2021年3月24日 更新

ストループ効果とは?効果の例や実験内容・考察をご紹介!

ストループ効果をご存知でしょうか?ビジネスにおける書類や、販促、POPや看板などを含め、分かりやすく伝えるために必須の知識であり、ストループ効果に陥ってしまうと、良い結果が出ません。その原因を理解するために、今回は、具体例を交えた実験と考察を踏まえ解説します。

ストルーブ効果に陥っている人は多い!

Beauty Yellow Flower Black And - Free photo on Pixabay (397124)

ストループ効果という言葉を聞いたことがある人は非常に少ないですが、実際には身近にあるものです。このようなものは無意識に認識しており、意識する事ができることで、心理効果に踊らされる事も防げますし、仕事や生活にも活用できます。

パーティ会場などで雑音や話声が聞こえる中で、目の前の人の声だけ聞き取ることができますし、自分の名前が呼ばれれば、なぜか耳に入ります。これは、カクテルパーティ現象と言いますが、私たちは無視域にこのような注意を選択しているのです。

雑誌の見出しや看板でも、悩んでいる事の対策が書かれていると、つい目に留まってしまいます。しかし、肝心の対策があいまいだったりしたらどうでしょう。違和感を感じるはずです。問い合わせを気軽にしてくださいと書いてあっても、どこに書いてあるか分かりづらい事もあります。脳が混乱してしまうのです。

ストルーブ効果とは

Dictionary Focus Book - Free photo on Pixabay (397125)

もともとストループ効果(英語でStroop effect)とは、文字の意味と文字の色を同時に目にすると、2つの情報が干渉しあう現象を言います。これは、1935年に心理学者のジョン・ストループが報告したので、その名前が効果名となりました。少し分かりづらいですので、具体例を出します。

例えば、色のついた文字を見て、何色かを答える質問を行ないます。「あか」という文字が赤色で書かれていれば、文字の意味と色が一致しているので、分かりやすいですが、もし「あか」という文字が青色で書かれていたら、少し違和感があり、戸惑うはずです。

色名を答える際、色名の答えは「青色」ですが、「あか」と答えてしまう人もいます。また、色を答えるのではなく、「何と書かれていますか?」という質問に答える場合、青色で書かれた「あか」を見て、回答をする場合、答えは「あか」ですが、間違えて「あお」と答えてしまう場合があります(逆ストループ効果)。

ストルーブ効果の例

School Book Knowledge - Free photo on Pixabay (397126)

ここでは、もう少し細かくストループ効果の具体例についてご紹介いたします。色、文字、写真、マーク、フォントなどの組み合わせによって、効果が異なります。どのような間違いをしてしまうと、ストループ効果が発生してしまい、相手の脳を混乱させてしまうのかが分かります。

広告やWEBサイトにおいて、ストループ効果を発生させないようにしなければ、反応率が落ちてしまいます。下手な販促やPOP、サイトの構成は、成約にもつながりません。いかに効果的に訴求するかを考えると、ブログでも言えることですが、ストループ効果を抑えるように気を付ける必要があります。

色と文字

Sale Discount Banner - Free image on Pixabay (397136)

当然ですが、基本として色と文字にこだわる必要があります。補色関係を意識する事も大事です。目立たせたい色を背景に合わせて設定します。また、目立たせたい色が多すぎても効果が薄くなります。人は3つ~7つくらいが記憶することに限界がありますので、少ない方が良いです。

多すぎるのであれば、別の項目を新たに立ち上げましょう。1つのアピールに対して、3つ以内で本当に伝えたいことを絞り込み、そこを目立つ色にすることで、パッと見て分かりやすい配色にすることが可能となり、読むのがめんどうくさいと思う消費者にも分かりやすく伝える事が可能です。

写真と文字

Learn Note Sign - Free photo on Pixabay (397135)

高級そうな写真を載せておきながら、文字は会話口調で説明していると、高級感が損なわれます。安さをアピールするのであれば、親しみやすい分かりやすい言葉で、短く伝えることが大切です。長い文章を書いても安さを求める人は読みません。

要は、伝えたいメッセージに対して、適切な写真を掲載する事が大切なのです。真逆のイメージを与えるようなものでは、センスのない所だと思われ、それが原因で逃げていく顧客が増えます。ドンキなどの安さをアピールする所や、一流のミシュランのようなサイトなどを参考にするとよいでしょう。

マークと文字

Gymnast Stick Man - Free vector graphic on Pixabay (397134)

あまり見かけませんが、例えば医者の看板に、ふざけているようなマークが乗っていたら、その医者には行きたくなくなるでしょう。書いてある文字に対して、記号やマークが一致していない事も、センスを疑われ、信頼を失います。

仕事もそのようなセンスで行なっているに違いと思い、技術を疑われます。高品質を目指すのか、安さを目指すのかも重要ですし、誤解を招くようなマークを掲載してしまうことも信頼を失います。宣伝したにも関わらず、反応がいまいちな場合は、ストループ効果が発生していないか確認しましょう。

色とマーク

Banner Party Decoration - Free vector graphic on Pixabay (397137)

例えば、お手洗いの男性と女性のマークは、男性が黒や青、女性が赤で描かれています。これは、偏見だと思う方もいますが、大多数に合わせるのが統計的にも有効なので、それが企業としては賢明な判断です。

もし、色が男女で逆であれば、一瞬戸惑うでしょう。理解するのに時間がかかるのです。逆ストループ効果が働いてしまうのです。男性用か女性用のお手洗いなのかの意味を理解するのに時間がかかってしまうのです。より多くの大衆がどのように考えるかに合わせるのが重要なのです。

文字とフォント

Letters School Learn - Free image on Pixabay (397133)

これに関しては、簡単な例ですと、文字の太さによる印象の違いを考えると分かりやすいです。例えば、力強いメッセージを与えたい場合は、太い文字にするのも効果的です。「力強い」という文字を極細の文字で書くより、太文字で書く方が、より力強く見えます。

一方、「繊細」という言葉を太い文字で書いてしまっては、ちぐはぐなイメージで違和感を覚えます。むしろ極細の文字で描いた方が、言葉とフォントが一致しており、センスがあり、そのような所まできちんとこだわっている良いお店だと理解されます。このように、結果を左右する重要なものなのです。

ストルーブ効果の実験内容と考察

Typewriter Vintage Write - Free photo on Pixabay (397128)

ここでは、看板やチラシ、お店のホームページなどを例に実験内容をご紹介します。良くない例をご紹介しますので、販促が上手くいかないような方は、ぜひ参考にしてみましょう。もちろん、これだけでなく、商品力や説明の仕方やアピールの仕方も影響していますが、反応がない1つの要因として捉えてください。

実験内容

Rays Pattern Center - Free image on Pixabay (397147)

先述した看板の例で、もう少し深掘りいたします。まず、看板ではスペースが限られているため、細かな文字であれこれと説明するわけにはいきません。悩んでいる人に対して、まずは看板を認知してもらい、詳しくは問い合わせをしてもらうことで、成約や来店につなげたいとします。

ここでは、「気軽に問い合わせください」と赤字で大きく書き、その反応を見る事を目標として、いくつかパターンを用意します。1つ目は、会社名を大きく書き、電話番号やメールアドレス、ホームページのアドレスについては下の方に小さく書いておき、会社名をアピールします。

2つ目は、少し連絡先を大きめにします。3つ目は、さらに大きくして、太字にします。そして、連絡可能な時間まで掲載します。この3つで反応率が一番高かったのは一体どれだったと思いますか?

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