乃という漢字の意味とは?漢字の成り立ちや名前に入れた時の意味

赤ちゃんがこの世に誕生し、パパとママから初めてプレゼントが「名前」。名前はその子にとって、一生の大切な物。そのため両親は姓名判断や由来を考えて呼び名や漢字を決めてます。女の子の名前で「乃」の漢字を目にするのですが、成り立ちや由来をご存じですか?

目次

すなわち、なんじといった読み仮名があるにも関わらず平仮名の「の」が「乃」に当てられるようになったのでしょうか?

実は理由に、もともと「の」の響きに当てられる漢字が少ないことにあります。

「の」と読める漢字を思い出してみてください。「野」「埜」「之」…。

あまり頭に思い浮かべれないと感じませんでしたか?実際に調べた所、常時使用する漢字は片手ほどしかありませんでした。
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「乃」の一画目に注目してください。片仮名の「ノ」になっています。

そのため、草書体が平仮名の「の」であったため、平仮名の「の」は元々の「乃」であると言われているのです。

「乃」と「孕」には関係がある

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「乃」は「孕む」の原字であるため実は、2つの漢字には強い結びつきがあるのお分かりでしょうか?。

原字とは、「乃」には複数の意味があり、1つの意味を明確にする為「乃」に「子」の文字を加えて「孕む」が作られました。

そのため「孕む」もは、胎内に子を宿し、お腹が柔らかく垂れる意味をなします。
また乃+子でおまえの子を表すのです。

また妊娠の妊は女+壬(腹がふくらんだ糸巻き)を描いた漢字を表現していると言われています。

漢文での役割

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「乃」には、中国でも古来より役割があるようで、漢文に多岐に渡り用いられていました。

みなさんの知るところで調べてみました所、中国の書物にある有名な三国志の歴史書の中に「三往乃見」です。

では、どのような役割を担っているでしょうか?一説を抜粋しまして確認していこうと思います。

助字として使われている!

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まずはどのように「乃」が漢文で用いられているのか?原文からチェックしてみることにしました。

庶曰、「此人可就見、不可屈致也。将軍宜枉駕顧之。」由是先主遂詣亮。凡三往、乃見。

最後の節にですが、「乃」が使われているのが確認出来ます。ではこれが一体どのような意味を成す事になるのでしょうか?

みなさんにも分かりやすく理解してもらえるようにするため、次は現代語訳されたものを記載して照らし合わせてみました。
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徐庶が言うには、「この人は近づいて会うことはできますが、無理に招き寄せる必要はできません。」

「将軍が乗り物をわざわざ立ち寄らせて訪問なさるのがよいでしょう。」

このことから、先生はすぐに諸葛亮を訪ねた。合わせて三回訪問し、そして会った。
になります。

長々と綴りましたが最後の章そして会ったに「乃」が活用されています。

助字の意味

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古くより「乃」は助字として活用されていることが三国志の書物より判明しましたので、歴史があることがこれで分かります。

ですが、そもそも「乃」以外にもあります助字とはどういう意味を表すのかご存知だったでしょうか?

助字とは先程の漢文の中でも活用されているように、文章を分かりやすくするために言葉を表します。

助字の中の1つになります「乃」は、文と文繋げる為に補われている漢字の1つであり、他にも多く記載があります。

助字における「乃」の役割

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では実際どのように「乃」は助字としてつかわれていたのでしょうか?

ここで、先程記しました歴史書である三国志の三往乃見で詳しくは見てみましょう。

「凡三往、乃見。」文面が長々となりますので「乃」が用いられている部分になるこちらを抜粋しました。
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まずは漢文の読み方から。
「凡(およ)そ三たび往きて、乃(すなわち)見る見る。」となります。

これを現代語訳にしますと、
「合わせて三回訪問し、そして会った。」となるようです。

いかがですか?乃の部分をみると接続する語である「そして」に訳されていました。

「乃」の意味

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「乃」は古くから漢文で文と文をつなぐ助字。現代の日本で言う接続詞の役割を担っており、昔からあまり変わっていません。

しかし、あくまでも助字での意味や活用方法を知っている方が多く感じます。

ですので、「乃」自体の意味は何かと言うと、いまいち何を表すのか、理解できないのでは?と思います。

ですが、何かしらあるからこそ後世より現代の名前でも用いられる漢字の1つとして浸透しているのでは?と考えています。

漢文でも使われていてた「すなわち」

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「乃」の読み仮名の1つにある、「すなわち」ですが、現代の読み仮名だけではなく漢文の頃より使われていました。

しかし、すなわちには多くの漢字が当てられており、区別しながら使い分けするのがとても難しく感じるかもしれません。

そこで、「すなわち」と読む漢字をピックアップし、言わせて意味も把握しておきましょう。
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則…条件を受ける時に使う。
例「レバソク」(~すればそく~)

乃…そこで・かくて・はじめて・かえって・やむなく・あるいは

即や便…すぐに・たやすく・とりもなおさず

輒…そのたびに
載…語調を整える

こちら全て小林 信明「漢文研究法」を参照

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