目次
- 「朔」という漢字読めますか?
- 「朔」という漢字の意味
- 陰暦での月初め・第1日目
- 物事の「はじめ」「始まり」
- 北
- 元へ戻る
- 天子の政令
- 新月
- 「朔」を名前に使うことについて【賛成】
- 響きがいい
- 漢字の見栄えがいい
- 将来への可能性を込められるから魅力的
- 男性にも女性にも使いやすい
- 「朔」を名前に使うことについて【反対】
- 月の欠ける様を意味しているから名前には不向き
- 「北」という方角が嫌
- 「北」は敗北やそむく・背を向けるといった意味があるから
- 「戻る」という意味が後ろ向きで嫌
- 名前に「朔」を使った人はどんな意味を込めたの?
- 一番早くスタートできる人になってほしい
- 打たれ強い人になってほしい
- 何度でもチャレンジできる人になってほしい
- 何かで1番になれる人になってほしい
- 反骨心を持った強い人になってほしい
- 「朔」を使った男の子の名前10選
- 1.朔生(さくい・さこう)
- 2.朔志(さくし)
- 3.朔成(さくなり)
- 4.朔悠(さくはる)
- 5.朔久(さくひさ)
- 6.朔人(さくひと)
- 7.朔史(さくふみ)
- 8.朔道(さくみち)
- 9.旬朔(しゅんさく)
- 10.佑宇朔(ゆうさく)
- 「朔」を使った女の子の名前10選
- 1.朔希(さき)
- 2.朔祈(さき)
- 3.朔那(さくな)
- 4.朔音(さくね)
- 5.朔乃(さくの)
- 6.朔美(さくみ)
- 7.朔徠(さくら)
- 8.朔羅子(さくらこ)
- 9.朔奈(さな)
- 10.未朔(みのり)
- 「朔」を使った中性的な名前10選
- 1.祈朔(いのり)
- 2.一朔(かずさ)
- 3.朔空(さく)
- 4.朔愛(さくあ)
- 5.朔羽(さくは)
- 6.朔歩(さくほ)
- 7.朔真(さくま)
- 8.朔優(さくや)
- 9.柊朔(ひのり)
- 10.朔稀(もとき)
- 「朔」を使った珍しい名前
- 1.偉朔(いさく)
- 2.朔香(きたか)
- 3.朱朔(すざく)
- 4.月朔(つきた)
- 5.朔(はじめ)
- 6.万朔(まのり)
- 7.朔杏(もとあ)
- 8.朔衣(もとい)
- 9.朔栄(もとえい)
- 10.莉朔(りさ・りさく)
- 「朔」を使って世界に一つだけの名前と意味を贈ろう!
「朔」という漢字読めますか?
via pixabay.com
朔についての読み方は以下の通り。
音読:さく
訓読:ついたち、きた、はじめ、もと
漢字の見た目だけでは読み方を連想できない、教えられてもしっくり来ないと思った方は多いのではないでしょうか。日常ではあまり使われる事のない漢字ですが、たった一文字でも朔には様々な意味が込められています。
今回POUCHSは、朔とは何を意味する漢字なのか?どんな時に用いられる字なのか?人の名前にはどう用いればよいのか?由来や語源だけでなく、世間的な印象についても詳しく紹介していきます。
また、POUCHSは恋愛やライフスタイルを応援する記事を多数取り扱っています。こちらの記事も、ぜひ一緒にお読みください。
音読:さく
訓読:ついたち、きた、はじめ、もと
漢字の見た目だけでは読み方を連想できない、教えられてもしっくり来ないと思った方は多いのではないでしょうか。日常ではあまり使われる事のない漢字ですが、たった一文字でも朔には様々な意味が込められています。
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破落戸の意味と読み方は?破落戸の語源や由来と関連語も - POUCHS
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「朔」という漢字の意味
via pixabay.com
「朔」は会意兼形声文字(二種類の漢字を合わせた字)とも呼ばれ、その成り立ちは紀元前の中国までさかのぼると言われます。「人」を逆さにした屰と月偏を合わせる事で、欠けた月が元に戻る「朔」という漢字が生まれました。
こうした出自から「朔」は日にち、物事の始まり、方角、権威など、幅広い単語に用いられています。古い歴史を持つ漢字だけあって、どの単語も神秘的な趣を持っているのが特徴です。
画数は10。字の形を覚える事自体は難しくありません。ただし単語として用いる場合は、朔の漢字が持つ意味のひとつひとつを詳しく理解しておく必要があります。
こうした出自から「朔」は日にち、物事の始まり、方角、権威など、幅広い単語に用いられています。古い歴史を持つ漢字だけあって、どの単語も神秘的な趣を持っているのが特徴です。
画数は10。字の形を覚える事自体は難しくありません。ただし単語として用いる場合は、朔の漢字が持つ意味のひとつひとつを詳しく理解しておく必要があります。
陰暦での月初め・第1日目
via pixabay.com
陰暦とはひと月を30日で区切る暦(こよみ)の事で、現在でもトルコなどのイスラム圏で広く用いられています。三國志などの歴史ゲームで1月が初春になるのも、陰暦が用いられているためです。
そのため、当時の月初めは月朔(げっさく)、朔日(さくじつ、ついたち)とも呼ばれてきました。こうした理由から、暦や日にちの数え方に月の満ち欠けが大きく関係していたことが分かります。
「ついたち」は一日とも呼ばれますが、本来は「月立ち」の意味で用いられる言葉でした。新月が月立ちの最初に来るから、月初めには朔の漢字が用いられているのです。
そのため、当時の月初めは月朔(げっさく)、朔日(さくじつ、ついたち)とも呼ばれてきました。こうした理由から、暦や日にちの数え方に月の満ち欠けが大きく関係していたことが分かります。
「ついたち」は一日とも呼ばれますが、本来は「月立ち」の意味で用いられる言葉でした。新月が月立ちの最初に来るから、月初めには朔の漢字が用いられているのです。
物事の「はじめ」「始まり」
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朔の漢字は意味や用途が多岐に渡り、覚えるのが少々面倒な字でもあります。そのため、漢字が苦手な人は「朔は物事の始まり」と覚えるのがよいでしょう。
日常生活の中でも、物事の始まりを連想できる場面はたくさんあります。朝起きた時、朝食をとる時、外へ出かける時、仕事や学校の授業等。朔は暦だけでなく、人が体験する様々な始まりを意味しているのです。
日常だけでなく、あなたが旅行や習い事など、何か新しい事を始めたいと思っている時。そうした行動もまた、朔という字で表すことができます。
日常生活の中でも、物事の始まりを連想できる場面はたくさんあります。朝起きた時、朝食をとる時、外へ出かける時、仕事や学校の授業等。朔は暦だけでなく、人が体験する様々な始まりを意味しているのです。
日常だけでなく、あなたが旅行や習い事など、何か新しい事を始めたいと思っている時。そうした行動もまた、朔という字で表すことができます。
北
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朔は北の方角を示す言葉でも使われます。月初めは分かるけど、なぜ方角なの?と疑問を持つ人もいるでしょう。これは十二支の第一番目「子(ね・ねずみ)」が方角の北を示しているからです(東は卯、南は牛、西は酉)。
そのため、昔は北風の事を朔風(さくふう)、北の方角を朔方(さくほう)、朔北(さくほく)と表現することもありました。中国の漢文や日本の古文を読めば、こうした熟語を目にする機会もあるでしょう。
夏目漱石の小説「草枕」にも「朔北の曠野を染むる」というくだりが存在します。
そのため、昔は北風の事を朔風(さくふう)、北の方角を朔方(さくほう)、朔北(さくほく)と表現することもありました。中国の漢文や日本の古文を読めば、こうした熟語を目にする機会もあるでしょう。
夏目漱石の小説「草枕」にも「朔北の曠野を染むる」というくだりが存在します。
元へ戻る
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「逆」の部首が用いられる朔には、元へ戻るという意味も含まれます。「戻る」は来た方向を逆に引き返す意味でもあるため、自宅に帰る時や月の終わりも「朔」の字で表現することができます。
元へ戻る意味で用いられる朔は、やはり月の満ち欠けが大きく関係しています。朔(ついたち)の初めは新月ですが、新月は満月から元の形に戻る事を意味しているからです。
元へ戻る意味で用いられる朔は、やはり月の満ち欠けが大きく関係しています。朔(ついたち)の初めは新月ですが、新月は満月から元の形に戻る事を意味しているからです。
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私たちにとっての「朔」とは物事の始まりであると同時に、物事が終わった瞬間でもあります。一日が終われば時間はリセットされ、時計の針も始まりの0時に戻ります。
以上の事から、始まりを示す「朔」の字は、元へ戻る意味とも深い関係性があることが分かります。
以上の事から、始まりを示す「朔」の字は、元へ戻る意味とも深い関係性があることが分かります。
天子の政令
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古代の日本や中国で「朔」の字が最も重視されたのは、天子の政令に関する記述をする時でした。物事の始まりを示す「朔」は、天皇または皇帝が即位する際も頻繁に用いられています。
例えば日本書紀には「神武天皇元年正月朔の条」に「辛酉年春正月庚辰朔・・・」という記述があり、天皇家の行事と深い関わりを持つことで知られます。ここで言う神武天皇元年は新暦の2月11日を示し、建国記念日の起源であるとも伝わっています。
例えば日本書紀には「神武天皇元年正月朔の条」に「辛酉年春正月庚辰朔・・・」という記述があり、天皇家の行事と深い関わりを持つことで知られます。ここで言う神武天皇元年は新暦の2月11日を示し、建国記念日の起源であるとも伝わっています。
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古代中国では、天子(皇帝)が代わることを「正朔」という単語で表していました。「正朔を奉ずる」は、天子が国を統治する、または諸侯が天子の命令に服従する事を意味しています。
天子は天命によって天下を治め、国だけでなく天上を巡る日月星辰まで支配する存在であると、当時は考えられていました。政令に「朔」などの、天や月に関係する単語が数多く用いられるのも、ひとつは天皇や皇帝の権威を象徴するためだったと言えるでしょう。
天子は天命によって天下を治め、国だけでなく天上を巡る日月星辰まで支配する存在であると、当時は考えられていました。政令に「朔」などの、天や月に関係する単語が数多く用いられるのも、ひとつは天皇や皇帝の権威を象徴するためだったと言えるでしょう。
新月
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朔の意味をインターネットや書籍等で調べると、新月に関する記述がたくさん出てきます。「満月が逆さになる」と解釈すれば、朔が新月を意味する言葉であると簡単に連想できるでしょう。
新月は晴天にもかかわらず月がまったく見えない状態のことで、地球から見て太陽と月が同じ方角にある時に起こる現象です。双方の通り道(黄道、白道)が重なると日食が発生し、新月の全体像を垣間見ることができます。
新月は晴天にもかかわらず月がまったく見えない状態のことで、地球から見て太陽と月が同じ方角にある時に起こる現象です。双方の通り道(黄道、白道)が重なると日食が発生し、新月の全体像を垣間見ることができます。
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