2019年7月14日 更新

据え膳食わぬは男の恥とは?意味や使い方と今の男性におすすめの行動

今や同意のない性行為は犯罪だという認識が広まりつつある中、チャンスがあれば女性に手を出すことをよしとする「据え膳くわぬは男の恥」という考え方は時代遅れになってきています。この記事では据え膳くわぬは男の恥の意味や現代的な位置づけについてもご紹介しています。

目次

据え膳食わぬは男の恥とは

Question Mark Why Problem - Free photo on Pixabay (478722)

恐らく多くの方が、「据え膳食わぬは男の恥」ということわざを耳にしたことがあるでしょう。「据え膳くわぬは男の恥」とは、女性から手を出してもよいというサインが出ているならば、無条件でその女性を「いただく」ことこそが男らしさであるという考えを表したことわざです。

現代では女性から男性にアプローチしたり誘ったりすることは普通ですが、このことわざはそのような行為が女性には社会的に許されていなかった時代に生まれたものです。

「勇気を出してアプローチしているのだから女性に恥をかかせてはいけない」という意味と、「せっかく女性をいただくチャンスがあるならばいただいてしまえ」という意味が込められています。

据え膳食わぬは男の恥の由来や類語

Bed Sleeping Couple - Free photo on Pixabay (478714)

結論を先取りしてしまうならば、「据え膳食わぬは男の恥」ということわざは、江戸時代に生まれ、それに続く明治以降の近現代の日本の「男らしさ」というジェンダー規範を体現する言葉として使われてきたものです。

江戸時代には武家などを除き女性に対する性的な規範はさほど強くなかったと言われています。ですが、明治時代以降になると女性には広く貞淑さや処女性が求められ、それとは対照的に男性には「男らしさ」として性的な奔放さが黙認されるという「性のダブルスタンダード」がまかり通っていくことになります。

そのようなジェンダー規範を端的に表した言葉こそ、「据え膳食わぬは男の恥」だと言えるでしょう。ここでは、このことわざの由来や類語について詳しく解説していきます。

据え膳食わぬは男の恥の由来

Castle Japan Japanese - Free photo on Pixabay (480202)

まずは、「据え膳食わぬは男の恥」の由来についてチェックしていきましょう。据え膳食わぬは男の恥という言葉は江戸時代の人形浄瑠璃の作品に由来するという説が存在します。

「据え膳」とは本来的には、すぐに食べられるように用意されている食事を意味する言葉です。「食べる」という言葉は、食事をするという行為と女性と性的な関係を持つという行為の両方にかかっています。

前者においては、危険なものが入っていたとしても度胸のある男ならば出された料理を全て平らげるべきだという意味になり、後者においては、女性からアプローチされたならばそれを断って女性に恥をかかせてはいけないという意味になるのです。

類語:厭じゃ厭じゃは女のくせ

Beauty Asia Seductive - Free photo on Pixabay (480203)

実は、据え膳食わぬは男の恥ということわざ以外にも、男性の性的な奔放さをよしとする言葉は多く存在します。そのひとつとしてご紹介したいのが、「厭じゃ厭じゃは女のくせ」という言葉です。

現代語的に訳すならば、「嫌だ嫌だというセリフは女の癖」となるでしょう。近代の日本においては女性に広く貞淑さや処女性が求められたため、たとえ男性からアプローチされたとしても建前として「嫌だ」と拒絶し、自らの貞淑さをアピールしなければならないというところから生まれた言葉になります。

つまり、男性から迫られて「嫌だ」と女性が言ったとしても、それは拒絶ではなく本当は男性を受け入れたいというサインなのだ、という意味になります。意地の悪い言い方をすれば、男性にとってかなり都合の良い言葉だと言えるでしょう。

類語:厭と頭を縦に振る

Umbrella Kimono Japan - Free image on Pixabay (480204)

「厭と頭を縦に振る」という言葉も、据え膳食わぬは男の恥ということわざの類義として挙げられるでしょう。これは、「嫌よ嫌よも好きのうち」と似たような意味合いの言葉になります。

貞淑でうぶな女性がよしとされた保守的な時代においては、男性を積極的に求めることが恥とされたため、女性は本当は男性を受け入れることを望んでいても「嫌だ」と表面的に拒絶のポーズを取ると考えられていました。

また、男性の嗜虐芯をあおるためにわざと女性は「嫌だ」と言い、場を盛り上げていると考える男性も多く存在していた、あるいは今の存在しているのです。

ですが、男性との関係がこじれることに不安を抱いてはっきりとNOと言えなかったり、あるいは恐怖で大声で助けを求めることができない女性がいることもまた忘れてはなりません。

類語:炒り豆と小娘はそばにあると手が出る

Bamboo Trees Girl Kimono - Free photo on Pixabay (480205)

据え膳食わぬは男の恥の類語のひとつとして、「炒り豆と小娘はそばにあると手が出る」という言葉もあります。炒り豆とは、現代で言うおつまみやスナック菓子的なもののことです。

おつまみやスナック菓子は何も考えずともつい無意識のうちに手がでてしまうのと同様に、若い女性を前にすると男性は無条件で手を出したくなるという意味の言葉になります。

現代的な観点からすると、このことわざは男性の性欲は「本能」であり「仕方がない」ものだから近くに居る若い女性に手を出してしまうのも当然であるという、女性への一方的な性欲の押しつけを正当化する言葉であるとも解釈できるでしょう。

据え膳食わぬは男の恥は時代遅れ

Metoo Women Harassment - Free photo on Pixabay (480206)

以上で見たように、据え膳食わぬは男の恥という言葉は近代に生まれ、それと同じような意味を持つ言葉が多く存在することがお分かりいただけたことでしょう。

ですが、昔の性規範や「男らしさ」と現代のそれとは全く異なっているものです。以前は女性に貞淑さを押し付け、男性だけが「男らしさ」の特権として性的に奔放に振る舞うことは許されていましたが、性差別的な意識が変化しつつある今日においては、据え膳食わぬは男の恥はもはや時代遅れにほかならないのです。

ここからは、据え膳食わぬは男の恥がなぜ時代遅れなのかについて詳しく見ていきましょう。

女性視点では恥だと感じない

Couple Love Boy And Girl - Free photo on Pixabay (480207)

そもそも、女性からすると「据え膳食わぬは男の恥」は決して美徳ではありません。目の前に女性がいて手を出せそうだからと言って、むやみやたらに手を出すことは恥であり、手を出さないことはその反対で恥ではないのです。

女性も男性と同様に好きな相手に対してアプローチすることが一般的になった現代においては、男性から受け入れられなかったとしても、「男のくせに女に恥をかかせるなんて」と批判する女性は少数派でしょう。

我慢できる紳士的な男が魅力的

Model Flowers Bouquet Of - Free photo on Pixabay (480208)

女性からすると、たとえ手を出せそうな雰囲気であったとしてもぐっと自分の欲をこらえて我慢できる男性こそ、「男らしい」存在であり魅力的に映るものです。

少しでも可能性がありそうならば何でもかんでも女性に手を出そうとする男性は、多くの女性にとって軽蔑の対象であると同時に、性犯罪を犯しかねない恐怖の対象でもあります。

現代女性は、据え膳食わぬは男の恥をよしとせず、それを体現するような男性を拒絶する傾向が強いと言えるでしょう。

草食系男子が増えている

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