2019年7月13日 更新

ヘリコプターペアレントの特徴は?事例やならないための対策方法も

ヘリコプターペアレントは過保護な親のことを言います。今回はヘリコプターペアレントの特徴やヘリコプターペアレントが何が問題なのか、モンスターペアレントの事例、ヘリコプターペアレントになりやすい人、ヘリコプターペアレントにならないための対策を解説していきます。

目次

Indian Child People - Free photo on Pixabay (478142)

子どもがしていることなどを見ていると、大人だからこそ親はいろいろと手助けしたいと思う人も多いはずなのです。

手助けすれば、子どもはその時は助かるかもしれませんし、困ったことをいう前に親がしてくれるのなら嬉しいと最初は感じるかもしれません。

しかし、そういったことが続くと子供は自分で選択することを学ぶことができなくなってしまう恐れがあります。

ですので、まずは子供がサインを出すまでじっと我慢して、サインが出たら手助けする癖を身につけましょう・

時には失敗する経験も必要

Mistake Spill Slip-Up - Free photo on Pixabay (478149)

親が子どもを育てていくうえで願うことは、子どもの幸せだという人が多いはずなのです。
なので、子どもには辛い思いをさせたくないと強く思っている親も少なくはありません。

しかし、子どもというのは失敗や苦しい経験などをしてさまざまな感情が生まれたりトラブルなどにも対応できたりするものなのです。

なので、子どもが失敗しそうになったとしてもそれを親が助けるばかりではなく、それも成長するためには必要だと考えて見守ることが大切なのです。

ヘリコプターペアレントの親をもつ子どもの意見

Balloon Talk Paper - Free photo on Pixabay (478158)

先ほどはヘリコプターペアレントにならないためにはどうしたらいいのかについて解説していきましたが、子どもを心配してしまうだけが教育ではないということがお分かりいただけたはずです。

時には失敗も必要ですし、それがこれから大人になって社会に出る為には大切なことなので、きちんと子供を遠くから見守るということが大切なのです。

そんなヘリコプターペアレントに育った子供というのが存在します。
今回は実際にヘリコプターペアレントに育てられた子供がどう感じているのかについて解説していきます。

職場で耐えられない

Desk Work Business - Free photo on Pixabay (478293)

これはヘリコプターペアレントに育てられた子供Aさんの体験談です。
Aさんの親は、いつもAさんが何かしようとしていると、すぐに手助けをしてくれる人でした。

Aさんが子供のころというのは、それが当たり前になっていたたために、普通に生活していたのですが大人になって仕事をしていくと怒られることもあります。

そんなときAさんは耐え切れずに、いつも泣いてばかりいました。
そして、Aさんは思いました。

あの時親がすぐに手助けをせずに自分をもっと厳しくしてくれていたら今を耐えることができなのではと。
なのでAさんは今、転職ばかりを繰り返しているのです。

自分を褒められない

People Emotion Dramatic - Free photo on Pixabay (478300)

フリーターのYさんは、なかなか自分のことを褒めてあげることができなくなりました。
子どものころというのは、自分はすごいんだと親に言われ続けてきたので自分のことを肯定することもできたのですが、社会に出ると自分が何できないことを知るのです。

Yさんはなんでもかんでも親が助けてくれていたので、なかなか自分の身に何かが起きたときに上手くそれを対処することができず自分はダメな人間なんだと思ってしまったのです。

自分が分からない

Girl Sadness Loneliness - Free photo on Pixabay (478305)

Mさんの親は、いつもMさんに自分の理想の性格というものを押し付けてきました。
なので、Mさんは親が理想とする正確になろうといつも必死だったのです。

しかし、それが苦痛なわけではなく当たり前だと思ってきたMさんは大人になっても親の言いなりになっていたのです。

社会人になったMさんは、自分の性格などがとても自分らしさがないものだと人に言われて気付きます。
そのため、今現在はどこが自分らしさなのか分からなくなっているのです。

Mさんは、あのとき親がちゃんと自分というものを持たせてくれていたらと親を少し恨む気持ちもあるのです。

ヘリコプターペアレントの親への対応

Mindmap Brainstorm Idea - Free photo on Pixabay (478321)

先ほどはヘリコプターペアレントに育てられた子供が実際にはどんな意見を持っているかということを紹介してきましたがヘリコプターペアレントに育てられた子供というのは最初のうちは親の異変に気付かない場合が多いのです。

そのために、社会人になってから親はヘリコプターペアレントだったと気付かされて、もっと親から自立した育て方をされればよかったと思う場合が多いのです。

今回はそんなヘリコプターペアレントに育てられた場合、いったいどんな対処をすればいいのか解説していきます。

自分の意見をはっきり告げる

Speak Talk Microphone Tin - Free photo on Pixabay (478352)

ヘリコプターペアレントの親というのは子供の意見を聞かずに、自分の意見を押し付けてくる場合が多いのです。

そのため、子どもは親の意見が正しいと思ってしまうのですが、そのままでいてしまうと大人になった時に自分の意見が分からなくなってしまったり、なかなか親離れができなくなるといったことがあります。

なので、きちんと自分の意見が何なのかをまとめて親に告げることで親離れもできますし、親に分かってもらえる可能性もあるのです。

親が楽しめることを見つけてあげる

Family Eating At The Table Dining - Free photo on Pixabay (478379)

ヘリコプターペアレントの親というのは子供に依存してしまいがちな傾向にあることが多いのです。
そのため、人生の楽しみは子どもとなってしまい、子どもを監視したりといった行動に出てしまうのです。

そのままそれを放置してしまうと、大人になっても子供に依存したままになってしまい子離れも親離れもできない親子になってしまいます。

なので、何か親が楽しめそうなものを見つけてそれをオススメしてあげることがヘリコプターペアレントには大切なのです。

物理的に距離を置く

Summerfield Woman Girl - Free photo on Pixabay (478399)

ヘリコプターペアレントの親というのは子どもに対してどうしても監視してしまったり、子どもの人生なのに首をはさんでしまったりしまいがちなのです。

そのままにしておけば、さらに依存されてしまう可能性もありますし、あなた自身も親のことを嫌いになったりする恐れもあるのです。

なので、まずは親と少し距離を置くことを考えましょう。
例えば暫く連絡を取らなかったり、自立して一人暮らしを始めることで親からの束縛から逃れることができるのです。

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