目次
- 結婚したくない男性・女性が急増中
- 結婚したくない側の心理・理由
- 自分の時間を失いたくない
- 恋愛や同棲などの過程が面倒
- 適当な相手がいない
- 人を好きにならない
- 経済的な制約が増える
- 経済的な不安が解消できない
- 結婚したい側の心理・理由
- 家庭を持ちたい
- 子供が欲しい
- 周囲のプレッシャーから解放されたい
- 結婚に憧れを持っている
- 将来的に不安だから
- 結婚するのが当たり前だと思っているから
- 結婚したくない男性・女性が増えた時代背景
- 離婚率の上昇
- 女性の社会進出
- 子育て環境
- 非正規社員率の上昇
- 経済格差
- 超ソロ社会
- 結婚したくないが恋人とも別れたくない場合
- 恋人が結婚したい理由を知る
- 結婚したくない理由を告げる
- 婚姻関係を結ばなくても結婚と同等の権利が得られることを紹介する
- 子供への認識を一致させる
- 恋人が別れたいといった場合は受け入れる
- 結婚したくないが子供が欲しい場合
- 自身に継続的な経済力があるのか考える
- 仕事をしながら子育てを続けられるのかシミュレーションする
- 自身が働けなくなった場合の対処法を用意する
- パートナー男性の有無から考える
- 子供ができると価値観が変わる場合もある
- 結婚したくないという価値観の恋人と結婚したい場合
- ゼクハラにならないよう注意する
- 相手の気持ちを否定せずお互いの気持ちを理解しあえるように話し合う
- 結婚の素晴らしさや家庭を持つことの幸せについて話し合う
- 結婚への価値観は人それぞれ
結婚を望む人の心理や理由としてまず考えられるのが、家庭を持ちたいということです。というのも、このような人々は仕事などでつらいことやストレスのたまることがあっても、温かい家庭があれば頑張ることができると考えているからです。
つまり、家庭に対して温かくて心休まるポジティブなイメージを抱いているがために、結婚に前向きになれるとのだと言えるでしょう。
温かい家庭で育った人物は、自分も親のように素敵な家庭を築きたいと無意識のうちに感じるものです。また反対に、小さい頃家庭環境に恵まれなかったからこそ、結婚をして家庭を築いて幸せを手に入れたいと願う人もいることでしょう。
つまり、家庭に対して温かくて心休まるポジティブなイメージを抱いているがために、結婚に前向きになれるとのだと言えるでしょう。
温かい家庭で育った人物は、自分も親のように素敵な家庭を築きたいと無意識のうちに感じるものです。また反対に、小さい頃家庭環境に恵まれなかったからこそ、結婚をして家庭を築いて幸せを手に入れたいと願う人もいることでしょう。
子供が欲しい
via pixabay.com
子どもが欲しいというのも、結婚したい人の心理や理由のひとつとして考えられるでしょう。可愛らしい赤ちゃんを街中やテレビなどで目にするたびに、「自分も可愛い子どもが欲しいな」と感じる人も少なくないはずです。
それまで全く子どもに興味がなかったという人でも、友達の産んだ子どもを見たり、兄弟姉妹に子どもが生まれて姪っ子や甥っ子ができてその子と触れ合うようになると「なんて子どもは可愛いんだ」と実感し、急に子どもが欲しくなることもあります。
もちろん結婚せずとも子どもを得ることはできますが、結婚してから子どもを産み育てるというあり方が日本社会の中ではまだ一般的ですので、可愛い子どもが欲しいという気持ちから結婚願望を持つようになる人もいるでしょう。
それまで全く子どもに興味がなかったという人でも、友達の産んだ子どもを見たり、兄弟姉妹に子どもが生まれて姪っ子や甥っ子ができてその子と触れ合うようになると「なんて子どもは可愛いんだ」と実感し、急に子どもが欲しくなることもあります。
もちろん結婚せずとも子どもを得ることはできますが、結婚してから子どもを産み育てるというあり方が日本社会の中ではまだ一般的ですので、可愛い子どもが欲しいという気持ちから結婚願望を持つようになる人もいるでしょう。
周囲のプレッシャーから解放されたい
via pixabay.com
結婚したいと思うのは、何も「温かい家庭を築きたい」「子どもが欲しい」といったポジティブな理由に限ったことではありません。なかには、「結婚しないの?」「いつになったら結婚するの?」という周囲のプレッシャーから解放されたいという消極的な理由ゆえに結婚したいと考える人もいます。
「結婚適齢期になったら結婚するのが当然」と考えている両親や親せきがいたり、あるいは閉鎖的な田舎に暮らしていて結婚しないと変人扱いされてしまう場合などには、積極的に結婚したいというよりも結婚せざるを得ない状況に追い込まれてしまうのです。
「周囲から変人扱いされたくない」「結婚に関するプレッシャーから解放されたい」という気持ちだけで婚活に取り組む人もいることでしょう。
「結婚適齢期になったら結婚するのが当然」と考えている両親や親せきがいたり、あるいは閉鎖的な田舎に暮らしていて結婚しないと変人扱いされてしまう場合などには、積極的に結婚したいというよりも結婚せざるを得ない状況に追い込まれてしまうのです。
「周囲から変人扱いされたくない」「結婚に関するプレッシャーから解放されたい」という気持ちだけで婚活に取り組む人もいることでしょう。
結婚に憧れを持っている
via pixabay.com
結婚したい人の心理のひとつとして、結婚に対して憧れやポジティブなイメージを抱いているからということも挙げられるでしょう。アニメ・漫画やドラマ・映画などでは、今でも結婚を美しく素敵なものとして描いている作品が多くあります。
現に、ヒロインとヒーローが紆余曲折を経て最後は結ばれ、ロマンチックな結婚式を挙げるというエンディングシーンであ最後をしめている作品もたくさんあります。
このようなものの影響を陰に陽に受けて、「結婚=素敵なもの」「結婚すれば幸せになれる」と結婚に対して憧れを抱き、早く結婚したいと考える人も少なくありません。ちなみに、どちらかと言うと男性よりも女性のほうが、美しいウェディングドレスを着た幸せな花嫁になりたいという憧れから結婚を前向きにとらえる傾向があるのかもしれません。
現に、ヒロインとヒーローが紆余曲折を経て最後は結ばれ、ロマンチックな結婚式を挙げるというエンディングシーンであ最後をしめている作品もたくさんあります。
このようなものの影響を陰に陽に受けて、「結婚=素敵なもの」「結婚すれば幸せになれる」と結婚に対して憧れを抱き、早く結婚したいと考える人も少なくありません。ちなみに、どちらかと言うと男性よりも女性のほうが、美しいウェディングドレスを着た幸せな花嫁になりたいという憧れから結婚を前向きにとらえる傾向があるのかもしれません。
将来的に不安だから
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独り身のままだと将来的に老後が不安になるからというのも、結婚したいと考える人の心理や理由のひとつに数えられるでしょう。近年、孤独死について報道される機会が増えてきました。
誰にも気づかれず、看取られることもなく病気や老衰などで孤独死し、そのまま何日も何週間も死んだことに気づかれることがなかったという恐ろしいニュースに接すると、「結婚したほうがいいかもしれない」と感じる人も少なくないはずです。
もちろん、結婚したからと言って安泰な老後が送れるという絶対的な保証はないのですが、それでも独身を貫くよりは一人寂しい老後を過ごすことを回避しやすいと言えるでしょう。このように、将来への不安感が結婚願望を強めることもあります。
誰にも気づかれず、看取られることもなく病気や老衰などで孤独死し、そのまま何日も何週間も死んだことに気づかれることがなかったという恐ろしいニュースに接すると、「結婚したほうがいいかもしれない」と感じる人も少なくないはずです。
もちろん、結婚したからと言って安泰な老後が送れるという絶対的な保証はないのですが、それでも独身を貫くよりは一人寂しい老後を過ごすことを回避しやすいと言えるでしょう。このように、将来への不安感が結婚願望を強めることもあります。
結婚するのが当たり前だと思っているから
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特に明確な理由や動機はなく、ただ単に小さい頃から「大人になれば結婚するのが普通」だと思っていたから結婚をしたいと考える人も意外と多いのではないでしょうか。
親戚や知り合いに独身を貫いている人がおらず、また兄弟姉妹も友人も結婚適齢期になると結婚していという環境に身を置いていると、「自分も当然いつか結婚するもの」と無意識のうちに考えるようになるからです。
年々生涯未婚率や初婚平均年齢が増加傾向にあるとは言え、いまだに「結婚するのが普通、独身を貫くのは普通ではない」という考え方を親や周囲の環境から受け継ぎ、内面化する人も多いと言えるでしょう。このような人は、自分が結婚するという将来に疑いを持っていません。
親戚や知り合いに独身を貫いている人がおらず、また兄弟姉妹も友人も結婚適齢期になると結婚していという環境に身を置いていると、「自分も当然いつか結婚するもの」と無意識のうちに考えるようになるからです。
年々生涯未婚率や初婚平均年齢が増加傾向にあるとは言え、いまだに「結婚するのが普通、独身を貫くのは普通ではない」という考え方を親や周囲の環境から受け継ぎ、内面化する人も多いと言えるでしょう。このような人は、自分が結婚するという将来に疑いを持っていません。
結婚したくない男性・女性が増えた時代背景
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上でも触れたように、生涯未婚率も「結婚したくない」と考える男女の割合も年を追うごとに増加傾向にあると言われています。このような時代状況から、結婚はもはや「必需品」ではなく「嗜好品」になっているというセリフまでよく聞かれるようになったほどです。
また、このような傾向性は日本社会に限った話ではありません。フランスに代表されるように、従来の結婚というあり方から距離を置き、事実婚を選ぶカップルも世界的に増えつつあります。
では、なぜ現代社会においてはこうも結婚したくないと考える男女が増えたのでしょうか?何が彼ら・彼女らから結婚願望を奪っているのでしょうか?ここからは、その時代背景について探っていきましょう。
また、このような傾向性は日本社会に限った話ではありません。フランスに代表されるように、従来の結婚というあり方から距離を置き、事実婚を選ぶカップルも世界的に増えつつあります。
では、なぜ現代社会においてはこうも結婚したくないと考える男女が増えたのでしょうか?何が彼ら・彼女らから結婚願望を奪っているのでしょうか?ここからは、その時代背景について探っていきましょう。
離婚率の上昇
via pixabay.com
結婚したくない男性・女性が増えた時代背景としてまず考えられるのが、離婚率が上昇したことによって、結婚に対する理想や憧れを従来のように持てなくなったからということです。
おとぎ話や絵本の中では、結婚さえすればそれだけで幸せな人生が送れるものだと描かれていますが、現実はそうではありません。保守的な家族観や結婚観が変化し、「結婚生活によって不幸になるくらいならば離婚したほうがよい」と考える人が増えたことによって、離婚しやすくなったというのが現代社会の特徴です。
加えて、芸能人や著名人の泥沼の離婚スキャンダルが毎日のように報じられていることも、結婚に希望や夢が持てなくなってしまい、若者が結婚に対して後ろ向きになっている原因のひとつでしょう。
おとぎ話や絵本の中では、結婚さえすればそれだけで幸せな人生が送れるものだと描かれていますが、現実はそうではありません。保守的な家族観や結婚観が変化し、「結婚生活によって不幸になるくらいならば離婚したほうがよい」と考える人が増えたことによって、離婚しやすくなったというのが現代社会の特徴です。
加えて、芸能人や著名人の泥沼の離婚スキャンダルが毎日のように報じられていることも、結婚に希望や夢が持てなくなってしまい、若者が結婚に対して後ろ向きになっている原因のひとつでしょう。
女性の社会進出
via pixabay.com
女性の社会進出も、結婚したくない男性・女性が増えた時代背景のひとつとして考えられることでしょう。大学などで高等教育を受けた才気あふれる優秀な女性であっても、「女」という性別であるだけで男性と同じように働き、自分の力で稼ぐことが認められない時代が一昔前まで存在していました。
働くことが社会的に認められなかった女性たちは、結婚して夫に養ってもらわなければ生きていくことができなかったのです。しかし、女性の権利が少しずつ認められ始めた現代社会においては女性の社会進出も以前に比べれば進み、女性が経済的に自立することが可能になりました。
「無理して結婚するよりは独身でいたほうが幸せ」と考える女性も多くなって、「是が非でも無理をしてでも結婚しなければ」という女性たちを縛り抑圧していた保守的な考えが薄らぎ、あえて結婚しないことを選ぶ女性が増えたと言えるでしょう。
働くことが社会的に認められなかった女性たちは、結婚して夫に養ってもらわなければ生きていくことができなかったのです。しかし、女性の権利が少しずつ認められ始めた現代社会においては女性の社会進出も以前に比べれば進み、女性が経済的に自立することが可能になりました。
「無理して結婚するよりは独身でいたほうが幸せ」と考える女性も多くなって、「是が非でも無理をしてでも結婚しなければ」という女性たちを縛り抑圧していた保守的な考えが薄らぎ、あえて結婚しないことを選ぶ女性が増えたと言えるでしょう。
子育て環境
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これは日本特有の問題であるとも言えますが、結婚したくない男性・女性が増えた時代背景のひとつに子育て環境の悪化も含まれるでしょう。
核家族化が進み、「子供は社会で育てるもの」という考え方が希薄になって子育て中の母親に対する世間の目が厳しく冷淡になった現代社会においては、結婚して子供を産み育てることが難しい状況になっています。とりわけ、女性にのしかかる育児の負担はかなり大きいものです。
母親が育児をするのは「当然のこと」なのに、父親は育児に「協力」したり自分の好きな時に「参加」あるいは「手伝ってあげる」補助的な存在であるという考えがまだ根強い日本では、共働き夫婦であっても母親がワンオペ育児を強いられている家庭も少なくありません。
核家族化が進み、「子供は社会で育てるもの」という考え方が希薄になって子育て中の母親に対する世間の目が厳しく冷淡になった現代社会においては、結婚して子供を産み育てることが難しい状況になっています。とりわけ、女性にのしかかる育児の負担はかなり大きいものです。
母親が育児をするのは「当然のこと」なのに、父親は育児に「協力」したり自分の好きな時に「参加」あるいは「手伝ってあげる」補助的な存在であるという考えがまだ根強い日本では、共働き夫婦であっても母親がワンオペ育児を強いられている家庭も少なくありません。
via pixabay.com
ワンオペ育児という言葉が人口に膾炙するようになっていることからも分かるように、旧態依然とした性別役割分担意識が母親たちを圧迫しており、世の母親たちの置かれた過酷な状況を独身女性もさまざまなところで見聞きしているからこそ、「結婚して子どもを産みたくない」と思ってしまうのでしょう。
また、保育園の待機児童問題に象徴されるように、共働き夫婦が子育てをしにくい環境が依然として続いているのも結婚を忌避する傾向の要因のひとつと言えます。
加えて、父親として当然のことである育児のために父親が育児休暇を取得しようとしても、「男性なのに育児休暇?」と職場や周囲の人々から心ない言葉をかけられ差別的な扱いを受けたり、昇進を阻まれてしまうという日本社会特有の問題も、結婚や出産に対するネガティブなイメージを増幅させているのかもしれません。
また、保育園の待機児童問題に象徴されるように、共働き夫婦が子育てをしにくい環境が依然として続いているのも結婚を忌避する傾向の要因のひとつと言えます。
加えて、父親として当然のことである育児のために父親が育児休暇を取得しようとしても、「男性なのに育児休暇?」と職場や周囲の人々から心ない言葉をかけられ差別的な扱いを受けたり、昇進を阻まれてしまうという日本社会特有の問題も、結婚や出産に対するネガティブなイメージを増幅させているのかもしれません。
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