2019年8月18日 更新

トリカブト事件の概要は?本庄保険金殺人事件やロス事件についても

トリカブト事件とはトリカブトの毒を使って神谷力が妻を殺害した事件です。無罪を主張していましたが毒殺のトリックが明らかとなり無期懲役が言い渡されました。八木茂が起こした本庄保険金殺人事件や三浦和義のロス事件についても見ていきましょう。

目次

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八木は2009年に再審請求を行いましたが2010年に棄却されました。その後即時抗告を行ったものの2015年に再審開始を認めない決定がなされて特別抗告をしています。

再審請求では45歳で死亡した男性の死因は溺死の可能性が高いと弁護団が主張して再鑑定が行われました。鑑定の結果男性の臓器からはプランクトンが検出されて死因は溺死となりました。

しかし毒物による臓器汚染の可能性は払しょくできないとして再審請求の申し立ては退けられています。トリカブト毒で殺した後に利根川へ遺棄したと供述したのは武まゆみで八木は無罪を主張しています。

保険金殺人が噂されるロス事件

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トリカブト事件と同時期に発生したロス事件は保険金殺人が噂されていましたが、容疑者が留置所で死亡したため真相は分かっていません。

ロス事件では三浦和義と妻が銃撃されて妻が死亡しました。三浦も足を撃たれて負傷しましたが、妻に多額の保険金が掛けられていたことや事件の3か月前にも妻が襲われる事件が起きていたため三浦は一気に容疑をかけられることになりました。

三浦と不倫関係にあった女性がロサンゼルスで亡くなっていたことも三浦が関与したのではないかと見られています。ロス事件について見ていきましょう。

1981年8月31日三浦和義の妻が殴打される事件発生

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1981年8月31日に三浦和義の妻がロサンゼルスを旅行中、ホテルで一人になったとき女に鈍器で頭部を殴打される事件が起きました。

妻は軽傷を負い、1985年に三浦の愛人だった元ポルノ女優が新聞紙面上で犯行を告白して逮捕されました。三浦も殺人未遂容疑で逮捕され懲役6年が確定しました。愛人には懲役2年6か月が確定します。

殴打事件は三浦が愛人にハンマーで殴打させたものでした。当初は匿名で報道されていた元ポルノ女優の名は実名報道されるようになります。

1981年11月18日三浦和義と妻が銃撃されて妻が死亡

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殴打事件から約3か月後の11月18日にロサンゼルス市内の駐車場で三浦和義と妻が銃撃される事件が発生しました。三浦は足を撃たれ負傷、妻は頭を打たれて意識不明の重体となり意識が戻らないまま11月30日に死亡しました。

三浦はグリーンの車に乗った2人組の男に襲撃されたと話し、悲劇の夫としてマスコミに扱われました。アメリカ軍の協力を得て妻を日本の病院に移送する際には上空のヘリコプターに対して地上から発炎筒で誘導する場面が印象的に報道されています。

妻の父親は銃撃事件の実行犯逮捕や有罪判決につながる情報提供者に懸賞金1万ドルを支払うと発表しました。

保険金目当ての犯行が疑われ逮捕

Police Arrest Detention - Free photo on Pixabay (566870)

事件に関する報道は妻の死亡に伴い収束しましたが1984に週刊文春が、三浦が妻に多額の保険金を掛けていたため保険金目的の殺人事件ではないのかという内容の記事を掲載しました。

実際に妻には多額の保険金が掛けられていて妻の死後3社から1億5000万円を受け取っています。三浦がメディアに積極的に露出していたこともあり報道は過熱化しました。

三浦のプライバシーは著しく侵害され、自宅へマスコミに不法侵入されたこともありました。1985年に殴打事件で逮捕された後、銃撃事件の殺人と詐欺容疑で再逮捕されます。

無期懲役から逆転無罪へ

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1994年に氏名不詳者と殺人を共謀したとして無期懲役の判決が下りました。三浦が控訴をした結果、実行犯が特定できないことから証拠不十分で逆転無罪となります。

ただしグリーンの車に乗った2人組に襲われたことなどについては虚偽の供述である可能性が高いとされました。検察が上告をしましたが2003年に無罪が確定します。

事件当時はほとんどのマスコミが三浦を犯人として報じていたこともあり無罪を大きく報道するマスコミはあまりいませんでした。保険金については3社から返還訴訟を起こされて2社に8000万円を返還し1社とは和解しました。

ロス事件の捜査が進行中だったアメリカで逮捕される

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2008年2月22日にアメリカの自治領であるサイパン島にいたところをロサンゼルス市警察に殺人容疑で逮捕されました。アメリカでは殺人の時効がなく、ロス事件については捜査が進行中だったためです。

アメリカの捜査当局はロサンゼルスへの移送を目指していましたが、三浦は日本で無罪が確定していたことから身柄の拘束は不当だとして法廷で争うことになりました。

2008年9月26日に殺人罪の逮捕状は無効だが殺人の共謀罪については日本で裁かれていないとする決定がなされ、10月10日にサイパンからロサンゼルス市警に身柄移送されました。

留置所で自殺

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ロサンゼルスに到着した三浦は2008年10月に留置所で首を吊って自殺を図りました。警察は自殺と発表しましたが弁護側は他殺だと主張しています。

三浦はロス事件の他にジェイン・ドウ・88事件の疑惑もあります。1979年にロサンゼルス郊外で発見された女性の遺体が三浦と不倫関係にあった女性だと判明したためです。

女性の死後に三浦が口座から400万円以上引き出していたことが発覚しましたが日本では証拠不十分で立件されませんでした。アメリカでは三浦が容疑者だと結論付ける捜査結果が発表されています。

保険金目的の殺人が後を絶たないがトリックは必ずばれる

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保険金を目的とした殺人はトリカブト事件、本庄保険金殺人事件、ロス事件など後を絶ちません。人の命よりもお金に目がくらんでしまうのは悲しいことですが、どんなトリックを使っても事件は必ずバレます。

殺人という行為は非常に残忍で冷酷です。特に保険金殺人は身内に対して行われることが多いため人間関係に大きな影響を及ぼします。

亡くなった方や遺族の方に想いを馳せつつ、同じような事件が起きることのないよう願うばかりです。

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