2019年3月11日 更新

一見さんお断りの理由と入り方は?東京や京都の一見さんお断り店も

「一見さんお断り」のお店に入ったことがないという方は多いのではないでしょうか?この記事ではこの言葉の意味や理由などの基本的なことからご紹介します。京都の店だけではなく東京の店でも一見さの理のお店があるので、入り方をチェックしてからお店を訪問してください。

目次

一見さんお断りの意味とは

Hatena Think About Question The - Free image on Pixabay (96627)

「一見さんお断り」という言葉を耳にしたことはあるでしょうか。この言葉に対して、何となく敷居が高いと感じている方も多いと思います。

では、どこまでが一見さんが具体的にどのような人を差すのかはご存知でしょうか。何となくのニュアンスでしか認知しておらず、粉かな意味を理解していない方も多いのです。

まずは「一見さんお断り」の意味を確認しておきましょう。そして、「一見さんお断り」とうたっているお店が多い地域についてもご紹介しましょう。

一見さんお断りの意味

Salmon Sushi Dining Room - Free photo on Pixabay (96629)

まずは「一見さんお断り」の意味を確認しておきましょう。お店の前にこの文言が書いてあっても意味が分からなければ正しくそのお店のことを理解できません。

そもそも「一見さんお断り」は「初めてのお客さんはお断りします」という意味の言葉です。「一見さん」というのは「そのお店に初めて訪れる人」のことを意味するのです。

ふらっと立ち寄れるようなお店ではないので、カフェやファミレスのように気軽には入店できないのです。

一見さんお断りの店が多い地域

Architecture Japan Kyoto - Free photo on Pixabay (96628)

「一見さんお断り」とうたっているお店が多いのは京都です。京都というと観光地としても人気の場所ですが、外からくる人よりもいつも来てくれる常連さんを大事にする店が多いのです。

観光でお茶屋やお座敷を体験したいと考える方も多いとは思いますが、一見さんお断りのお店もあることを忘れてはいけません。目的のお店を見つけても入れない可能性があるので、事前に確認しておきましょう。

一見さんお断りが多いお店についてはこの後に詳しくご紹介します。京都に足を運ぶ方はチェックして、旅行に役立ててください。

京都では常識?一見さんお断りが多い店

Matcha Powder Fresh Green - Free photo on Pixabay (96635)

京都には一見さんお断りのお店がとても多いです。メインストリートやおしゃれなカフェなどは気軽に入れる店も多いのですが、まさに京都といえるようなお店では注意が必要です。

京都に行くからには京都らしい体験がしたいものです。しかし、旅行で訪れる人の多くは「一見さん」に該当してしまいます。お断りされてしまうことが多いので、どのようなお店が一見さんお断りになっているのか確認しておきましょう。

お茶屋

Geisha Girls Kimono - Free photo on Pixabay (96634)

京都といえば舞妓さん・芸子さんをイメージする方も多いのではないでしょうか。お茶屋とは京都の花街で芸子さんを呼んで飲食を楽しむお店のことです。お茶屋があるのは祇園や先斗町などの一部地域です。

お茶屋で料理が作られているわけではなく、仕出し屋から取り寄せるのが定番です。そのようなお茶屋にはなぜ「一見さんお断り」の店が多いのかというと支払方法に理由があるようです。

お茶屋ではお座敷を楽しんだ後するにお会計を済ませることはありません。翌月に月末までのお会計をまとめて払うつけ払いなのです。そのため、1回きりの一見さんはお断りされてしまうのでしょう。

老舗料亭

Japanese Food Japan Sashimi - Free photo on Pixabay (96638)

一見さんお断りのお店に多いのが老舗料亭です。料亭では日本料理を提供しており、接待や宴会などでも使用されます。

また、料亭では先ほどご紹介した芸子さんを呼ぶこともある場所なので、ほかのお客さんと顔を合わせることがないように配慮してくれています。そのため飛び込みで気軽に訪問できるようなお店ではないのです。

芸子さんを呼ぶ場合は大幅に値段が変わることもあり、利用料が確実に回収できるように「一見さんの断り」とうたっているのでしょう。

高級割烹

Fish Freshwater Ayu - Free photo on Pixabay (96639)

高級割烹のお店も一見さんお断りになっていることがあります。割烹とは主に会席料理や懐石料理、精進料理をさします。料理の特徴などはお店によって異なりますので直接確認をしてください。

高級割烹などのお店では料理だけではなくお店の雰囲気を大切にしていることもあります。どのようなお客様が来店するのかを認識することでお客様へのサービスも密になるのです。

お客様の数を制限することで静かな空間を維持できるようにしたり、数を制限することで質の高い料理を提供するというこだわりを持っているお店もあるのです。

和菓子屋

Hinamatsuri Doll Festival Kusa餅 - Free photo on Pixabay (96641)

和菓子屋の中には一見さんお断り人っているお店もあります。もちろん気軽に立ち寄れる和菓子屋もあるのですが、ふらっと立ち寄ってお断りされる可能性があることを覚えておきましょう。

特に和菓子屋さんのお菓子は生ものなので、日持ちさせることが難しいというのも1つの理由だと考えられます。お菓子をたくさん作っても売切れれば廃棄になってしまいます。

そして、作ってから時間がたつと味も落ちてしまいます。1回に作れる量も限られているので予約制や一見さんお断りになっているのでしょう。

なぜ?一見さんお断りにする理由

Question Mark Important Sign - Free image on Pixabay (96816)

「一見さんお断り」という言葉を聞くだけで、高級そうで敷居が高そうな印象を受ける方が多いでしょう。では、なぜ「一見さんお断り」とうたっているのでしょうか。

「たくさんのお客さんが入れた方がいいのに」と思う方も多いと思いますが、一見さんをお断りすることには意味があるのです。どのような理由なのかを知ることで、そのお店の考えやポリシーが想像できます。

常連さんを大切にしたいから

Shaking Hands Handshake Teamwork - Free photo on Pixabay (96817)

一見さんをお断りするお店には「常連さんを大切にしたいから」という理由があります。何度も来てお店を好きでいてくれる人を大切にしたいと思うのは当然の心理のように感じられるのではないでしょうか。

「新し人は入れません」というマイナスなニュアンスではなく、「今いる人を大切にお店を守りたいの」という意味なのです。「一見さんお断り」に冷たい印象を持っていた方も、この理由を聞くとポジティブに受け入れられるようになります。何度も来てくれる人はお客さんというだけではなく常連さんとして大切な人となるのでしょう。

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