2021年3月24日 更新

大人になれない人の特徴や心理とは?社会人にも多い?原因は?

30代といえば社会人としての責任もある立派な大人のはず。ですが実は最近、精神的に大人になりきれていない30代以上が男女ともに増えているのです。大人になれない原因は何なのでしょうか?チェック診断をもとに、大人になれない人の特徴や心理などをみてみましょう。

目次

大人になれない人は、甘えたり感情をストレートに表したりといった自己中心的な態度を取りながらも、実は自分に自信がなく将来に不安を抱えているという不安定な心理状態です。

自分の思い通りにならないことが起こると強い不安にかられますが、自分の力で解決することができないので誰かを頼り、それでも事態が好転しなければ周りの人や環境のせいにして嘆きます。

いつも他人任せなので、自分の望む方向に物事が進まないことが多く、それが不安と不満に繋がるという負のスパイラルに陥りがちなのですが、なぜか「いつか全てが良くなる」という夢を見ていて、変わらない現実にずっと不満を持っています。

見下されやすい

Cat Kitten Pet - Free photo on Pixabay (384699)

歳相応に大人の精神を持つ人からすると、大人になれない人は、成長することから逃げて甘えている怠惰な人間という風に見えます。酷い家庭環境だったといった、よっぽどの事情を知らない限り同情には値しません。

大人になるためには辛い経験や悔しい想い、時には恥ずかしい体験なども必要です。それを経て大人になった人が大人になれない人を見下してしまうのは、ある意味仕方がないことだと言えるでしょう。

大人になれない人は甘えの感情があるので、自分の事情を周りの人に考慮してもらえると思っていますが、会社の同僚や友人程度の関係の中でそれはできない相談です。表面で合わすことはあっても、どこか下に見てしまうのです。

離婚しやすい

Breakup Divorce Separation - Free photo on Pixabay (384701)

包容力のある人は、子供のように振舞う人を可愛く思ったり、守ってあげたいと思ったり、恋愛感情が絡むと更に自分が側で支えなければという義務感まで生まれて、大人になれない人と結婚にまで至ることがあります。

恋愛が盛り上がっている時は相手の大人気ない言動に対して、結婚すれば変わるだろう、子供が産まれたら変わるだろうと楽観視しがちですが、大人になれない人が変わろうと真剣に思わない限りは変わることはありません。

また大人になれない人同士が共依存関係のまま結婚することもあります。ですが夫婦や家族の中でも社会同様、期待される役割をそれぞれがしっかり担う努力が必要なので、大人になれない人との関係は破綻してしまうことが多いのです。

大人になれない場合の改善方法

Spring Tree Flowers - Free photo on Pixabay (384703)

では、大人になれない人はずっと変われないのでしょうか?大人になれないまま、周りからは嫌われたり見下されたりされながら、不満を抱え生きていくしかないのでしょうか?

大人になるための試練を避け、自分を肯定している間は残念ながら変わることはできないでしょう。ですが、大人になりたいと本気で思うことができれば、実は何歳になっていても大人になることは可能なのです。

大人になることは本来誰にでもできることです。環境などのせいで、強い決意を持たなければ大人になることができなかった人たちにとっては難しく感じるかもしれませんが、絶対に大人になれると信じて挑戦してみましょう。

自立を意識する

Hiker Travel Trip - Free photo on Pixabay (384708)

自立心は個人差が大きく、小さな頃から早くひとり立ちしたいと焦がれる人もいれば、未知の世界への不安が強くなかなか自立できない人もいます。

20代の間に大人になれなかったと感じている人は、いきなり自立しようとしても難しいでしょう。ですが、自立を意識して少しずつ行動を変えることはできます。

誰かの意見を聞かないと自分の行動が決められなかった人は、まず1日、自分ひとりだけで過ごすことから始めましょう。どこで何を食べるのか、何をして過ごすのか、SNSも一切使わずに自分と向き合う時間をつくってみましょう。

一人暮らしを始める

Bed Antique Sleep - Free photo on Pixabay (384712)

自立を意識して過ごすことができてきたら、次は一人暮らしを始めてみるのもお勧めです。実家で過ごしていると、自分一人で過ごそうとしても、どうしても家族から干渉されてしまいます。

大人になるためには多少の苦労が必要です。疲れていても自分で自分のことをするしかない一人暮らしは、大人になるためのステップとして最適です。

ただ寂しさから常に友人や恋人を部屋に呼んでしまったり、外に遊びに行ってしまうと意味がありません。自立を常に意識しながら、孤独に耐えることによって、他人との距離を上手に取るコツを学んでください。

家庭を持ってみる

Travel Family Contour - Free photo on Pixabay (384716)

自立できてきたと実感できたり、しっかり一人で暮らせるようになってきたら、家庭を持つことを考えてみてもいいかもしれません。ただ一人暮らしで自分自身を律することができたからといって、他人とうまく暮らせるとは限りません。

家庭を持つと、自分の思い通りにならないことが想像以上に起こります。大人になれない人にとっては我慢できないことの連続です。ですが、家庭を守ろうと努力することは、精神的に大人になるための大きなチャンスとなります。

誰しも完璧な大人になってから家庭を持つわけではないので、他人との暮らしは楽しいことばかりではありません。ですが、精神的な成長がもたらす幸福感は、大人になれなかった頃の何倍にも感じられることでしょう。

周りの人と接して刺激を受ける

People Girls Women - Free photo on Pixabay (384717)

世の中にはいろんな人がいます。大人になれなかった頃は、自分を受け入れてくれる人や、自分がコントロールしやすい人との繋がりしか築けなかったかもしれませんが、大人になると幅広いタイプの人と交流できるようになります。

自分と全く違う感性や行動パターンを持った人たちとの交流は刺激的で、自分の人生を広く深く感じるきっかけをつくってくれます。

狭い人間関係の中で度々不満を爆発させ、社会に出ると嫌われて辛い思いをするような精神的に子供のままの人生より、大人になって自分の責任のもと、自由で刺激的な人生を歩むことができると、世の中には楽しいことがたくさんあると実感できるでしょう。

責任のある仕事を率先する

Desk Work Business - Free photo on Pixabay (384721)

自分の人生が充実してくると、誰かのために力を使いたい、社会の役に立ちたいと思えてきます。責任のある仕事を任される喜びや達成できた時の満足感は、自分の存在意義を強く感じさせてくれるでしょう。

大人になりきれていない時は、仕事に対する責任感はストレスにしかなりませんが、小さなことでも少しずつ成功体験を重ねていくうちに、ストレスよりも自分ならできるという自信に変わり、少しのことには動じない大人になれるのです。

最初から責任を回避しようとしていては、いつまで経っても失敗の恐怖がストレスになって襲ってくるだけです。自分はもう十分大人だ、きっとできると信じて責任ある仕事にも挑戦してみましょう。

意識の持ち方が鍵となる!

Heart Key Rose - Free photo on Pixabay (384722)

大人になれない人の心理や特徴、大人になれない原因などをみてきました。その中で大人より子供でいる方が楽しい、または安全だ、という考え方が大人になれない大きな原因だということがわかりました。

人間は本能的に、できるだけ幼いままでいることで厳しい生存競争を勝ち抜こうという『ネオテニー』という性質を持っているという説があります。なので大人になる必要性を感じなければ、子供のままでいたいと思うのは当然なのかもしれません。

ですが、現代の日本をはじめとする一般的な社会の中では、集団生活が必要で、円滑な人間関係を築くためには精神的に大人になる必要があるのです。

Friend Student Graduate - Free photo on Pixabay (393456)

大人になることは決して難しいことではありませんが、『完璧な大人』には誰もなれないのです。今自分が大人だと感じている人でも、まだまだ成長の余地はあるのです。

そして今はまだ大人になれていないと感じている人は『大人になりたい』と思うだけでもいいのです。腹が立ったり寂しくなったり不安になったり、感情が動く時に『今、自分は大人かな?』と考えることが重要です。

子供から急に大人にはなれません。焦らず、大人になった自分のイメージに近づけるよう意識を持ち続けることで、少し時間はかかっても、誰でも大人になることができるのです。

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