2021年4月16日 更新

神奈川県警が無能と言われるのはなぜ?神奈川県警の不祥事まとめ!

神奈川県警が問題を起こすと「また神奈川県警か」という厳しい声がネットで溢れかえり、神奈川県に住んでいなくても神奈川県警に対する酷評をよく耳にします。一体なぜここまでの酷評を得てしまったのか?その理由を探りながら、今までの不祥事や問題を紹介していきます!

目次

銃刀法違反事件のための捜査令状を裁判所に請求する際、虚偽の内容を捜査報告書として作成し上司に提出したとして、有印私文書作成容疑・同行使容疑で、川崎署に勤務する35歳の男性警部補と29歳の男性巡査長ら計6名が書類送検されました。

警部補らは、銃刀法違反事件の捜査で捜索差し押さえ令状を請求するため、事件の関係者が捜索予定の建物に出入りする様子を見たなどという虚偽の報告書を計17通作成します。そのうち16通を、上司に提出しました。幹部補は「実績を上げたかった」と容疑を認めており、停職3ヶ月の懲戒処分を受けましたが、同日付けで依願退職を届け出ています。

運転免許課の事務職員が飲酒運転

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運転免許の学科試験の採点などを担当していた神奈川県警運転免許課の事務職員が、酒気帯び運転で事故を起こし、現行犯逮捕されました。容疑者は「間違いない」と容疑を認めています。

容疑者は、勤務後に同僚らと飲み会に参加し、職場近くに停めていた乗用車で帰ろうとしたところ、横浜市戸塚区で前を走っていた女性の車に追突、女性は病院へ運ばれました。

容疑者は「飲み会の後に買い物をしてコーヒーを飲んだので酔いがさめたような気がした」と話していますが、呼気検査からは基準値を超えるアルコールが検出されています。

2019年:川崎臨港署地域課の男性巡査長の痴漢行為

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電車内で女性の尻を触ったとして、川崎臨港署の男性巡査部長が書類送検されました。巡査部長はJR池袋駅にて2時間ほど好みの女性を探し、停車していた埼京線の電車内で20代の女性の尻を手で触ったとのことです。目撃した乗客の男性が巡査部長を取り押さえ、駅員が110番通報しました。

巡査部長は「埼京線は痴漢が多いと聞いてバレないと思ってやった」「1年半ぐらい前から月に1回ぐらい痴漢をしていた」と供述しています。県警監察官室は、巡査部長を減給6ヶ月の懲戒処分としましたが、巡査部長は依願退職を提出しました。

2020年:業務上横領及び公用文書等毀棄

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交番に届けられていた財布及び現金を横領し、該当の窃盗被害届などの公用文書等を自宅に持ち帰っていた男性巡査が、書類送検されました。男性巡査は処分されるまで、20回程度犯行を繰り返していたのです。また、保管していた鍵束について、「家に侵入し金を盗めると思ったため保有していた」と証言しています。

その他にも、保護対象者を見誤り嘘の報告をしたとして、虚偽有印公文書作成及び保護責任者遺棄致死容疑で6人の警察官が書類送検されました。飲酒運転による事故の隠滅、部下の男性景観への暴行事件など、これまで同様様々なトラブルを起こしています。

2021年:器物破損による停職処分

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駅構内で、20代女性のバッグに自身の体液を付着させたとし、男性巡査が逮捕・処分されました。2020年から同じ行為を複数回行っており、被害にあった女性は5人以上です。器物破損容疑で書類送検され、停職6か月の処分を受けたものの、同日付で依願退職しています。

また、40代の男性警部補は、捜査で知った情報を暴力団関係者に伝え、金品を受け取った疑いが持たれています。事実関係を調べているため、2021年4月時点では処分が決まっていません。

神奈川県警はなぜ不祥事が多いのか?

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ここまで、非常に多くの不祥事や問題を紹介してきましたが、一体なぜ神奈川県警はこれほど不祥事が多いのでしょうか。その原因としては、県警の採用基準の低下により、警察官のレベルが下がったことに大きく関係しているといわれています。

神奈川県警では一時期、殉職者が非常に多く出た時期がありました。そのため欠員が多く発生し、それを補う必要があったことから、採用試験の基準を下げることになります。結果的に、低い基準で多くの警察官が採用されたことから、モラルの低下が発生し、不祥事等のトラブル多発に繋がっていると考えられるでしょう。
Writing Pen Man - Free photo on Pixabay (717557)

他県の警察でも、失敗や問題を起こすことはあります。不都合な事実を、隠していた事例も少なくありません。しかし神奈川県警に関しては、正義感の強い勇気ある者による内部告発が多いため、不祥事が公表されやすいという背景もあります。

不祥事の事例が多いイコール、「無能」という表現は、安易すぎるでしょう。また、神奈川県警は隣県の警視庁と仲が悪く、何かあると警視庁が情報をマスコミなどに提供しているのではないかという噂も存在します。

不祥事が頻発する理由は、「無能」というだけではなく、警察内部の体制や警察官の意識、周りの影響など様々な要素が関連していると言えるでしょう。

神奈川県警に対する世間の反応

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ネットの検索欄に「神奈川県警」と入力するだけで「不祥事」「無能」「また神奈川県警か」といった関連情報が、たくさん出てきます。Wikipediaに不祥事専用のページが作られているだけではなく、まとめブログ2チャンネルのスレッド、YouTube動画まで、様々な媒体で取り上げられているのです。

問題の大小問わず不祥事が多発したこと、警察官のモラル低下などが浮き彫りとなり、神奈川県警は世間からの信頼を失ってしまいます。そのため、「市民にできることはないか」という熱い想いが生まれ、「神奈川県警見張番」という市民団体が設立されることとなりました。

県警本部や県内の警察署が不正、不当な行動を行っていないか監視し、これを是正することを目的とする団体です。政治の勢力や、特定の団体に利するような行動はしないとされています。神奈川県警を適切に監視し、神奈川県全体をより良くすることに繋がっていくでしょう。

悪いイメージを払拭することはできるのか

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神奈川県警は今までに、多くの不祥事を起こし、現在も様々な問題を抱えています。そのため、県内外が持つイメージは悪く、一挙手一投足が注目される県警と言えるでしょう。しかし、今までの教訓を受けてか、近年では警察署内でいろいろな対策が行われ、市民団体の結成も伴い改善されることが期待されています。

また、今後の神奈川県警の採用試験は厳しくなると騒がれていますが、県警が求めるような人材が育っていき、近い将来、「不祥事のデパート」と呼ばれていた頃が過去のものになる時代も来ることでしょう。それまでは、厳しくも温かく、長期的に見守り続ける必要があります。

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