2019年8月5日 更新

タルパの作り方と視覚化する方法は?タルパのメリットと危険性も

「タルパ」とは人口未知霊体のことであり、正しい作り方を行えば誰でも視覚化することができます。この記事では、タルパの作り方やそれに伴う危険性、またイマジナリーフレンドとの違いなどを詳細にご紹介していきましょう。タルパに興味がある人は、参考にしてみてください。

目次

タルパとは?

Book Bible Scripture Open - Free photo on Pixabay (110600)

現在日本では、インターネット上で、タルパやイマジナリーフレンドの情報が、多数取り上げられています。タルパやイマジナリーフレンドを作ることによって、会話をしたり、その存在と交流を楽しめると話題になっているのです。

しかし、タルパやイマジナリーフレンドとの付き合い方を間違ったり、安易に作り出してしまうことによって、危険性が伴うことはあまり周知されていません。この記事では、タルパやイマジナリーフレンドの作り方はもちろん、付き合い方や危険性についても詳細に解説していきます。

タルパに興味があり、作りだそうとしているのなら、これらの情報を正しく理解し受け入れたうえで、実行してみるといいでしょう。

タルパって何?

Tibet China Mountains - Free photo on Pixabay (110605)

タルパとは、人工未知霊体のことです。人間が、何もない状態からイマジネーションを使い、霊体を作り出し、その作りだした存在を「タルパ」と呼びます。想像力を使用して作り出した存在が「タルパ」と呼ばれるものになりますが、「妄想」「精神病」といったネガティブな捉え方をする人もいるでしょう。

正しく精密にタルパを作り出すと、会話をすることもできますし、日常生活において視覚化することも可能になります。つまり、1個体としてコミュニケーションをとることもできるのです。タルパを精密に作り出すと、タルパ自身に個性が見られるようになります。

タルパを作り出すことで、日常生活に刺激を与えたり、楽しみを作り出すことが可能です。しかし、タルパを作り出すことには、リスクも伴います。この記事では、タルパの作り方と、タルパを作り出したことによって発生するリスクについて、解説していきましょう。

タルパの歴史

Singing Bowl Bowls - Free photo on Pixabay (110606)

「タルパ」とは、正式名「Tulpa(トゥルパ)」と呼ばれ、チベット語になります。トゥルパとは「変化身」「化身」を示す言葉として用いられ、インド仏教・チベット仏教でも使用される言葉です。そのため、インド仏教、チベット仏教それぞれにトゥルパの概念が存在しています。

トゥルパという概念が、日本のタルパと近しいのは、チベット仏教の概念です。チベットでは、自身の分身のことを「トゥルパ」と呼び、肉体とは異なり何百年も生き続ける存在だとしています。

実際に、何もない所から、1個体を誕生させ、第三者とそれらを共有したという記述もあり、古くからトゥルパに関する術式があったことが想像できるのです。
Female Woman Fantasy - Free image on Pixabay (110846)

1927年米国チベット仏教研究者は、チベット仏教の一部の教えを訳し、「チベット死者の書」というものを出版しました。その中に「トゥルパ」の記載があり、悟りを得た者たちは、化身を千変万化(せんぺんばんか)させ一度に現すことが可能だと記述したのです。

20世紀には、実際にこれらの状況を目にしたベルギー人が、悟りを得た人ではなくても、程度の低いトゥルパなら、誰でも作り出すことができると発信しています。トゥルパを作り出すには、集中力とその人物の心の質が重要であると、語っていました。

タルパの作り方①視覚化の練習

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それではここから、タルパの作り方について、ご紹介していきます。タルパを作り出すためには、順序立てて作業を行う必要があるのです。順序立てた作業を繰り返すことによって、精密なタルパを作り出すことができます。

精密に作られたタルパは、自我を持ち、会話を楽しむこともできますし、タルパ同士で会話をしたり外出することもあるようです。

目を閉じて物をイメージしてみる

The Sanctum Sanctorum Desk Book - Free photo on Pixabay (111321)

タルパを作るためには、まず想像した物を視覚化できるようになる必要があります。タルパとは自身が思い描いた人物を、現実に視覚化させることであり、タルパ作成初心者はまず、視覚化させる練習をする必要があるのです。まず、目を閉じて「物」をイメージします。

この時イメージする物は、どういったものでもかまいません。イメージしやすいように、身近な物を想像してみるといいでしょう。また、この時、造りが細かすぎる物をイメージしてしまうと、視覚化が難しくなってしまうため、できるだけ身近で簡単な形状をした物を想像してみてください。

上下左右に見る位置を変える

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イメージする物を決めたら、頭の中でその「物」に注目し、正面から想像します。目を閉じ、正面から「物」を想像した後、それらを上下左右から眺めるようにしてみましょう。つまり、頭の中で想像した「物」を見る位置を変え、あらゆる角度から眺めてみるのです。

この時、イメージした「物」の細部が想像しづらくても、目を開けてはいけません。自身が思いつく範囲の状況で構いませんので、最初にイメージした「物」を上下左右から見た映像を想像してください。もし、開いたり動かせる部分があれば、それを頭の中で開いたり動かしてもいいでしょう。

イメージしたものを動かして頭の中で見る

Man Young Male - Free photo on Pixabay (111325)

最初にイメージした「物」を正面から捉え、そして上下左右から眺めてみた後、イメージした「物」を動かしてみましょう。頭の中で描いた場所から、移動させ、その「物」がどのように形を変えるか、またどのような見え方になるか思い描くのです。

放り投げてみたり、触ってみるなど、具体的に自分の動作を加えても構いません。ここで、イメージした「物」の感覚が薄れるようなら、一番初めに戻り、再度「物」を具体的に正面から捉えるところからやり直しましょう。

そっと目を開けてイメージした物を見る

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イメージした「物」を動かせ、その映像が鮮明であれば、そっと目を開け、イメージに使用した実際の「物」を見つめてみましょう。最初にイメージした「物」が身近にない場合、携帯電話などでその映像をすぐに見られる状態に、イメージした「物」と携帯映像を重ねるようにします。

この時、自分の意識以外でイメージした「物」がすぐに消えてしまうようなら、もう一度初めに戻って、「物」を明確に想像する必要があるでしょう。

正しくイメージ出来ているかどうか判断する基準は、目を開けた時、実際の「物」とイメージした「物」を重ねた後、そこから少しイメージした「物」を動かし、また実際の「物」と重ねる作業ができるかどうかで判断することができます。

現実の風景と想像した物が合わさる状態

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「物」をイメージし、目を開けるのは、現実の風景と想像した「物」を合わせる状態を作るためです。つまり、自身の想像を、現実と紐づけていく作業になります。

現実と紐づけていくことで、想像を視覚化できるようになるのですが、想像力が足りなかったり、曖昧なまま目を開けてしまうと、想像した「物」がすぐに消えてしまうのです。初めて視覚化を行った場合、大半の人は現実とイメージした「物」を紐づけることができません。

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