2019年10月22日 更新

「朔」の漢字の意味は?「朔」がつく名前に込められた思いとは

皆さん。「朔」という字を知っていますか?古風な字体で、どこか神秘的な雰囲気を漂わせる「朔」という漢字。こちらの記事では「朔」の読み方、意味について徹底解説していきます。人の名前に使われる事も多い字なので、子供に名づけたいと思っている方は必見です!

目次

新月は人類の歴史とも深い結びつきがあり、様々な文化、宗教、伝統が世界中に広く浸透しています。イスラムの断食は月初めに行われますが、この日は新月の出が速報テロップで伝えられます。

新月は願い事が叶う日とも知られているため、興味のある人は願い事を紙に書いてみるのもいいでしょう。

「朔」を名前に使うことについて【賛成】

Hands Fingers Positive - Free photo on Pixabay (175726)

キラキラネームが世間を賑わせている昨今でも、古風な名前や漢字にこだわる人は大勢います。そうした人たちの中でも「朔」の字は比較的人気が高いようです。

珍しい漢字でも読みはそれほど難しくないため、初めてお子さんを儲ける方に使いやすい名前と言えるでしょう。朔には様々な読み方があるため、他の人と名前がかぶりにくいメリットもあります。

ここでは朔の名前を用いることに賛成の人の意見、好意的な主張をまとめてみました。

響きがいい

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さく、ついたち、はじめなど、朔には美しい響きの読み方がたくさんあります。一文字だけでも名前として用いるのに違和感がない事も、名付け親に評価の高い点といえます。

朔は二文字の名前とも相性がよく、様々な漢字と組み合わせることで幅広い種類の名前をつけることができます。「優」ならやさしそう、「太郎」なら力強そうと言った風に、組み合わせによっても印象が大きく変わるのが特徴です。

男性名の多くはふりがなが「さく」に限定されてしまいますが、作を朔に置き換えて考えれば深刻に悩む心配は無いでしょう。

漢字の見栄えがいい

Asia Beauty Nice Picture - Free photo on Pixabay (175729)

「朔」には月の部首が用いられる事から、字体の美しさを評価する人も多いようです。部首が簡単な上、似たような字の「遡」と比べても全体的にすっきりした印象のため、癖の少ない漢字と言えるでしょう。

朔の字は歴史が古く、二文字の名前をつける時も珍しい漢字がよく用いられます。そうした漢字と組み合わせれば、朔の付いた名前も更に威厳が引き立つでしょう。

一般的な名前でも、朔の字が含まれているだけで印象は大きく変わってきます。

将来への可能性を込められるから魅力的

Pkw Electric Car Auto Show - Free image on Pixabay (175730)

朔は物事の始まり、人生の出発点ということで、高い将来性を秘めた名前であるという解釈もできます。優、栄、志、希、美など、ポジティブな漢字と相性がいいのも特徴です。

子供の誕生は、親にとっても新しい人生の出発点。朔の字を名前に用いることは、親自身が自分の将来に期待をかけるという事でもあります。

人生の成功には様々な困難が待ち受けているかも知れませんが、自分の名前に朔という将来性の高い字が含まれていれば、それがやがて大きな自信に結びつく事でしょう。

男性にも女性にも使いやすい

Couples Self Wedding Marriage - Free photo on Pixabay (175732)

朔の字はポピュラーな読み方が多数存在するため、男性にも女性にも使いやすいのが特徴です。一文字にする場合でも、男の子なら「はじめ」。女の子なら「さく」と言った風に、読み方を変えるだけで違和感なく使う事ができます。

朔を用いた名前には、男女兼用で使える物も数多く存在します(後述)。朔の名前を持つ人同士が交際したら、同名カップルになるケースも珍しくないでしょう。

家庭によっては複数いる子供の名前に同じ漢字を用いるケースも多いですが、そうした場合も朔は使いやすい漢字であると言えます。

「朔」を名前に使うことについて【反対】

Hand Woman Female - Free photo on Pixabay (175733)

世間一般に好印象の「朔」ですが、この字を不吉と捉える人も少なからずいるようです。日常で目にする機会があまりなく、「逆」に関する部首も含まれているため、人によっては印象を悪くしてしまう事もあるでしょう。

珍しい漢字のため、初対面の人には中々覚えてもらえないデメリットもあります。電話で名前を伝える時はともかく、書類の手続き等で名前を書かなければならない時は、説明に手間のかかる場合もあるでしょう。

ここでは朔の名前を用いることに反対の人の意見、否定的な主張をまとめてみました。

月の欠ける様を意味しているから名前には不向き

Crescent Moon Night - Free photo on Pixabay (175734)

月が欠けると不吉、薄気味悪く見える等、否定的な印象を抱いてしまう人も少なくありません。新月は日食でも起こらない限り何も見えないので、そうした字が名前に含まれていると、かえって存在感が薄れてしまう危険もはらみます。

出発点や将来性等、ポジティブワード的な意味合いが多く含まれる朔ですが、人によっては物事の終わり、全てが振り出しに戻る等、様々な悪印象に結び付けてしまう場合もあります。

朔の意味をどう捉えるかでも、賛成か否かの意見は大きく変わってきます。

「北」という方角が嫌

Afghani Man Portrait - Free photo on Pixabay (175736)

「どの方角が嫌い?」という話題になった時、北は寒いから嫌という意見をちらほらと耳にします。陰陽道では北と西が陰、東と南が陽とされ、風水的な意味合いでも不吉な言葉であることが分かります。

北側に枕を向けて寝る行為は「北枕」と呼ばれ、一般に縁起が悪いとされています。相撲用語には「北向く」という言葉があり、変わり者やひねくれ者という意味合いを含みます。
Torii Gate Architecture - Free photo on Pixabay (180418)

北向くの語源は北向天神(華下天満宮の別名)から来ていて、ここでの天神は偏人をもじった物であることから、基本的に偏屈な人という使い方をされます。

北極星や方位磁石のN極など、方角の基準としても知られる北ですが、朔の字を好まない人は、もしかしたら自分の子供が偏屈に育ってしまうかも・・・という不安を抱いているのかも知れません。

「北」は敗北やそむく・背を向けるといった意味があるから

Sadness Defeat Loss - Free photo on Pixabay (175738)

そもそも北という漢字は、二人の人間が背を向ける表現から生まれました。背には月の部首も使われている事から、中国人にとって北は背を向けたくなる方角だったようです。

国境沿いに万里の長城が建てられたように、中国では古来から北方民族との争いが絶えませんでした。寒い上に外敵も潜んでいるとあっては、北を縁起の良い物と考えられるはずもないでしょう。

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