目次
- 山小屋OL殺人事件とは?
- 山小屋OL殺人事件詳細
- 事件の起きた場所
- 被害者が1人で登山へ
- 家族からの捜索願
- 遺体発見
- 事件の捜査
- 当初は自殺か遭難とみられていた
- 山小屋の管理人を事情聴取
- 事件当日の宿泊名簿
- 登山者の証言
- 大柴勉が犯行を認める
- 大柴勉の犯行詳細
- 殺害方法
- 死体遺棄
- 大柴勉の犯行動機
- 甲府地方にあった悪習の噂
- 悪習復活の噂
- 旅娘輪姦
- 旅娘輪姦の被害者
- 山小屋OL殺人事件との関連性
- 犯人の大柴勉について
- 富士見平小屋の管理人
- 大柴勉の人物像
- 大柴勉には以前から問題があった
- 事件後の裁判
- 甲府地裁の初公判
- 裁判での大柴勉の様子
- 裁判途中から犯行を否認
- 甲府地裁の判決公判
- 懲役13年で確定
- 犯人の大柴勉の現在
- 事件のあった山小屋の現在
- 事件のあった山はどんな所?
- 事件後の山小屋について
- 良くない管理人が続いていた
- 富士見平小屋の周辺の様子
- 宿泊料金やシステム
- 現在の山小屋の評判は?
- 現在の富士見平小屋の口コミ
- 類似する事件
- 比叡山女子大生殺人事件
- 別府秘湯女性看護師強盗殺人事件
- 女性1人旅は危険?危険を回避する方法
- 夜はなるべく出歩かない
- 人の少ない場所は避ける
- 男性と2人きりにならない
- 積極的に話しかけてくる男性には注意
- 旅先ではトラブルや事件に注意を
甲府地裁の判決公判
via pixabay.com
初公判から7ヶ月後の1984年(昭和59年)6月5日に判決公判が甲府地裁で開かれました。検察側は懲役15年の刑を求めましたが、裁判所は懲役12年の刑を言い渡しました。
・登山者を守るべき山小屋の管理人としての立場を放棄した悪質な行為であること
・信頼していた山小屋の管理人による暴行や腐敗した遺体となって発見された今井忍さんの心情は計り知れないこと
・山小屋の管理人大柴勉には反省がみられないこと
・事件が山岳関係者に与えた影響は大きいこと
などが決め手となりました。また、裁判途中から大柴勉と弁護団が「男性3人組の犯行である」と主張したことも刑を逃れるための偽証でとても反省しているようには見えないと心証が悪くなったようです。被告である大柴勉と弁護団は控訴すると発表しています。
・登山者を守るべき山小屋の管理人としての立場を放棄した悪質な行為であること
・信頼していた山小屋の管理人による暴行や腐敗した遺体となって発見された今井忍さんの心情は計り知れないこと
・山小屋の管理人大柴勉には反省がみられないこと
・事件が山岳関係者に与えた影響は大きいこと
などが決め手となりました。また、裁判途中から大柴勉と弁護団が「男性3人組の犯行である」と主張したことも刑を逃れるための偽証でとても反省しているようには見えないと心証が悪くなったようです。被告である大柴勉と弁護団は控訴すると発表しています。
懲役13年で確定
via pixabay.com
1984年6月5日(昭和59年)の判決公判から4か月後の1984年(昭和59年)10月、甲府地方裁判所は被告である大柴勉に対して懲役13年を言い渡しました。
罪状は、婦女暴行致死や遺体遺棄となっており、被告である大柴勉の性的暴行を加えようとしたが失敗したため殺害するという身勝手な行動によって1人の若い女性が亡くなったことを重くみた結果です。
実は、山小屋OL殺人事件が発生する4年前の1979年(昭和54年)7月7日にも登山をしていた2人の若い女性が行方不明になり、1ヶ月後に白骨化した遺体となって発見される事件が発生しています。
罪状は、婦女暴行致死や遺体遺棄となっており、被告である大柴勉の性的暴行を加えようとしたが失敗したため殺害するという身勝手な行動によって1人の若い女性が亡くなったことを重くみた結果です。
実は、山小屋OL殺人事件が発生する4年前の1979年(昭和54年)7月7日にも登山をしていた2人の若い女性が行方不明になり、1ヶ月後に白骨化した遺体となって発見される事件が発生しています。
via pixabay.com
山小屋OL殺人事件の被害者となった今井忍さんの登山ルートと山小屋OL殺人事件の4年前に発生した事件の被害者である2人の若い女性の登山ルートが同じでした。
また、行方不明からしばらくしてから遺体となって発見されたところも類似しています。山梨県警韮崎署は、4年前の若い女性の登山者2人が白骨化した遺体で発見された事件にも大柴勉が関与しているのではないかと追及しました。しかし、この事件に関しては証拠もなく立件は見送られています。
今井忍さん以外にも富士見平小屋に宿泊した若い女性が管理人である大柴勉によって性的暴行を受けそうになったこともありますのでもしかしたら余罪はあったのかもしれません。それがきちんと立件されていれば、大柴勉の刑はもう少し重くなっていたでしょう。
また、行方不明からしばらくしてから遺体となって発見されたところも類似しています。山梨県警韮崎署は、4年前の若い女性の登山者2人が白骨化した遺体で発見された事件にも大柴勉が関与しているのではないかと追及しました。しかし、この事件に関しては証拠もなく立件は見送られています。
今井忍さん以外にも富士見平小屋に宿泊した若い女性が管理人である大柴勉によって性的暴行を受けそうになったこともありますのでもしかしたら余罪はあったのかもしれません。それがきちんと立件されていれば、大柴勉の刑はもう少し重くなっていたでしょう。
犯人の大柴勉の現在
via pixabay.com
1997年(平成9年)に山小屋OL殺人事件の犯人であった大柴勉は、13年の刑期を終えて出所しています。山小屋OL殺人事件の刑が確定した時50歳でしたので、出所時には63歳になっていました。
やはり、加害者の人権は守られなくてはならず、出所後の住まいや家族との関係などどのように生活をしているのかなどは全くわかりません。
身近に住んでいるかもしれない恐怖もありますが、現在は85歳という高齢になっていますので、静かに余生を送っている可能性のほうが高いですね。
やはり、加害者の人権は守られなくてはならず、出所後の住まいや家族との関係などどのように生活をしているのかなどは全くわかりません。
身近に住んでいるかもしれない恐怖もありますが、現在は85歳という高齢になっていますので、静かに余生を送っている可能性のほうが高いですね。
事件のあった山小屋の現在
via pixabay.com
山小屋OL殺人事件が発生した富士見平小屋とはどのような小屋なのでしょうか。事件発生後の様子や今現在の評判などまとめました。
事件のあった山はどんな所?
via pixabay.com
山小屋OL殺人事件が発生した水牆山(みずがきやま)は、山梨県北巨摩郡須玉町にあり標高2、230mで奥秩父の山域の主脈の1つで、日本百名山の1つにもなっている山です。
水牆山(みずがきやま)は基本敵に日帰り登山なので気軽に出かけることができるのも魅力です。のんびり景色を楽しみたい、いつもと違う自然の中でゆっくりしたい時にはテントを張ったり、山小屋へ宿泊したりすることもおすすめです。
日帰り登山可能といっても富士見平小屋を過ぎたころから傾斜は急になってきます。登山道は整備されていますが、ところどころにみられる大きな岩も迫力があります。
日本百名山にも選ばれている水牆山(みずがきやま)は、富士山やアルプス山脈に囲まれており険しい斜面の間から見える美しい景色が登山客を楽しませてくれます。
水牆山(みずがきやま)は基本敵に日帰り登山なので気軽に出かけることができるのも魅力です。のんびり景色を楽しみたい、いつもと違う自然の中でゆっくりしたい時にはテントを張ったり、山小屋へ宿泊したりすることもおすすめです。
日帰り登山可能といっても富士見平小屋を過ぎたころから傾斜は急になってきます。登山道は整備されていますが、ところどころにみられる大きな岩も迫力があります。
日本百名山にも選ばれている水牆山(みずがきやま)は、富士山やアルプス山脈に囲まれており険しい斜面の間から見える美しい景色が登山客を楽しませてくれます。
事件後の山小屋について
via pixabay.com
山小屋OL殺人事件後、富士見平小屋はいったん閉鎖されています。山小屋の管理人が宿泊者に対して性的暴行を加えようとした末に殺害したとなるとイメージは悪いですから当然の判断だと言えます。
それから数年して富士見平小屋は再建しました。富士見平小屋は、小川山と金峰山と瑞牆山(みがきやま)の3つの登山コースの分岐点に位置しています。そのため金峰山と瑞牆山(みがきやま)の両方の山に登りたい人などは富士見平小屋を利用しています。
それから数年して富士見平小屋は再建しました。富士見平小屋は、小川山と金峰山と瑞牆山(みがきやま)の3つの登山コースの分岐点に位置しています。そのため金峰山と瑞牆山(みがきやま)の両方の山に登りたい人などは富士見平小屋を利用しています。
良くない管理人が続いていた
via pixabay.com
富士見平小屋は長い間管理人に恵まれませんでした。山小屋OL殺人事件を起こした大柴勉の前の管理人も評判がよくありませんでした。
しかし、2011年頃から新たに管理人となった人の努力の甲斐があり評判は良くなっていきました。なんでも、この管理人は30年前に富士見平小屋でアルバイトをしており思い入れのある富士見平小屋をよくしたいとの思いで努力されています。
その思いは宿泊客にも伝わり、富士見平小屋を知ってもらおうと宿泊客がHPを立ち上げたりと新たな管理人に対して手助けしようとする人も出てきています。
しかし、2011年頃から新たに管理人となった人の努力の甲斐があり評判は良くなっていきました。なんでも、この管理人は30年前に富士見平小屋でアルバイトをしており思い入れのある富士見平小屋をよくしたいとの思いで努力されています。
その思いは宿泊客にも伝わり、富士見平小屋を知ってもらおうと宿泊客がHPを立ち上げたりと新たな管理人に対して手助けしようとする人も出てきています。
富士見平小屋の周辺の様子
via pixabay.com
富士見平小屋から5分ほどのところに湧き水があります。甘くて口当たりが滑らかなのが特徴です。このお水は飲み放題なので、登山客がここでお水を補給していったり、テント泊の登山客の料理などに使われています。また、富士見平小屋で提供されているコーヒーにもこの湧き水が使われています。
富士見平小屋は登山道から歩いて45分の所に位置しています。この小屋までは比較的緩やかな斜面なので、登山ではなく散歩がてら富士見平小屋まで行って一息ついて帰ることもできます。
富士見平小屋は登山道から歩いて45分の所に位置しています。この小屋までは比較的緩やかな斜面なので、登山ではなく散歩がてら富士見平小屋まで行って一息ついて帰ることもできます。
宿泊料金やシステム
via pixabay.com
富士見平小屋の利用システムは宿泊・素泊まり・食事のみとあります。
宿泊・・・一泊2食付きでトイレ代と布団代を含みます。料金は9,500円です。
素泊まり・・・食事はありませんがトイレ代と布団代込です。料金は4,500円です。
食事のみ・・・朝食と夕食が食べることができます。料金は5,000円です。
また、富士見平小屋の近くにがテント場があります。ここはテントが100張りできるほどの広さがあります。テントは各自持ち込みになりますが、トイレ料金込みで一泊1,000円は格安ですね。
宿泊・・・一泊2食付きでトイレ代と布団代を含みます。料金は9,500円です。
素泊まり・・・食事はありませんがトイレ代と布団代込です。料金は4,500円です。
食事のみ・・・朝食と夕食が食べることができます。料金は5,000円です。
また、富士見平小屋の近くにがテント場があります。ここはテントが100張りできるほどの広さがあります。テントは各自持ち込みになりますが、トイレ料金込みで一泊1,000円は格安ですね。
現在の山小屋の評判は?
4 / 6