2022年4月25日 更新

ストループ効果とは?効果の例や実験内容・考察をご紹介!

ストループ効果をご存知でしょうか?ビジネスにおける書類や、販促、POPや看板などを含め、分かりやすく伝えるために必須の知識であり、ストループ効果に陥ってしまうと、良い結果が出ません。その原因を理解するために、今回は、具体例を交えた実験と考察を踏まえ解説します。

答え

Structure Splash Wave Water - Free photo on Pixabay (397146)

答えは、3つ目の看板です。特に看板というのは、じっくり見る事があまりできません。車で運転中であれば、赤信号で止まっている時しか見れませんし、青信号で通り過ぎる場合は、一瞬しか見れません。赤信号の際に写メを撮ったはいいものの、小さくて見えず、まぁいいかと諦めてしまう人が多数です。

会社名を大きく示して効果があるのは、「その名前をアピールして、しかも分かりやすく覚えやすい名前であり、詳細はネットで検索してもらうことを目的とした場合です。このように、目的に応じて、アピールするものをメリハリをつける必要があるのです。

考察

Lamp Pear Lighting - Free image on Pixabay (397145)

結局、なぜこのような現象が起きるのかというと、①色と文字という2つの刺激が同時に入ってくるため、脳が処理するのに時間がかかること。②単語を読む速度と何をアピールしたいのかを理解するのに時間がかかる場合は、考える事を諦めてしまう。

以上のような原因が考えられます。このように意味の異なる刺激が同時に脳に入ってくると、脳は怠け癖があるため、一瞬で分からないものは、景色として認識してしまい、無視してしまうのです。

ストルーブ効果に陥ってしまう原因

Wood Winter Snow - Free photo on Pixabay (399877)

では、一体なぜストループ効果に陥ってしまうのでしょうか?上述した考察の内容に加えて、3つの視点でその原因を総合的な視点から再考察いたしました。人間の習性が原因なのですが、どのような習性、癖を持ち合わせているのかを知る事で、人に本質的に効果的に訴求する事に役立つはずです。

文字をしっかりと見ていないから

Make The Day Great Motivation - Free photo on Pixabay (397129)

街中を歩いていても店内を歩いていても、隅から隅まで、書かれている文字を見る事は無いはずです。興味があることや、目立つもののみに注意が向きます。全てを見ていては、情報過多で処理しきれないのです。

高速道路を走っている時も、スピードが速い程、視野は狭まり、脳が理解する情報は狭くなります。人の脳は、無意識ではあらゆる情報を捉えているのですが、その情報を引っ張り出すことができるのは、一部の興味ある情報に限られるのです

色やマークに頼り切っている

Letters Alphabet Abc - Free image on Pixabay (397130)

ユニバーサルデザインというものがあります。世界的にあらゆる人が見ても理解できるデザインやマークとも言えます。地図記号の温泉マークなど、見ればわかるようになっていますし、赤い色であればお湯、青色であれば水が出ると分かります。

これがもし逆だったら戸惑うでしょう。このように、人は潜在意識で判断していることが沢山あり、色やマークで瞬時に判断していることが沢山あるのです。この無意識をいかに活用するかが、上手く訴求する手掛かりになります。

脳の混乱

Nerve Cell Neuron Brain - Free image on Pixabay (397144)

上記の内容は、脳が混乱することを意味しています。特に、咄嗟の判断が必要な時ほど、間違った色やマークが使用されていると、致命的なものになりかねません。身近にそのようなものが活用されている所はたくさんあります。

今後は、少し街中でも意識して見てみるようにしましょう。「もしこの色でなかったら、どうなるだろうか?」と考えるのです。信号の色も然りです。赤が危険、青が安全というイメージが人には埋め込まれいるのだなといった発見があるはずです。

ストルーブ効果に陥らないようにする方法

Brain Inflammation Stroke - Free image on Pixabay (397143)

ストループ効果に陥ってしまう原因が分かったところで、次は、いかに陥らないようにするかをご紹介いたします。ブログや販促、POPづくりやデザインで目立たせたい、効果的なホームページを作りたい方は、必ず意識すべきポイントです。

デザインを考える

Banner Header Abc - Free image on Pixabay (397132)

これも、ここまでの解説を読んでいただいた方には当然のことではありますが、まずは全体の大枠となるデザインを、違和感のないようにしましょう。

これは店舗イメージなどにも当てはまります。いかにも安そうな外装のお店に入ったら、高級感が漂っていては、お金が足りるかどうか不安に思ってしまうでしょう。つまり、情報を一致させる必要があるのです。全体の一貫性を保つとも言えます。まずは、目的や主旨を決めたら、すべてをそれに沿うようにしましょう。

文字にあった色を使う

Keyboard Computer Hardware - Free photo on Pixabay (397140)

たとえば、「緊急情報!」と書く際に、青で書くのと赤で書くのでは、どちらが緊急性をアピールできるでしょうか?もちろん後者です。これは、信号が赤であることと同様の効果です。

このように、どの色が身近でどのような役割として多く使われているかを考えるのです。場合によっては緊急性とは限らない場合もあります。また、背景が赤ばかりにもかかわらず、赤で緊急性と書いても、埋もれてしまいます。全体のバランスが重要なのです。

文字にあう写真やマークを利用する

Wood Cube Abc - Free photo on Pixabay (397127)

これは極端な例ですが、郵便局と書いてあって、その横に温泉のマークが書いてあったら、意味が分からないと思うはずです。道路標識や、非常口などのマークは、その点を踏まえると、非常に理にかなったものになっています。

もし迷ったり、分からなくなった時は、身近なもの、代表的なもの、全国、世界で共通して使われているものを参考にしてみましょう。そうすることで、下手な組み合わせを避けることができ、上手く訴求する事が可能になります。

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