして、その車の車種とナンバーがぴったり現金輸送車のナンバーと一致し、捜査開始のきっかけとなりました。この主婦の目撃情報がなければ、捜査開始も遅れていたかもしれません。

上げられた容疑者

Tunnel Flow Woman - Free photo on Pixabay (473359)

犯人像は白バイ警官に扮したり、ダイナマイトの発炎筒を事前に準備するというところから、事前に周到な準備をできていたことからみて、大学生もしくは高卒以上、大卒以上の10代後半~20代の人間であると推測しました。

また、この3億円事件は事件発生翌日には、ボーナスも保険を使って従業員に滞りなく払われ、1人の死者も出なかったことから、前代未聞の誰も損しなかった事件として、逆に世間から犯人をヒーロー扱いする声もあったようです。
Back View Beanie - Free photo on Pixabay (489799)

一番有力な容疑者の説としては、白バイを使ったことから警官の息子が犯人という説で、当時19歳の少年Sでした。捜査本部は当時、捜査が進むにつれて、この少年Sの存在が浮かび上がり、ひそかに注目されていました。

しかし銀行の支店長に送られた脅迫状から出た筆跡や血液型が少年Sと一致せず、真犯人とは確定されませんでしたが、少年はその後青酸カリで自殺し、真相は闇に葬られました。

時効成立後に大量に犯人を名乗る人物が現れる

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この少年Sが犯人と仮定したフィクションの三億円事件をモデルにした映画もその後公開され、時効成立後に白田という作者が「小説家になろう」というサイトで、自らが三億円事件の真犯人という小説も発表し、その後書籍化されてヒットするなど、事件発生から何十年経っても、この事件は色あせない事件として、私たちの心に残っています。

しかし、実際の犯人像とこの少年Sは実際にはかけ離れていたようで、真相は今も未解決のままで本当の事は誰にも分かっていません。

八王子スーパーナンペイ事件

Shopping Supermarket Merchandising - Free photo on Pixabay (473446)

八王子スーパーナンペイ事件とは、1995年7月30日に東京都の八王子市にあるスーパーで、女性スタッフ3名が閉店後のスーパーで頭を拳銃で撃たれて殺されたという未解決事件です。

被害者のうちの2人は、当時女子高生で、この事件は非常に残忍極まりない犯行でとても日本人にこのような犯行は不可能なんではないかといわれ、当時は中国人の犯行と予想されていました。

事件の発端

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事件が起こったのは、お店の閉店後の夜9時17分でした。こぢんまりした八王子のスーパーの事務所内で起こったこの事件当日、週末の特売の最終日で、その日は地域のお祭りの日でもありました。

被害者の女性の中にはアルバイトが終わったらお祭りに行く予定だった人もいます。しかし、閉店の1時間前、お店には何も買わずに周りの様子を伺う不審な男が買い物客の人から目撃されていました。
Grocery Store Market Supermarket - Free photo on Pixabay (473449)

そして、閉店後に店の近くにいた高校生が銃声のような音を耳にし、事務所の中には変わり果てた3人の女性従業員の姿があったといいます。3人は頭を打ち抜かれ、およそ3分ほどの間に射殺されたとみられ、即死でした。

当時、このスーパーナンペイ近くの国道沿いのスーパーやパチンコ店ではほかにも金銭目的の強盗事件が相次いでいましたが、このスーパーの中の金庫の現金には何も手がつけられていなかったのです。金銭目的でないとすると、なぜ何の罪もないパートの女性たちが被害になってしまったのでしょう?

鍵となる粘着テープが貼られていた

Tape Sticky - Free photo on Pixabay (473299)

警察の捜査本部では2015年になってようやく、有力な容疑者への鍵となる証拠を見つけます。遺留品だった粘着テープに特殊な液体を使用した結果、犯人のものらしき指紋が発見されたのです。

しかし指紋の全てが一致したわけではないため、有力な証拠とまではならず、証拠として採用されなかったようです。しかし、この粘着テープで被害者2人は手足を縛られており、頭を1発ずつ至近距離から打たれた状態で倒れておりいましたが、3人の被害者うち1人は粘着テープで手を縛られていない状態で、同じく頭を拳銃で撃たれた状態で倒れていました。

残された足跡

Sand Footsteps Footprints - Free photo on Pixabay (473293)

事件現場に残された足跡が見つかりましたが、1種類だけだったため、事務所に入った犯人は少なくとも1人だけだった可能性が高いです。そして、現場に残された足跡は事務所入り口から金庫の所まで直線になって続いており、そのまま逃走しました。

足跡から、犯人が履いていたとされるスニーカーのサイズを特定し、26センチと特定されました。それらは1990年代に発売された靴で、現在はもう製造されていないものだといいます。

犯行動機は「強盗説」「怨恨説」

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