2021年4月16日 更新

神奈川県警が無能と言われるのはなぜ?神奈川県警の不祥事まとめ!

神奈川県警が問題を起こすと「また神奈川県警か」という厳しい声がネットで溢れかえり、神奈川県に住んでいなくても神奈川県警に対する酷評をよく耳にします。一体なぜここまでの酷評を得てしまったのか?その理由を探りながら、今までの不祥事や問題を紹介していきます!

目次

横浜市のホームページに、市内小学校への爆破予告の書き込みがありました。サイバーテロとして神奈川県警は捜査を始め、都内に住む当時19歳の大学生を逮捕します。

少年は一貫して身の潔白を訴え続けましたが、「自分で無罪を証明してみろ」「少年院に入ることになるぞ」などと自白を迫られました。のちに少年は無実で釈放され、県警が誤認逮捕を認め謝罪しています。

誤認逮捕された少年は、取り調べで激しい脅し、自白の強要を受けただけではなく、通っていた大学も退学処分となりました。ネット上では、冤罪により人生を狂わされた少年へのエールと、多くの同情の声が集まっています。

2013年:伊勢佐木警察署刑事第一課で106件の事件放置が発覚

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1992~2004年までに取り扱った106件の事件案件を、送検せず、さらには時効が成立するというずさんな事件が発生しました。当時の刑事一課長や係長など計40人から事情を聴いたところ、引き継ぎの不徹底や事件管理のずさんさが原因だとし、意図的に放置したものではなかったと主張します。

等事件が発覚した経緯は、傷害事件の被害男性からの問い合わせです。事件の捜査に関する問い合わせがあり、署員が倉庫を調べたところ、ダンボールから放置されたままの被害届や、100点以上の証拠品が次々と見つかりました。

神奈川県警は放置していた106件のうち、32件を送検します。被害者や関係者には経緯を説明し、謝罪と共に再捜査を伝えたようです。残りの事件も順次送検する予定ですが、いずれも時効のため不起訴になるとみられています。県警は「不適切で遺憾」「お詫びいたします」と陳謝し、再発防止に努めると発表していました。

2015年:川崎市中1男子生徒殺害事件では事件前に犯人と接触

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当時中学1年生の少年が、業務用カッターで全身43箇所も切りつけられ惨殺された事件であり、社会に大きな衝撃を与えました。事件の発覚は、川崎市内の公園で発生した火事からです。公衆トイレから出火し、目撃者が119番通報を行いました。警官が駆け付け現場を確認したところ、惨殺された少年の衣服や靴底等が発見されます。

さらに、出火現場の近くの河川敷から、息絶えた裸の少年も発見されました。公園の火事は、証拠隠滅のため、加害者少年3人が行ったものだったのです。

実は、この痛ましい事件が発生する一週間前、神奈川県警は被害者少年本人から、加害者たちの相談を受けています。「殴られた」と相談を受けていたものの、一般的なトラブルとして事件化等はしませんでした。現在でも、ネットの中には、「あの時にきちんと話を聞いていれば」と悔やまれる声が挙がっています。

2018年:座間事件では集団自殺を疑い捜査

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2018年、9人もの人々が殺される連続殺人事件が発生しました。事件発覚前、複数件の行方不明事件が発生します。行方不明になった人々の携帯電話の発信記録を調べたところ、いずれも神奈川県座間市の基地局が検知していました。そのため行方不明事件を担当する他県警察は、神奈川県警に捜査協力を依頼します。

しかし、神奈川県警は、わずか数名を投入しただけで積極的な捜査は行いませんでした。神奈川県警が行った捜査は非常にずさんで、殺人事件を「集団自殺」と思い込み、自殺者が集まりそうな場所に捜査範囲をひろげただけで、防犯カメラや犯人宅周辺を調べることもありませんでした。

最後の被害者の兄が、高尾警察署に捜索願を出したことで捜査が進展しました。高尾警察署員が犯人宅に潜入し、事件の全体像が明らかとなったのです。神奈川県警が、初動の段階でもっと積極的に捜査に協力していれば、被害者をここまで増やさずに済んだ可能性が高いといわれています。

2019年:小林誠容疑者の逃走

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窃盗と覚醒剤使用、住居侵入で実刑判決が確定していた受刑者の自宅を、検察庁の職員と警察官が訪れ収容しようと試みます。しかし訪問時、受刑者は刃物を持ち出し抵抗、そのまま車で逃走するという事件が発生しました。

警察が同行していたにも関わらず受刑者を逃したこともそうですが、保身のためか発表が遅くなってしまい、刃物を持った受刑者への注意喚起が約4時間遅れ、世間から激しく批判されることとなります。

その後、丸2日が経過しても容疑者の行方は分からず、容疑者が立ち寄った形跡がある県内の各市町では学校の休校が続くなど影響が広がりました。

神奈川県警の警察内部で起きた事件や疑惑

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ここまでは、神奈川県警のずさんな捜査や見解が原因で、本来防げたはずの事件を紹介してきました。ここからは、現職の警察官が警察内部で起こした事件についてご紹介していきましょう。

警察官の中にも、権力やコネを利用し、欲望を満たそうとする人々がいます。神奈川県警では、特に上層部に存在する利益主義者が原因で、景観への教育や意識、体制不備によるトラブルが多発していると言わざるを得ません。そのため、「無能」と評価されることが少なくないのです。

1999年:警察官の覚せい剤使用と隠ぺい工作

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1996年、神奈川県警外事課の警部補の職についていた人物が、飲食店で知り合った女性と不倫をし、警察官でありながら覚醒剤を使用するようになりました。同年中には、覚せい剤使用による妄想が激しくなったため、薬物使用を自供します。当時、警察官の腕には、覚醒剤使用を裏付ける注射跡があったようです。

当時の課長代理は、監察官室長や警務部長など県警内部の人物に事態を報告し、生活安全部長に事後処理方法について相談しました。最終的には県警本部長の意向で、現職警察官の覚醒剤使用を隠蔽することが決定します。覚醒剤を使用した警部補の尿から陽性反応が出なくなるまで、横浜市内のホテルで軟禁し、警部補は「不倫」という理由で諭旨免職となりました。

しかし、1999年にこれらの隠蔽事実が発覚します。元警部補は覚醒剤取締法で起訴され、当時の隠蔽に関わった人物は、犯人隠匿罪で起訴されました。県警内部に覚醒剤使用者が生まれたことも問題ですが、それらを組織ぐるみで隠蔽しようとする体質が非常に大きな問題とされ、激しくバッシングを受けます。

1999年:藤沢北警察署の巡査長のレイプ

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当時巡査長だった警察官が、交通違反をした18歳の女性に覚醒剤を提供し、使用させました。そして、巡査長はことあるごとに覚醒剤を理由に「逮捕する」と女性を脅し、取調室に呼び出したのちレイプを行なっていたのです。

3年間で、10回以上繰り返されていました。その後、藤沢北署の巡査長は損害賠償請求を受けましたが、原告側がこの賠償請求を取り下げたことによって事件は終了しています。

2000年:加賀町警察署の巡査のわいせつ行為

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加賀町警察署に勤務していた当時25歳の男性巡査が、同署の留置所に拘留されていた女性被告に対して、わいせつな行為をしていたことが判明しました。女性被告が別の捜査員に取り調べを受けている際に、男性巡査に無理やり体を触られたことを告白したことから事件が発覚します。

事件発覚の翌日、この男性巡査は特別公務員暴行陵虐(りょうぎゃく)容疑で逮捕されました。そして、同日付けで懲戒免職となっています。

神奈川県警女性隊員殺害事件

Gun Hands Black - Free photo on Pixabay (703392)

神奈川県警音楽隊員の28歳の女性の悲鳴が、マンションに響き渡りました。隣人が駆けつけた時には、女性の胸に刃渡り17cmのサバイバルナイフが突き刺さっており、同音楽隊メンバーの警部補である男性が首を吊っていたのです。救急隊員が駆けつけた時には、2名とも既に死亡していました。

県警監察室は事件が起こる前に女性隊員から事情聴取しており、女性は「交際を迫られて困っている」と相談をしていたそうです。男性警部補はあらかじめ遺書を上司などに残していたことから、最初から自殺するつもりだったとみられています。

ストーカー殺人を犯し自殺した男性警部補ですが、「自殺」のため懲戒免職にできず、退職金が支給されました。殺人犯に退職金が支払われたことに、世間から多くの非難が殺到します。その後、警部補は被疑者死亡で不起訴処分となり、この事件に対する報道は、さらに過熱しました。

2003年~:警察本部の裏金問題

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