2019年8月19日 更新

「無理しないでね」という言葉は逆効果?注意点と代わりになる言葉

無理しないでねという言葉が嫌いな人の心理についてご紹介いたします。注意すべきポイントや、代わりとなる言葉も説明していきます。安易に大丈夫と言われる事が嫌な人もいますが、言う側もどのような心理で言っているのか両者の心理を分析しつつ解説いたします。

目次

意外と使ってしまう「無理しないでね」

Girl Portrait Hair - Free photo on Pixabay (355903)

「あまり無理しないようにね」「大丈夫?」などといった、相手を心配する言葉は、誰しも使ったり耳にしたことあるでしょう。言う側としても、特に悪気があるわけでもないものですが、受け取る側の状況によっては、その言葉が逆効果として、むしろ心配していないと捉えられてしまう事もあるのです。

これは、言葉を使う側の心理と、受け取る側の心理の食い違いが存在したり、実際にその場しのぎの無難な言葉として使っていることもあるという事例が、言葉の解釈を分けてしまう一因ともなっています。恋愛においても、男性と女性が互いにそういった言葉を投げかける場面は多くあります。

今回は、そのような誤解や悪い印象を相手に与えないようにするために、両者の心理を分析し、代わりとなる言葉や、相手を理解する手助けとなる解釈の仕方を説明いたします。両者の心理を知ることで、相手の立場にたって考えるためのサポートとなる知識を得ることができるでしょう。

無理しないでねという言葉を使う心理

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「無理しないでね」という言葉を使う側の人の心理について解説いたします。この言葉には、状況に応じて、様々な意味があります。同じ言葉でも意味合いが複数あるのです。そのため、受け取る側の人が、どう解釈するかで、間違った意味で伝わってしまう事もあるのです。

相手がどのような意味合いで使っているかが分からない時は、下記のご紹介するパターンに絞り込むことで、解釈のサポートとなるでしょう。状況や、前後の流れ、声のトーン、文字の雰囲気、相手の性格などを組み込んで的を絞り込むことで、より精度が上がります。

基本的に悪い意味合いで言うことはあまりありませんが、中には、本当は嫌いな事を隠そうとしている事例もあるため、それらも踏まえて説明していきます。

社交辞令として言っている

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日本では「社交辞令」という言葉があるように、日常やイベント行事、習慣や風習などといった、あらゆる場面での人間関係や付き合いにおいて、物事をスムーズに進めるために発言することが望ましいとされている挨拶や言葉が存在します。「大丈夫?」などもその一例と言えます。

あきらかに大丈夫ではない人に、とりあえず「大丈夫?」と聞いてしまい、相手を不快にさせてしまうこともありますが、「無理しないでね」という言葉も同じように、社交辞令として言っていたとしても、実際にその言葉には「気遣い」が含まれています。悪気はないのです。

そこを汲み取る必要があります。もし、本当に心配している人は、気が気ではないはずです。相手が心配してほしそうだったり、大したことではないけど「無理しないでね」と言わなかったことで、冷たい人と思われてしまう経験をした可能性もあります。このように、基本は気遣いがあるのです。

頑張ってねの裏返し

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相手が何かに挑戦しようとしている時など、応援したいけれど、無理はしない方が良いと考えている場合において、「無理しない程度に頑張ってね」という意味合いで、この言葉を使用することもあります。つまり、体や心が疲れない程度に気を付けてねという気遣いが含まれているのです。

もちろん、応援しているという気持ちも含まれています。ただし、現代では、頑張り過ぎてストレスをためこんでしまい、体調を崩してしまったり、心が疲れてしまう人が増加しているため、簡単に「がんばってね」とも言えなくなってきています。

特に、うつ状態に近い場合は、「がんばってね」と言わない方がいいという知識も、依然と比べて広まっているため、尚更と言えるでしょう。そのため、「応援はするけど、体調崩すほどの無理は禁物だよ。」という意味合いを込めて、「無理しないでね」と声をかけることがあります。

好意がある

Couple Kiss Together - Free photo on Pixabay (355911)

相手に好意がある場合は、気遣ったり心配していることで、その好意の気持ちを伝えようとする場合もあります。逆に関心がない場合は、無視されてしまうことすらありますので、反応があるということは、程度の差はあれど、好意があることを示しています。

言い方のニュアンスなど、それぞれくみ取れる情報はその都度異なりますが、目を合わせて伝えてくれたり、メッセージでも、文面や絵文字や顔文字など、普段と比べることでより好意の強さが分かるものです。

純粋に心配をしている

Portrait Grim Girl - Free photo on Pixabay (355986)

知人などを含め、純粋に心配している場合もあります。表現方法の幅は人それぞれなので、「無理しないでね」というようなニュアンスになることもあれば、違う表現の時もあるでしょう。心配の度合いも人それぞれですが、気遣いが含まれています。

良い言葉が思い浮かばず、ありきたりな言葉になってしまうことは誰しもあるので、一般的な表現になりがちですが、悪気があるわけではありません。「がんばり過ぎないようにね」などといった人それぞれの言葉があります。

また、心配し過ぎたり、言葉を選ぼうとしすぎて、上手く言えない事もあるでしょう。そのような純粋に心配している場合も多々あります。

実は嫌いなことを隠そうとしている

Stress Anxiety Depression - Free photo on Pixabay (355982)

相手との関係性が悪かったり、良く思われていない場合は、マイナスな気持ちを持って「無理しないでね」という言葉を発することもあります。そういう人の心理には、その「嫌いである」ことを隠そうとしている場合もあります。

これは、心配していないと思われると、嫌っているのがバレてしまう事を恐れ、かといって巧妙な言い回しをしようとも思っていない、もしくはできない場合に、一般的な言い回しで隠そうとしたり、ごまかそうとしたりするのです。

表情が冷たかったり、他事をしたり、視線が違う方向を向いた状態でその言葉を発したりするような場合は、特にその可能性が高いでしょう。メッセージの場合は、少しくみ取るのは情報が少ないため難しくなりますが、まったく質問をしてこないなどといった場合は、その可能性が高まります。

最終手段としての言葉

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誰しもが言葉を巧みに操ることはできませんし、心で思っている事を相手に伝わりやすい適切でその時ベストな言葉で表現する事は困難と言えます。それを相手に求めてしまってはいけないので、「言葉に詰まったときの最終手段」として「無理しないでね」という言葉を使う人もいることを念頭に置く必要があります。

上手く伝える事ができなくても、何も言わないよりは気持ちが伝わるはずだと考え、言葉を発する事が多い為、そこには多少の差はあれども、「気遣い」が含まれています。もちろん、中には言葉にできず、黙ってしまうこともありますが、それは無視とは異なります。

慎重過ぎる人ほど、何も言えなくなってしまいます。間違って解釈されてしまうのではないかと恐れてしまうのです。どちらにしても、気遣いや心配の気持ちはあるため、受け取る側の解釈力も求められると言えます。

無理してない?という言葉の落とし穴

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ここでは、言葉のニュアンスとして注意が必要であるという視点で、そのパターンをご紹介いたします。言い方ひとつで印象が変わってきますので、もし語尾を疑問形にしてしまうと、無理していても「無理してないよ!大丈夫」と返事をしてしまう人も出てくるでしょう。

相手が仲良い人であれば「実は最近ちょっとね」と切り出せるのですが、そうでない場合は、無理しないでという言葉の好意が、逆に相手を苦しめている可能性がでてきます。

疑問形にしてしまうと正直な気持ちが言いにくい

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過去を振り返ると、どなたも一度は経験があるものとして、心配されても詳細を述べないということです。事例としては「大丈夫?」と聞かれて、心配させてはいけないと思い、「大丈夫だよ」と答えてしまうといったことは、聞く側でも答える側でも経験があるでしょう。

特に強くあろうと思うような守る側の人が、弱含んだ時に、相手に心配されても、強がってしまい、本音を言わないということがありえます。

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