2021年3月24日 更新

大人になれない人の特徴や心理とは?社会人にも多い?原因は?

30代といえば社会人としての責任もある立派な大人のはず。ですが実は最近、精神的に大人になりきれていない30代以上が男女ともに増えているのです。大人になれない原因は何なのでしょうか?チェック診断をもとに、大人になれない人の特徴や心理などをみてみましょう。

目次

大人になるためにはいろいろな経験が必要です。生きている時間が長くなれば、その分経験も増えますが、単純な経験というだけではなく、その経験の振り幅が大きければ大きいほど、より成熟した大人になっていけるのです。

自分の思い通りの、楽しいことだけの経験は、周りの大人が整えてくれたことを実施する子供の経験と同じで、そのままだとなかなか成長には繋がりません。楽しいことと辛く大変なことなど、幅の広い経験が成長を促すのです。

苦労はできるだけ避けて通りたいと思うのが人間ですが、人生の中には何があるかわかりません。苦労をしたことがない人は、不測の事態に遭遇した時に対応できない、大人になれていない人になってしまう可能性が高いのです。

壁にぶつかったことがない

Person Male Man - Free photo on Pixabay (383683)

壁にぶつかるということは、何か新しいことに挑戦したり、新しい環境に身を置いたりした、ということでしょう。そういった経験は大人になるためにとても重要なことです。

壁の前で立ち止まり、今まで来た道を振り返り、一旦戻るのか、壁を登るのか、回り道をするのかなど次の一歩をどうするのかと、壁に対して考えることは多岐に渡ります。壁のおかげで物事を深く考えることができるのです。

一度壁にぶつかると、その後は壁にぶつからないように、考えてから動く慎重さを身につけることもできます。一連の動きを、あまり意識せずにできるようになっている人のことを『大人』と呼べるのです。

子供っぽいと言われた事がある

Girl Afro Portrait - Free photo on Pixabay (383695)

他人を評するときに「子供っぽい」という表現を使うとしたら、それはあまり良い意味合いではないことが多いでしょう。大人でも子供の良い面を持っていることを表したいのであれば、無邪気や天真爛漫、純粋などという言葉があります。

「子供っぽい」にはピーターパン症候群にも当てはまる自己中心的・無責任・依存的・感情の起伏が激しいなど、ネガティブな意味が大いに含まれていると思われます。

「子供っぽい」と言われて、若く見られていると勘違いして喜んでいるとしたら、それこそ大人になりきれていない子供の証拠かもしれません。

夢や憧れが捨てきれない

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いくつになっても夢を持ち、憧れに向かって努力することは素敵なことです。大切なのは本気で努力をしているか、という点です。やりたいことができていない現状を嘆くだけだったり、ただ漠然と夢をみているだけでは子供と同じです。

大人であれば、自分の夢を実現する術について何度か考える機会があったはずです。現実的な方法を探し、クリアしていくための道筋を考え行動していくことが、大人の夢へ向かう態度なのです。

夢が捨てられないからと、目の前のできること・しなければいけないことを飛び越えてしまおうとしながら、いつまでもジャンプを躊躇したり、むやみに飛んでケガをしたり。そんな夢へのアプローチ方法では子供だと言われてしまいます。

大人になれない人の心理

Baby Boy Hat - Free photo on Pixabay (385815)

戦前の日本は15歳前後で大人としての扱いを受けるようになり始め、20歳を過ぎる頃には自他ともに大人と認められる世の中でした。厳しい躾けや教育など、制限が多い子供時代を経験すると、早く大人になりたいと思うのです。

ですが今の日本では大人になる必要性を感じにくいのかもしれません。それどころか、大人になるとデメリットが増えるように感じることが多いのかもしれません。

大人になれない人には、どんな心理が働いているのでしょうか?アダルトチルドレン(AC)のように、大人になりたくてもなれない人も含め、その心の内を探ってみたいと思います。

甘えたい

Pair Autumn Evening Sun - Free photo on Pixabay (384195)

大人は自分の言動に責任が伴います。小さな頃から常にフォローしてくれる大人が近くにいると、自分で物事を判断・処理し、結果に責任を持つことはかなりのプレッシャーとなるので、頼れる人がいる限り頼りたいと思ってしまいます。

甘えとは、他人に対する依存です。他人に依存して生きることは、責任の放棄ができる気楽さとともに、甘えを許してくれる人がいる=自分が愛されているという感覚が味わえるため、依存関係からはなかなか抜け出せません。

これはACの存在意義確認行為にも当てはまります。自分の存在は邪魔だとか無意味だとか感じさせられるような不遇な幼少期を過ごしたACは、時として過剰に他人に甘え依存することで、自分の存在意義を確かめてしまうのです。

責任を負いたくない

Baby Boy Child - Free photo on Pixabay (380137)

周りから子供だと認識されている間は、何らかの出来事に対する責任は保護者が負うことになります。法律的にも刑事責任を負えるのは14歳からとされています。

本来、責任を負うことと同時に自由が認められることになるので、規律の厳しかった昔は早く大人になって自由を味わいたいと思えたのですが、今は大人になると責任は重くなる一方で、不自由さも増すように思えます。

自分の判断に自信と責任を持ち、行動した結果に対して評価を受けられることが、生きるということの醍醐味といえるのですが、それよりも責任を負わず他人任せに生きる方が楽だと思える社会が、大人になれない人を増やしているのかもしれません。

人から好かれたい

Children Sisters Cute - Free photo on Pixabay (384206)

子供は誰からも無条件に愛される存在だ、というイメージが大人になれない人の中にはあるのかもしれません。大人になってしまうと、敵ができて攻撃されてしまうのではないかという不安が、子供のままでいたいと思わせるのです。

子供の世界の中でも、もしかすると大人の世界以上に、好き嫌いや敵・味方といった関係性は存在しますが、子供同士の交流が希薄で、自分を愛してくれる大人が多い環境の中で育った人は、子供でいればいつまでも好かれると思ってしまいます。

ACの中にも、嫌われたくないという気持ちが強く働き、子供のように振舞うことを止められないタイプがいます。常に自分に対し愛情を表してくれる人がいないと不安になってしまう心理の表れだといわれています。

歳を取りたくない

Grandpa Old Man Senior - Free photo on Pixabay (384212)

日本において、とりわけ女性は、男性から『若い』ということだけで高く評価されることがあります。このため若さを保ちたい、歳を取りたくないと感じてしまうことがあるのです。

大人は生きているだけでも大変だ、楽しいことなんてほとんどない、といったネガティブなイメージを持つと、歳を取ることに対して恐怖心が生まれてしまいます。

歳を取りたくない、大人になりたくないという人は、子供の頃に愚痴や不満ばかりを口にする大人が周りに多かったのかもしれません。歳を取り大人になると不幸なことが増えると思ってしまうのです。

我慢したくない

Desperate Sad Depressed - Free photo on Pixabay (384219)

無責任に自分の要求だけを主張することは、子供でもあまり許されることはありませんが、幸か不幸か自分の希望が叶うことが多い子供時代を過ごした人は、大人になって他人のために自分の要求を我慢するということができなくなります。

子供は我慢をする必要はない、なんていうことは通常ないのですが、子供の希望を最優先にするような家庭に育った場合は、大人は子供の言うことを聞いてくれる存在なんだと思い込んでしまいます。

逆に言うと、大人になると子供(他人)の言うことを聞いてあげないといけなくなるので、我慢をしたくない人たちは大人になんてなりたくない、と思ってしまうのです。

大人になれない原因

Child Bicycle Baby - Free photo on Pixabay (384225)

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