2019年8月27日 更新

結婚したくない男女の心理や理由とは?子供は欲しい人もいる?

近年「子供は欲しいけれど結婚したくない」という男女が増えてきていると言われています。同棲中の彼氏・彼女が結婚願望がなく、別れたくないけれど別れて婚活すべきか迷っているという方もいることでしょう。この記事では結婚したくない人の心理についてご紹介しています。

目次

非正規社員率の上昇

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非正規社員率が上昇しているというのも、結婚したくない男女が増えた時代背景のひとつとして忘れてはならない点でしょう。

非正規雇用が増えた近年では、真面目に働いてもごくわずかの収入しか得られず、安定した生活を送ることができないという苦境に置かれている若年層が年々増えていると指摘されています。自分ひとりでも食べていくのがやっとな状況ならば、誰かと結婚をして家庭を持って、さらには子供を産み育てるということは想像できなくなってしまうでしょう。

この場合、結婚したくないというよりも、結婚したくてもできないから結婚願望が持てないという表現のほうが適切なのかもしれません。

経済格差

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「一億総中流階級」という言葉がよく用いられた昭和時代とは異なり、現代日本においては歴然とした経済格差が、より正確に言えば貧富の差がどんどん拡大しています。これは、上で取り上げた非正規雇用の増加とも深く関連する現象でしょう。

結婚するのには、何かとお金が要ります。保守的な家庭では結婚時に結納金を収めたり、親戚や職場の人を多く招いたお金のかかる結婚式を開かねばなりません。また、結婚後もマイホームの購入や出産・子育て費用など何かと物入りです。

お金に余裕のある人は結婚してもやっていくことができますが、お金に余裕のない人々からすると結婚や妊娠・出産によって経済的に圧迫されるリスクが高まるため、結婚願望を持てず、結婚したくないと考えるようになるのでしょう。

超ソロ社会

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良くも悪くも昭和時代と比べると人間関係が希薄化し、個人主義の風潮が高まりつつある現代の日本は「超ソロ社会」とも言うべき状態に変化しつつあります。

以前のように未婚者や離婚経験のある独身者が世間からつまはじきされなくなり、また高齢者の一人暮らしなどが増えてきた昨今では、一人でいること、家族を持たないことが変わったことや特殊なことではなくなっているのです。

加えて、カップル文化の強い欧米とは違い、日本では「おひとり様」という概念がすっかりと浸透し、市民権を得ていると言っても過言ではありません。このようなさまざまな要素が複合的に絡み合って超ソロ社会へと日本が変貌しつつあるというのも、結婚をしたくないという男女の増加に関連していると言えるでしょう。

結婚したくないが恋人とも別れたくない場合

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結婚願望は全くないけれど、現在付き合っているパートナーがいるという方も少なくないことでしょう。お互いに結婚願望がない者同士付き合っているならば、齟齬をきたすことなく関係を続けることができます。

ですが、一方は結婚したくないと考えていて他方は相手と結婚したいと考えていると、その結婚観の違いゆえに衝突を起こしやすくなってしまうでしょう。

では、結婚したくないけれど今の恋人と別れたくもないという場合、どうすればよいのでしょうか?恋人に結婚したいと仄めかされて、どう対応すればいいのか困っているという方もおられることでしょう。ここではこのような場合の対処法についてご紹介していきますので、ぜひ参考になさってみてください。

恋人が結婚したい理由を知る

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こちらは結婚願望がないのに交際相手は結婚したいと考えていてお互いの考えに大きなギャップがある場合、まずは恋人がなぜ結婚をしたいのか、その理由を知る努力をすることからはじめましょう。

「自分は結婚願望がないから」と、恋人の話もろくに聞かずにシャットアウトしてしまうと、恋人はあなたの態度に失望して別れを告げられるかもしれません。恋人と別れたくないのならば、まずは相手の話を聞き、その気持ちに寄り添う努力をすることが必要です。

ただ単に将来への不安や結婚への漠然とした憧れからあなたとの結婚を望むのであれば、結婚願望がないことを伝えて恋人にこちらの考えを理解してもらいましょう。そうでなく、あなたのことを心から愛するゆえに結婚したいと望んでいるならば、自分の考えも大切にしつつ恋人の気持ちも尊重しながら、お互いの妥協点を探ることが大切です。

結婚したくない理由を告げる

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一番まずいのは、あなたと結婚したいと考えている恋人が、あなたも自分と同じ気持ちでいてくれているに違いないと誤解してしまうというケースです。このようなケースにおいては、相手に誤った将来への期待を抱かせ、それを一方的に裏切ってしまうような形になりかねません。

だからこそ、不幸なトラブルを防ぐためにも、相手が結婚について匂わせてきたのならば結婚する意志がないことをやんわりと、そしてきちんと伝えることが大切です。

「相手を傷つけたくない」「振られたくない」という気持ちから、「時間が経てば結婚する気になるかもしれない」と恋人に誤った期待を抱かせてしまうと、その結婚願望をかなえてあげられなかった時に余計に傷つけてしまうので、きちんと誠実に向き合い、結婚する気がないこととその理由を伝えることが必要でしょう。

婚姻関係を結ばなくても結婚と同等の権利が得られることを紹介する

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フランスでは、法的な結婚という形を選ばずに事実婚という選択肢を選ぶカップルが多いものですが、結婚や家族制度について保守的な傾向が強いと言われる日本においても、近年事実婚を選ぶ人々が徐々に増えつつあります。

結婚したくないけれど今の恋人と別れたくないという場合には、このような事実婚を恋人に提案するというのも一つの手でしょう。事実婚をする際にきちんと恋人と話し合い、お互いの関係や権利などに関する公正証書等を作成することで、婚姻関係を結ばなくても結婚と同等の権利が得られることを恋人に説明してみてください。

恋人が事実婚という形で納得してくれたならば、結婚せずとも恋人とパートナーとして関係を深めていくことができます。

子供への認識を一致させる

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子供を産むのか産まないのか、産んだ場合どうやって育てるのかといった子供に関する認識を一致させるというのも、結婚したくないけれど恋人とこのまま付き合っていきたいという方にぜひ考えてもらいたいポイントのひとつです。

事実婚を選んだ場合、子供ができた時にこのまま事実婚の形を継続するのか、それとも子供のために入籍という形を選ぶのか、そもそも避妊を徹底するのか子供を産みともに育てることを望むのかなど、話し合うべきことは多岐にわたります。

恋人と結婚せずにこのまま関係を続けたいのならば、妊娠の可能性も考慮に入れた上で、子供についてきちんと時間をかけて話し合うことが必要でしょう。

恋人が別れたいといった場合は受け入れる

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結婚したいと考えている恋人は、あなたが結婚願望がないことを受け入れられず、このままあなたとの関係を続けるよりも別れて結婚相手を見つけたいと考える場合も大いにあり得るでしょう。

結婚したくないけれど交際は続けたいと恋人に伝えたところ、それを受け入れてもらえず、別れたいと告げられたならば追い縋らず、恋人の気持ちを尊重して別れを受け入れることが大切です。

結婚したい・したくないというのはどちらが正しいということはなく、それぞれの価値観や人生の生き方の問題ですので、結婚に関して考えを共有できないのであれば別れるのがお互いにとって一番よいのかもしれません。あなたとは違う人生を選択しようとしている恋人の幸せを祈って、円満な形で別れてあげましょう。

結婚したくないが子供が欲しい場合

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ワンオペ育児・家事に代表されるように、結婚によって妻として、母として女性側にさまざまな負担やプレッシャーがかかることから、結婚はしたくないと考える女性が増えていると言われています。

そして、そのような女性の中には「夫はいらないし結婚はしたくないけれど子供だけは欲しい」と思っている人も一定数存在します。では、結婚せずに子供を産み育てる選択肢を選びたいと思った時に、どのようなことを考慮すべきなのでしょうか?

ここからは、結婚したくはないけれど子供が欲しい場合の対処法や考慮すべきポイントについてご紹介していきますので、ぜひチェックしてみてください。

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