2019年7月25日 更新

宮古島の伝統行事パーントゥの実態!お祭りの問題点と注意点

夏に最高の沖縄ビーチ。しかし、沖縄の島々には奇妙な伝統行事があるのをご存知でしょうか?とくに奇妙だと話題になっているのが、宮古島ののパーントゥ。南国のイメージを大幅に裏切る宮古島の謎。これからパーントゥの実態についてご説明いたします。

その年に選ばれたパーントゥは、ンマリガー聖地で泥を塗りこんだ後、集落へよりまず先に集落のムトゥを廻ります。ムトゥとは、集落ではじめに訪れる地区を仕切る男たちの集まりの場のことです。

パーントゥは、ムトゥでまず挨拶を地区を仕切る男たちにすることが、古い伝統方式になっているのです。ムトゥでパーントゥに挨拶をされた地区の男たちは、神様が挨拶をしてくれたことに意気揚々とするのです。

神様と崇められているパーントゥが挨拶をすることは、ムトゥにいる地区の男たちがその年の厄払いができたと意気揚々とするために必要なのです。

集落へ

Japan Jin Ze Shirakawa Xiang - Free photo on Pixabay (505739)

ムトゥで挨拶を終えたパーントゥたちは、いよいよ集落の島人に泥を塗りに廻ることができます。パーントゥは、狙う島人がいますが見つけた人はまずは襲うようになっています。

島人は祭りの人の夜、ほかの島人の叫び声を聞きパーントゥは来るかをおびえながらパーントゥに備えています。パーントゥは、まず外の道での島人を襲いその後は家々に上がり込み狙ったものに泥を塗りたくるのです。島人たちは、パーントゥの強烈な臭いと不気味なパーントゥの姿におびえながらも、厄払いができたと微笑むのです。

パーントゥの実態

Mushrooms Toadstools Ridges Light - Free photo on Pixabay (505731)

無形文化遺産として保護されている宮古島の集落独特のパーントゥ。以前は地区内で密かに行われており広く周知はされていませんでした。

密かに行われていたパーントゥにはいろいろと問題があるようです。これから、パーントゥの実態についてご紹介します。

身にまとっている泥は強烈な臭い

Lavender Syrup Sugar - Free photo on Pixabay (505723)

パーントゥが身にまとっている泥は強烈な臭いがします。聖地ムトゥから採取した神聖な泥として宮古島のパーントゥを行う地区の島人に崇められているパーントゥの泥。

島尻地区のパーントゥに安易に参加して、パーントゥに聖なる泥を塗りつけられたら2日間は臭いがとれないと言われれる強烈な泥です。宮古島の2つの集落の人々は、パーントゥの強烈な泥をわざわざ塗り付けることが厄払いや悪霊払いになると考え、一般の人から見るとオカルトレベルの行いにも見えます。

人や建物、車などに泥をつける

Off Road Jeep Trail - Free photo on Pixabay (505715)

宮古島の上野地区のパーントゥ祭りでは、パーントゥが強烈な臭いの泥を塗りつけることはありません。しかし、平良島尻地区のパーントゥ祭りは、パーントゥ自体が若者というこもあり容赦なく強烈な臭いの泥を塗りつけてきます。

平良島尻地区のパーントゥは島人や環境客に泥を塗りつけるにとどまらず、なんと島人の家、電柱、自動車にまで泥を付けます。宮古島の2つの集落の人々が思い描いているパーントゥは、現実には負の文化遺産と言っても良いレベルと言われています。

新築の家や事務所は必ず訪れる

Hello Kitchen Eating - Free image on Pixabay (505709)

新築の家や事務所は必ず訪れるのが、宮古島の2つの地区のパーントゥの怖いところです。上野地区のパーントゥは、人々に強烈な臭いの泥を塗りたくるかわりに、上野地区の各々の家を周ります。

とくに、新しくてきれいなところを好み新築の家や事務所は必ずパーントゥがやってきます。きれいなところをわざわざ宮古島の2つの地区では、神聖であり強烈な臭いのする泥を付けることが厄払いや悪例払いになると、考えています。

勝手に家に上がり込む

Town Buildings Urban - Free photo on Pixabay (505706)

平良島尻地区のパーントゥも、上野地区のパーントゥも狙った家・事務所・自動車を勝手に上がり込み強烈な臭いの泥で悪霊払いにやってきます。アメリカのハロウィンのような「トリックオアトリート」のかわいい言葉がけもなく、無断で島尻地区では上がり込み、上野地区はひっそり上がり込み強烈な臭いを付けます。

これが宮古島のパーントゥの実態で、暗くじめじめしたところを好み新しくきれいな家・事務所・自動車などを泥をつける恐ろしい行事です。

聖域「ムトゥ」ではお酒を振る舞う

The Art Of Religion Israel Holy - Free photo on Pixabay (505701)

パーントゥが集落へ入り込む前に訪れるムトゥ。ムトゥには、地区を取り仕切る男たちがあつまっている場所です。宮古島では古酒・泡盛を好み男である限り泡盛に強くなれという意識があり、集まりごとに泡盛を飲みかわします。

ムトゥには、パーントゥ用のお酒が用意されていて、パーントゥがお酒が弱くても強制的に飲まされます。パーントゥの祭りの際にはお酒がつきものになっています。

観光客が起こした事件が問題に

Complaint Exclamation Skulls - Free image on Pixabay (505686)

このように、宮古島の2つの地区で保護されているパーントゥにはたくさんの問題点がありました。内内で行われていたパーントゥが周知されたことで、興味を持った観光客がひどい目にあったとクレームが相次いだようです。

さらに、観光客が怒り暴行事件を引き起こしました。その事件についてこれからご紹介いたします。

観光客が怒り暴行

Fist Bump Anger Hand - Free photo on Pixabay (505678)

内内で行われていたパーントゥが周知されたことにより、スピリチュアルな行いだと勘違いした観光客が安易な好奇心とパーントゥの実態の差に怒り心頭し暴行事件になりました。

パーントゥから塗られた泥が予想以上に強烈に臭かったのか暗くてじめじめしたパーントゥに対する恐怖心からか、観光客がパーントゥに暴行しました。このことから、宮古島ではパーントゥを開催取りやめを検討しましたが、結局無形文化遺産として保護されることになりました。

パーントゥの現在

Be Being Aware - Free image on Pixabay (505650)

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