2021年5月17日 更新

Twitterで炎上している加工師とは?その理由と無断転載の危険性

Twitterなどで炎上している加工師とは一体なんなのか。無断転載をしているのにも関わらず、周りの指摘に耳を貸さない痛い加工師が急増しているせいで加工師は嫌いだという意見が広がりその存在が問題視されています。そんな加工師、無断転載の危険性についてまとめました。

加工師はクズ!?無断転載で炎上する人が続出!

Together Earth Human - Free image on Pixabay (80005)

現在ネット上では自分で絵を描いて投稿する人のことを「絵師」、自分で作った動画を投稿する人のことを「動画師」、と呼ぶなど様々な「その人の創作活動での主な活動分野に合わせた名称」が付けられています。しかしこれらは元々自称するものではなく他称、いわゆる周りの人がその人を指す言葉として使われたことをきっかけに広まりました。

しかし今回の記事のメインとなる「加工師」は、例えば自身のことを文章を書く人の名称として「文字書き」と表現するのと同じように自称する表現として「加工師」という名前が使われていたことをきっかけに、若者を中心に増えていき、現在では一つの社会問題となっています。

加工師とは?

Thinker Thinking Person - Free vector graphic on Pixabay (79873)

自分以外の人が作品として投稿している写真やイラストの画像を一度自分のスマートフォンやパソコンに取り込みその作品を加工し「自分が加工した作品」としてTwitterやyoutube、pixivなどに投稿している人のことを指します。

加工師は自称するところからはじまるため、「自分は加工師である」といえばその人は「加工師」になれるのです。ただし、作品の加工は無断で行われることが多く、中には加工しただけなのに自作発言をする人もいて無断転載などの問題になる可能性があります。

加工師を名乗る人はどんな事をしてる?

Question Mark - Free image on Pixabay (79882)

加工師は、人が描いた絵や人が撮った写真を画像サイトやTwitterなどで入手し自分の持っている加工アプリに取り込みます。イラストであれば色の塗り直しを行ったり、写真であればやコントラストや明るさの調整などをして「加工」します。

すなわち、自分が素敵だと思ってきたイラストや写真を加工するのが加工師の行動です。大部分の加工師は絵や写真の元々の作者に了解を取らず、自分で勝手に加工して作品をアップすると言われています。

加工師が急増している理由

Profits Revenue Business - Free image on Pixabay (79885)

SNSを中心に存在が波紋を呼んでいる加工師ですが、急増している理由としてはじめやすさや実際に加工する方法の簡単さがあげられます。加工した画像を投稿しコメントをもらったり、いいねやリツイートなどの反応をもらうことで、フォロワーを増やしていくといった形で加工師は認知度が上がっているようです。

またその作品が多くの人の目に触れることによって、そういった認知度のあげ方を参考にし同じようなことをする人がいることが加工師の増加の原因の一つでしょう。

SNSに投稿すると褒められる

Hand Thumb Sign - Free vector graphic on Pixabay (79893)

近年ではTwitterや画像サイトにクオリティーの高い作品も沢山投稿されています。加工前の元の写真やイラストの完成度が高い為、それを加工して載せてももちろん完成度の高い作品となります。そのためTwitterでいいねやリツイートといった形で反応がもらえたりメッセージがもらえたりと自分の加工した作品が注目されやすいものとなっています。

また加工師は自分の加工した画像の原作者にそれを披露して褒められたいといった感情を抱き、直接原作者に画像をみせるなどの行動が物議を醸しているようです。

アプリで簡単に加工できる

Boys Scout Scouting - Free photo on Pixabay (79897)

加工師が増えている理由としては、加工が簡単になっていることも一因だと言われています。以前はお絵描きソフトなどを使う技術がないと加工もできませんでしたが、スマートフォンの普及によりアプリで簡単にイラストや写真を加工できるようになりました。

すなわち、特に知識がなくても短時間で簡単にイラストや写真を加工し、自分のTwitterなどにアップすることができるのです。そのため、無断転載に対する罪悪感がない若年層も加工師になってしまうと言われています。

無断転載が増えている

Take It Easy Without Having To - Free photo on Pixabay (79904)

また、無断転載自体が増えているのも加工師が増えている理由の一つです。商業誌の気に入った場面を軽い気持ちで「ここマジ泣ける!」とTwitterにアップする人もいれば、悪いことだと分かっていても営利目的や注目を集めるためにアップする人もいます。誰かのイラストや写真を転載する人もいるでしょう。

そういう人たちが多いからこそ、「無断転載は絶対に許されない」という気持ちが育たないのです。「周りがしているから、自分も良いだろう」という気持ちで加工師になってしまう人もいます。

加工師のTwitter投稿が炎上?

Deny Disagree Disapprove - Free vector graphic on Pixabay (79913)

ある例では、加工師を名乗るAさんは自分のアカウントでBさんが投稿したイラストを無断で使用し、加工した作品を投稿していました。それに対してBさんが自分の作品を加工した画像を投稿して欲しくない、削除して欲しいとのコメントをAさんに伝えたのですが、Aさんは聞き入れなかったと言われています。

そういったやりとりを見ていた他のサイト利用者がAさんをコメントで攻撃したり不正なアカウントとして通報する事態となり炎上しました。これに似たような事例がいくつも起こってしまったことで加工師はイラストや写真を投稿をしている人たちの間で話題となっています。

加工師を肯定する声

Smiley Emoticon Anger - Free photo on Pixabay (79916)

実はイラストを投稿している人の中には自分の作品を素敵だと感じそれを、二時的に創作「してくれている」という受け取り方をしている人もいます。「素敵な加工によって自分の元のイラストの知名度が上がる」と考える人もいます。

さらには、Twitterで好きな漫画のキャラを描いているイラストを加工している人たちは「自分たちもオリジナルのキャラクターじゃなくて漫画のキャラクターを加工して描いてるんだから、それをさらに加工するのも自由」と主張することもあります。こういう人たちが、主に加工師を肯定していると言われています。

加工師を批判する声

Child The Little Girl Anger Bad - Free photo on Pixabay (79922)

肯定する人がいる一方、批判する声の方が現在は多く見られているようです。「原作者が完成させた作品を自分の好きなように改変して我が物で投稿している」と感じている人は加工師の存在に否定的です。

例えその加工前の作品の作者でなくても元の作品のファンであったり、使用された画像の作者を応援したりする立場の人は作品を汚されたと感じている人も多く、そういった人たちは加工師を批判する投稿をしたり、直接加工師に対して批判のコメントを送ったりしています。

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