2021年5月17日 更新

Twitterで炎上している加工師とは?その理由と無断転載の危険性

Twitterなどで炎上している加工師とは一体なんなのか。無断転載をしているのにも関わらず、周りの指摘に耳を貸さない痛い加工師が急増しているせいで加工師は嫌いだという意見が広がりその存在が問題視されています。そんな加工師、無断転載の危険性についてまとめました。

絵師本人からも批判される

Emoji Smiley Bad Mood - Free photo on Pixabay (79928)

加工された画像の元の作者が加工されたイラストが投稿されているのをみて非常に不快な気持ちになり、加工師と争いになるといった事例も最近ではよく見られるようです。そもそも元のイラストの製作者はその作品が自分の中で完結し、完成したものであるとして画像として投稿しているのです。

それを他の誰かが色味を変えたり文字を入れたりして投稿したのを見る、怒りや悲しみを抱く元のイラストの作成者さんも決して少なくはありません。

批判に対する加工師本人の反応は?

Fire And Water Fight Hands - Free image on Pixabay (79934)

多くの人に批判される加工師でも、全員が反省するわけではありません。「これからは許可を取ってOKをもらったものだけにします」という人もいれば「いや、そもそも二次創作のイラストを加工して何が悪いの?」と考える人もいます。

また「写真を加工してあげて有名になる手伝いをしてるのに怒られるなんて!」と自分が被害者のように主張する加工師も少なくはありません。無断転載という性質上、加工師は中高生が多いため、自分の行動の何が悪いのか自覚できない人も多いようです。

加工師に対しては「嫌い」「痛い」の声が圧倒的多数

Emoji Emoticon Anger - Free image on Pixabay (79940)

加工師とはそもそもここ数年で急激に増え、昔からネットを利用して作品を投稿していた人にとっても突然現れた謎の多い存在でした。元々作品を投稿していた人たちからすると、自分たちの作品を横取りして賞賛コメントをもらったり、リツイートやいいねを稼いだりする悪しき存在だと認識している人も多いため「加工師は嫌い」と思う人が多いようです。

また、著作権や肖像権を無視し、それを指摘されても反論するなどとした問題行動が加工師を痛い人という認識を多くの人に持たせているのでしょう。加工師の多くは著作権に対する無知さが原因で問題になっているのです。

「加工師」というネーミングも批判の的

Punch Fist Hand - Free photo on Pixabay (79946)

「加工師」という言葉を初めて聞くと「何か一般的な人は持っていない特別な技術があって、依頼されて加工している専門家」と思う人も多いと言われています。しかし、実際には大半の加工師はアプリでちょっと加工をしているだけです。さらに、ほとんどの加工師は原作者に無断で行っています。

だからこそ「単なる盗作なのに、クリエイターを気取ってる変な名前」と、「加工師」というネーミング自体に批判的な人も多いと言われています。

加工師には中高生が多い?

Girl Student Asian - Free photo on Pixabay (79952)

そもそも、加工の程度にもよりますが、多くの加工師の行っていることは作者の意図を無視する無断転載です。そのため、ネットを使い始めて善悪の区別がつかない中高生が加工師になるケースが多いと言われています。

だからこそ「若気の至りとはいえ、あまりにも失礼すぎる」と炎上する原因となるのです。周りから諭されても逆ギレする人も多く、余計に無断転載された原作者の怒りに火をつけてしまいます。いわゆるネットマナーを理解していないからこそ、ますます炎上してしまうのです。

加工師は著作権を侵害して無断転載してる!

Hacker Silhouette Hack - Free photo on Pixabay (79957)

無断転載とは著作権上、著作者本人の許可を得ずに作品を利用することのことを指します。

作品を加工し投稿していい場合というのはとてもケースが限られており、加工する作品を著作者が投稿しているページなどで本人が条件付きでの転載を認めていたり、加工して転載することを認めていたり、フリー素材としての使用を認めていたりするものに限られてきます。

最近では、さも自分が作った作品かのように投稿して閲覧数を増やすなど、著作権を侵害する行為であるとわかった上で無断転載をする人が問題視されています。加工師も場合によってはこの無断転載をしていることとなるため、本人の自覚がなくとも著作権侵害に当てはまってしまうのです。

加工師よりタチが悪い!輸入師も登場!

Burglar Thief Criminal - Free vector graphic on Pixabay (79961)

輸入師とは海外の人がその正体であることが多く見られますが、youtubeなどに別の人が他のサイトで投稿しているイラストや動画、また有料で販売されている漫画等の作品を無断転載し、収益を得ようとしている人たちのことです。

この人たちは自分のやっていることが違法だと分かった上で人の創作物を使ってお金を稼ごうとしています。そういう人の取り締まりは勿論おこなわれていますが、数が多すぎる、海外での犯行といった要因からなかなか数が減っていないのが現状です。

注意が必要なSNSの投稿

Road Sign Attention Right Of Way - Free image on Pixabay (79966)

誰しもインターネットを活用している時代ですから、知らず知らずのうちに著作権を侵害している作品を閲覧、利用していたり、SNSで自分も拡散していた、著作権侵害にあたる投稿をしてしまっていたりという事例も多いでしょう。

SNSで使用可能なものは基本的に自分のオリジナルの文章や画像、映像に限られています。どのようなものが著作権侵害の危険があり、気をつける必要があるのか、どのようなことをしてはいけないのかについて紹介いたします。

プロフィールのアイコン

Avatar Women Girls - Free image on Pixabay (79969)

TwitterやFacebook等のアイコンに人の創作物を利用するのは禁止されています。当たり前にアニメの原作の絵を利用している人やTwitterで拾った画像をアイコンにしている人も多いのではないでしょうか。

これらも実は著作権の侵害に当たります。作者本人以外の人が多くの人が閲覧する場に作品を晒すこと自体が著作権を侵害している、と判断されるため悪意の有無は関係ありません。アイコンに使っても良いとされているものは著作権者本人が使用許可を出している作品、自分で創作した作品や撮影した画像に限られます。

アイコンに自分の創作物や所有物を使用するとき以外は事前に著作権を侵害していないか確認、もしくは著作権者の許可を得てから使用しましょう。

漫画などの二次創作画像

Fish Funny Cartoon - Free vector graphic on Pixabay (79973)

漫画やアニメの原作者でない人が創作したその作品のキャラクターを用いた漫画やイラストをこと二次創作物と呼びます。そもそも二次創作というのは著作権侵害になる可能性を多分に含んでおり、その創作物を原作者が目を瞑ってくれていることによって成り立っている文化なのです。

そのため公式の原作者の迷惑にならないように細心の注意を払って活動をおこなっている二次創作者の方は沢山いらっしゃいます。それを無断で使用した場合原作者の作品と、二次創作者の作品への二重の著作権侵害となってしまいます。もちろん、二次創作のイラストを加工するのもNGです。

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