フリーター女性の将来と末路とは？フリーター女性の実態と結婚事情も

実は先ほどの年収240万円という収入は、それほど悪い金額ではないのです。実は、フリーター女性の中には、年収が100万円未満の人もたくさんいるのです。

その率はなんと44％以上もいると言われています。100万円未満であれば、当然一般的な生活は困難になってしまいます。

多くのこうした女性の場合には、自分で生活していくことが困難になりますので、親の力を借りたりしながら生活をしているのが現状です。アルバイトやパートで生計を立てていますので、これ以上収入が向上するということもほとんどありません。

フリーター女の最終学歴は大卒や専門卒の場合も

では、こうした女性の場合には、そもそも正社員になるつもりはないのでしょうか。女性の場合には、就職をしないで、結婚をして家庭に入るという考え方も確かにあります。

しかし、実はフリーター女性の最終学歴は大卒や専門学校の卒業の人も多いのです。つまり、将来、正社員になるつもりで勉強をしていて、結局正社員にはなれずフリーターになってしまったという人もとても多いということになります。

もともと自分で望んでフリーターになったのであれば、とくには大きな問題にはなりませんが、そうではないという現状があるということを知っておきましょう。こうした現状に悩んでいる女性はとてもたくさんいるのです。

20代・30代フリーターの割合と傾向

それでは、20代のフリーターと30代のフリーターの割合はどのくらいなのでしょうか。この年代の割合と傾向を理解することで、よりフリーターについて深く知ることができるでしょう。

また、この割合から実際のどのくらいの人が将来、正社員になっていくのかについてもご説明いたします。現実はそれほど甘いものではない、実際はとても厳しい現実があるということが分かるはずです。

25～34歳のフリーターの人数は95万人以上

まず、25～34歳の人のフリーターの人数は95万人以上もいます。つまり、十代のフリーターよりも遥かに20代から30代にかけてのフリーターが多いことが分かります。

この数値は総務省統計局が2015年に行った労働力調査ですが、恢復傾向はあるものの、現在もそれほど変わっていないのが現状です。一度フリーターになってしまえば、とくにこの年代の人はなかなか抜け出せないということもあります。

フリーターの方が楽、責任感がないという理由から、結局はズルズルとフリーターとしての道を歩んでしまうのです。

男性は49万人

そして、そのうち男性は49万人います。男性の方が若干女性よりも少ない傾向にありますが、それでもこの人数はとても多いと言えるでしょう。

こうした男性のフリーターの場合でも、正社員を目指したことがあるという人は多いです。正社員になるために行動を起こしたが、結果的にイメージしていたことにはならず、フリーターとして生活をすることを選んだ男性がとても多いのです。

年齢を重ねれば重ねるほど、正社員になることは難しくなるのです。

女性は55万人

そして、女性の場合には55万人ほどがフリーターとして生活をしています。男性よりも多い人数です。

女性の場合には、まだまだ男性よりも希望の就職先を見つけるのは難しいという現実があります。男性の方が、まだ希望している仕事を選ぶことができるでしょう。

女性の場合には、結局理想的な仕事に就けることなく、そのままフリーターを目指す傾向にあります。将来は自分の理想の仕事をしたいと考えながら、時間だけが過ぎていくという状態になってしまっているのです。

フリーター女から正社員に移行する割合は8％程度

では、フリーターの女性が正社員になることができる割合はどのくらいでしょうか。希望していた仕事に就くことができず、就職活動を続けながらフリーターで生活をしている女性はおても多いですが、実際に正社員に移行することができた人は、たったの8％しかいないのです。

この割合は決して高いとは言えないでしょう。さまざまな理由がありますが、女性の場合には、たったこれだけの割合しか正社員にはなれないという現状があるのです。

フリーターになる理由

それでは、フリーターを選んでしまう理由はどういったことでしょうか。フリーターになってしまう理由は、とてもたくさんあります。

しかし、多くのこうし理由を探っていると、ある程度の一貫性が見えてきます。多くの理由は、これからご紹介する内容になっていますので、もし今フリーターとして生活をしている場合には、自分に当てはまるのかを確認してみましょう。

卒業後就職活動が上手くいかなかった

まず、フリーターになってしまう大きな理由として、卒業後に就職活動が上手くいかなかったということがあります。つまり、もともと正社員として仕事をするつもりがあったということです。

正社員として仕事をしている人と同じように就職活動をしていたが、イメージしていたようにはならなかったということから、フリーターを選んでしまったのです。こうした理由の人は、大学まで進んでいることが多いです。

何かのタイミングや自分の能力不足など、原因はさまざまですが、その意志は皆と同じようにあったということです。

フリーターは一時的な仕事だと思っている

また、フリーターは一時的な仕事だと思って我慢してフリーターを続けているということもあります。就職活動をしていた人も、していなかった人も、フリーターはあくまでも一時的で、近い将来自分は正社員として仕事をするという考えのもと、フリーターをしているというパターンです。

しかし、こうした考え方を持っている場合、なかなか正社員としてのアクションが起こせなくなることがあります。フリーターの方が楽だ、責任感がないと考えてしまい、結果的にズルズルとそのままフリーターとして生活を続けてしまうのです。

落ちるのが怖くて就職活動したくない

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