目次
- きのこは安易に手を出してはいけない
- 笑い茸とは
- 笑い茸の特徴
- 傘は凸形
- 子実層にひだあり
- 子実層は上生形
- 柄には何もない
- 胞子紋は黒色
- 生態は腐生植物
- 笑い茸に含まれている成分
- シロシビン
- コリン
- アセチルコリン
- 5-ヒドロキシトリプタミン
- 笑い茸は法的に規制されている!
- 麻薬及び向精神薬取締法
- 笑い茸で起きた事件
- 1917年
- 1991年
- 笑い茸以外にもある危険なキノコ5つ
- ドクツルタケ
- ニガクリタケ
- テングタケ
- ニセクロハツ
- カエンタケ
- 笑い茸のような毒キノコを食べないようにする方法
- 植物図鑑を持って採取する
- 怪しいキノコは食べない触らない
- 専門家の人とキノコ狩りを楽しむ
- 笑い茸のような毒キノコを食べてしまったら
- 急いで救急車を呼ぶ
- 笑い茸は販売購入が違法なキノコ
シロシビン
シロシビンはマジックマッシュルームと一般的に言われているきのこなどに含有される成分で、幻覚剤に分類されます。インドールアルカロイドの一種で、シロシンのプロドラッグであり、同じく菌内で共存しているシロシンのリン酸エステルであり、体内でシロシビンの加水分解により作用のおもとなるシロシンとなります。
摂食後は加水分解されてシロシンとなり、腎臓、肝臓、血液に分布されます。5〜10mg程度で軽い中毒症状が出て、15mg以上摂取するとLSD のみの強烈な幻覚性が発現します。
摂食後は加水分解されてシロシンとなり、腎臓、肝臓、血液に分布されます。5〜10mg程度で軽い中毒症状が出て、15mg以上摂取するとLSD のみの強烈な幻覚性が発現します。
コリン
コリンは循環器系と脳の機能および細胞学の構成と補修に不可欠な水溶性の栄養素です。ただしこれは摂取しすぎると魚の匂いがする合成物トリメチルアミンが生成されることがありサプリメント等で1日10から16gと大量に取った場合、魚のような体臭が出て苦しむ場合もあります。
またコリンはきのこの中では毒キノコにしか入っていませんが、食品ではクリームチーズ、卵、牛乳などほぼ全ての食材入っている成分です。過剰に摂りすぎなければ体によいとされ されています。
またコリンはきのこの中では毒キノコにしか入っていませんが、食品ではクリームチーズ、卵、牛乳などほぼ全ての食材入っている成分です。過剰に摂りすぎなければ体によいとされ されています。
アセチルコリン
アセチルコリンは副交感神経や運動神経の末端から放出され神経刺激を伝える神経伝達物質です。コリンの酢酸エステル化合物となっています。 アセチルコリンは骨格筋や心筋、内蔵筋の筋繊維のアセチルコリンの受容体に働き、収縮を促進します。自律神経の副交感神経を刺激し、脈拍を遅くし唾液の産生を促す活性化もあります。
1914年イギリスの脳科学者ヘンリーパレットデールによって発見され、また1921年にオーストリア、ドイツ、アメリカの薬理学者オットーレーヴィの実験によって神経伝達物質あることが示されました。このことで1936年にノーベル生理学賞医学賞を受賞しました。
1914年イギリスの脳科学者ヘンリーパレットデールによって発見され、また1921年にオーストリア、ドイツ、アメリカの薬理学者オットーレーヴィの実験によって神経伝達物質あることが示されました。このことで1936年にノーベル生理学賞医学賞を受賞しました。
5-ヒドロキシトリプタミン
5− ヒドロキシトリプタミンは別名で一般的にはセロトニンとして知られています。血清から分離されるトリプトファンの一種で、強い血管収縮作用があります。血液凝固のときに血小板から放たれます。生理活性アミンの一種で、平骨筋収縮や分泌促進に関係しています。中枢神経系、消化管、血小板などにあります。
セロトニンはトリプトファンの代謝物であり、牛の血清などから分離されます。動物に広く分布していて、大脳、視床下部、脾臓、胃、腸、血小板などに多く含まれます。強い血管収縮作用があるため止血に使われることもあります。また、脳神経ではシナプス小胞内に高濃度含まれているため、神経伝達物質の1つとして考えられています。
セロトニンはトリプトファンの代謝物であり、牛の血清などから分離されます。動物に広く分布していて、大脳、視床下部、脾臓、胃、腸、血小板などに多く含まれます。強い血管収縮作用があるため止血に使われることもあります。また、脳神経ではシナプス小胞内に高濃度含まれているため、神経伝達物質の1つとして考えられています。
笑い茸は法的に規制されている!
via pixabay.com
笑い茸は「麻薬及び向精神薬取締法」で規制されています。笑い茸は【マジックマッシュルーム】の分野に該当し、主に幻覚作用をなどの症状を発症します。マジックマッシュルームを乱用したことによるものが原因と言われている事件も過去に複数おきています。
一例として、平成13年には生のきのこを食べて車を運転し、「自分は死なない」とおもい、わざと他の車にぶつかり相手に怪我をさせたという事件もおきています。法律で規制されるほどのものだということをきちんと認識しておきましょう。
一例として、平成13年には生のきのこを食べて車を運転し、「自分は死なない」とおもい、わざと他の車にぶつかり相手に怪我をさせたという事件もおきています。法律で規制されるほどのものだということをきちんと認識しておきましょう。
大麻を吸ってる人の特徴10選!手を出してしまう原因と大麻の効果も - POUCHS
世間一般的には「違法な薬物」として認識され、麻薬やドラッグなどと同じ扱いをされる「大麻」ですが、なぜ大麻が違法になっているかご存知ですか?今回は「大麻」について、違法となった理由や大麻の効果、合法とされている国、大麻を使用している人の特徴などをご紹介します。
麻薬及び向精神薬取締法
笑い茸はマジックマッシュルームの一部のため、マジックマッシュルームは「麻薬及び向精神薬及び麻薬向精神薬原料を指定する政令」の改定を受け、平成14年6月6日から、「麻薬原料植物」として規制されることになりました。笑い茸には【シロシピン】が入っています。
この成分はマジックマッシュルームに入っている【サイロシビン】と変わらない成分で強い麻薬成分があります。乱用を続けると最終的には大麻や覚醒剤にまでつながってしまう恐れがあります。
この成分はマジックマッシュルームに入っている【サイロシビン】と変わらない成分で強い麻薬成分があります。乱用を続けると最終的には大麻や覚醒剤にまでつながってしまう恐れがあります。
笑い茸で起きた事件
笑い茸はとある事件がきっかけで、世界中に名が知れ渡るようになりました。それは大正時代、石川県で起きた事件なのですが、その事件をきっかけにワライダケを調べた研究者の手によってその症状から「笑い茸」という名前がついたと言われています。
では笑い茸によって起きた事件と言うのはどんなものでしょうか? 事件概要とその時かけた事についてを紹介していきます。
では笑い茸によって起きた事件と言うのはどんなものでしょうか? 事件概要とその時かけた事についてを紹介していきます。
1917年
1917年(大正6年)5月11日、石川県で起きた事件がきっかけでワライダケは世に広まりました。この事件の発端は玉田十太郎とその妻が栗の木下で採取したキノコを家族(妻、母、兄)と一緒に汁物にして食べたのですが、 食後しばらく経った時、妻の様子がおかしくなり始め、 夫が慌てて医者を呼んだが症状は 悪化していきました。
医者が着いた頃には妻は丸裸になって踊り、意味もなく笑い、飛び跳ね歌い、更には三味線を弾くような真似をして大騒ぎしていたと。その後夫もおかしくなり、錯乱状態は数時間にわたって続きました。その後夫婦は眠りにつき翌日の目覚めはまるで二日酔いのようなものだった と言っていました。同じく食べた母親はキノコをほとんど口にしていなかったので症状が軽かったといわれています。
医者が着いた頃には妻は丸裸になって踊り、意味もなく笑い、飛び跳ね歌い、更には三味線を弾くような真似をして大騒ぎしていたと。その後夫もおかしくなり、錯乱状態は数時間にわたって続きました。その後夫婦は眠りにつき翌日の目覚めはまるで二日酔いのようなものだった と言っていました。同じく食べた母親はキノコをほとんど口にしていなかったので症状が軽かったといわれています。
1991年
1991年7月14日沖縄県読谷村字喜名で、 庭の菜園に生えたキノコを油炒めにして食べた家族3人が食後30分頃から幻覚症状を起こしています。沖縄は長年、アメリカの植民地であったため本土の風習であるキノコ、キクラゲやしいたけを食べるという文化がそもそも存在していませんでした。
1972年の本土復帰を境にして、本土との人の交流や食品の流入に伴ってエノキやしめじも食べるようになったことから野生のキノコを食べて中毒を起こすということが頻繁に起きました。
1972年の本土復帰を境にして、本土との人の交流や食品の流入に伴ってエノキやしめじも食べるようになったことから野生のキノコを食べて中毒を起こすということが頻繁に起きました。
笑い茸以外にもある危険なキノコ5つ
via pixabay.com
2 / 4