2019年10月11日 更新

無知は罪になる?無知が罪になる理由や無知は罪を避けるための方法

「無知は罪」という言葉があります。そもそも無知は罪というのは本当なのでしょうか。無知で良かったと思う時もあるはずです。「無知は罪」を実感するタイミングや、無知が罪だとされる理由、罪を避けるための方法を解説します。また「無知は罪」に関する名言もご紹介します。

「無知は罪」を避けるための2つ目の方法は「自分から色々なことを学ぶ」ということです。世の中のすべてのことを知り尽くすということは不可能です。しかし、積極的に学ぶことで「知っていることを増やす」という努力をすることは可能です。

自分から色々なことを学ぶようにしていくと、次から次へと新たな興味がわいてくるものです。知らないことを知る楽しみが感じられてくるのです。次第に周りから「物知りですね」と言われることも出てくるでしょう。

何か一つのことで秀でると、他の分野で無知であっても馬鹿にされるようなことはなくなるはずです。そのための出発点が「自分から色々なことを学ぶ」ということなのです。

経験値を増やす

Street Workout Itamar Kazir Tank - Free photo on Pixabay (432913)

「無知は罪」を避けるための3つ目の方法は「経験値を増やす」ということです。積極的に行動を増やすことで、いろいろな体験をしてみることは、たくさんの発見をもたらしてくれます。知るということは座学の勉強をすることばかりではありません。体験からも人はたくさんのことを学べるものです。

仕事上の経験も大切です。しかし趣味やプライベート、友達や家族との交流の中にも学びの材料はたくさんあります。そうした経験の一つひとつを大切にしましょう。いろいろなことを知るきっかけになっているはずです。こうして自分の世界が広がっていくことで、無知の範囲は自然と狭まっていくわけです。

人の意見を素直に聞く

Business Deal Laptop - Free photo on Pixabay (432915)

「無知は罪」を避けるための4つ目の方法は「人の意見を素直に聞く」ということです。人の意見は、それだけでも勉強になります。知らなかった知識や情報が得られることもあるでしょう。また自分では思いつかなかったようなアイディアもあるはずです。

そういう意味では「人の意見を聞く」ということは、相手の脳の中を覗き見る行為であるとも言えます。自分の考えだけでは限界がありますが、周りの人の考えにふれることで世界は広がります。積極的に人の意見に耳を傾けるようにしてみましょう。どんどん新たな世界を知ることができるはずです。

謙虚さを身につける

Sisters Family Together - Free photo on Pixabay (432916)

「無知は罪」を避けるための5つ目の方法は「謙虚さを身につける」ということです。これは前述した「知ったかぶり」の反対です。「自分は何でも知っている」というおごりの気持ちが「知ったかぶり」につながります。そして、新たなことを学ばなくもなるのです。自然と世界は広がりません。無知なままです。

しかし謙虚になって「自分は知らないことだらけだ」と思うようにすると、毎日のあらゆる出来事が学びの対象だと感じられるようになるでしょう。目の前に起きていること、目の前の人が話すこと、世の中のすべてのことが「新たな情報」なのです。

謙虚になって世界と向き合うことは「もっともっと知りたい!」という気持ちを育む効果もあると言われています。

多くの本を読む

Reading Book Girl - Free photo on Pixabay (432917)

「無知は罪」を避けるための6つ目の方法は「多くの本を読む」ということです。先ほど「人の意見を聞く」ということは、相手の脳の中を覗き見る行為でもあると説明しました。本を読むこともまた、著者の脳を覗き見る行為だと言えます。本は学びの材料にあふれています。

教科書だけに限りません。小説やフィクションであっても、数々の情報があり、様々な登場人物を通じて心の機微を学ぶこともあるでしょう。また旅行の本を読めば、実際にそこに行きたくもなるはずです。

本で読んだことは、確実に自分の世界を広げてくれるのです。「もっと知りたい!」という気持ちも強まるでしょう。

尊敬する人を見つける

Teacher Female College - Free photo on Pixabay (432918)

「無知は罪」を避けるための7つ目の方法は「尊敬する人を見つける」ということです。身近に「すごい!」と思える人を見つけ出すのです。もし見つけたら、なぜすごいのか、そのすごさはどこから来ているものかをじっくり観察するのです。

尊敬している人を見つめていると、いかに自分が無知でちっぽけな存在かと思うかもしれません。しかしその人にも昔はそんな時期があったのではないでしょうか。どのようにして、すごい人になれたのでしょうか。「知る」「経験する」「学ぶ」ということを積み重ねた結果の今なのではないでしょうか。

尊敬する人を見つけると、自分ももっと上を目指そうという気になるはずです。こうして火がつくことで自分の可能性が広がっていきます。まさに「無知は罪」を避けるための行動が始まるのです。

理解力を高める

Children Infant Girl - Free photo on Pixabay (432920)

「無知は罪」を避けるための8つ目の方法は「理解力を高める」ということです。理解力が高まると、応用が効くようになります。「一を聞いて十を知る」という言葉がありますが、一端を知るだけでも全体像が見えてしまうという人もいるのです。それはまさに理解力の高さ、応用力の高さが影響しています。

何か新たな知識を得たとして、その事実を覚えるだけの人もいれば、そこから新たな発見を見つけだす人もいます。例えば英単語1つ学んだとして単にそれを記憶するだけの人もいますが、別の単語とのつながりを見つけてしまう人もいるわけです。

理解力を高めるといっても一朝一夕にできるものではありません。しかし意識するだけでもだいぶ違ってくるはずです。理解力が高まると「わかる」範囲は飛躍的に広がっていくことになるでしょう。

無知は罪にまつわる名言

Books Reading Pages - Free photo on Pixabay (432921)

「無知は罪」という言葉の意味や背景をおさえた上で、無知が罪である理由や、それを避ける方法についてご紹介してきました。無知は罪だとされる一方、「無知で良かったな」と感じられる場面もあるわけで、非常に複雑なテーマであることがわかるのではないでしょうか。

そんな複雑なテーマである「無知は罪」ですが、ここにも様々な名言があります。無知な人でもこれから頑張れるという内容ばかりです。ぜひ今後のヒントを見出してみて下さい。

「無知は罪なり、知は空虚なり、英知持つもの英雄なり」

Knowledge Ignorance Communication - Free image on Pixabay (432922)

これは哲学者で知られるソクラテスの有名な言葉です。今回の記事でも冒頭で「無知は罪なり」をご紹介しました。ソクラテスは無知は罪であると言っています。より多くのことを知らなくてはいけないと語っているのです。しかし「知は空虚なり」とも言っています。これはどういうことでしょうか。

ソクラテスは、知識を得るばかりで、それを行動に活かさないのでは意味がないと考えていたようです。そして得た知識をきちんと行動の中で実践できている人を「英雄」と呼んだのです。

たくさん知っているという人はいます。しかしそれを実践できていない人も多いのではないでしょうか。知らないことが多くても、知ったことをきちんと行動に移せれば「英雄」に近づけるのです。私たちもまた、ぜひ心がけておくべきことではないでしょうか。

「可愛気のあるのが、無邪気。そうじゃないのが、無知」

Girls Firends Buddy - Free photo on Pixabay (432924)

これはアメリカのジャーナリスト、ミニヨン・マクローリンの言葉です。この言葉をわかりやすく言い換えてみると、たとえ無知な人であっても、もし可愛気がある人であれば周りから応援されるようになるとの内容です。

この場合に「可愛気がある」というのは、自らが無知であることを隠さずに打ち明けたり、無知であっても一生懸命に学ぼうとする頑張りが感じられる状態を指していると考えられます。自分が無知であったとしても過剰に落ち込む必要はありません。

自分には知らないことが多いこと、そしてこれから学んでいこうと思っていることなど、自分の素の状態をきちんと相手にわかってもらえばよいのです。

「準備万端の人にチャンスが訪れることを幸運と呼ぶの」

Team Building Success - Free photo on Pixabay (432923)

3 / 4

関連する記事 こんな記事も人気です♪