2021年4月16日 更新

ナイチンゲール症候群とは?ナイチンゲール症候群の恋は上手くいく?

恋愛は「一時の気の迷い」「ただのかん違い」と言われることもあります。ナイチンゲール症候群から始まる恋愛は、まさに「かん違い」とされるものです。そしてそれは「ストックホルム症候群」と呼ばれるものに似ています。ナイチンゲール症候群とはいったい?

恋愛に対して未熟だと、外見重視で内面を見ていない恋愛に陥りやすくなります。若い女性が好みのアイドルグループに熱をあげたり、流行のアクセサリーを買ってすぐ飽きるのと同じで、恋人を求めているのではなく愛玩する対象を求めているだけなので、そもそも恋愛ではありません。

恋愛は、外見や生理的な好みから始まる部分もありますが、それだけではただの一方的な好みです。お互いの気持ちは関係なくなります。アスクとアンサーを重ねて恋愛は始まります。

母親のような感情になる

Romantic Hug Togetherness - Free photo on Pixabay (479348)

恋愛関係なのに、なぜか母親の気持ちで恋愛する女性はいます。本当に母親の気持ちになりながら、性的な気持ちにもなれることができるなら、これはこれで『近親相姦』の気持ちが理解できることになるので危険です。

ですが、母親の気持ちになることで女としての「ジェラシー」というやっかいな感情から逃げることができるので、楽になれるという気持ちもあるはずです。ですが、母親の気持ちで恋愛するのは健康的な感情ではありませんし、そんな感情からの恋愛は健康的な恋愛ではありません。

無価値感から自己批判を求めるようになる

Pretty Woman Portrait Sexy - Free photo on Pixabay (479373)

「小さい頃から親に愛されず虐待を受けていた」「いじめの被害者だった」などと、長期的にわたり疎外感を感じる環境にいた人は「自分は他人から愛されない人間」というネガティブなメッセージを植えつけられ、それを信じ込んでいます。

自分自身を「全く価値がない」「魅力がない」と思い込んでいることを、心理学的に「無価値感」といい、この「無価値感」が強いと、中途半端な慰めや励ましには空しさを感じるので、自分を傷つけるような否定的・攻撃的な人が居心地よいと思えてしまいます。

誰の中にも強みと弱みがあります。当然、世の中のすべての人が自分を愛してくれるわけではありません。自分に対して肯定的にも否定的にも接する人がいることがわかれば、無価値感は次第に薄れます。

共依存になりやすい

 (892669)

ナイチンゲール症候群は「人に尽くすことが好き」な女性が陥りやすい症候群です。そのため看護師と患者ではなく対等な関係になることで恋愛感情がなくなるケースも珍しくはありません。

しかし、相手が「人に尽くされることが好き」なタイプだと、患者という立場ではなくなっても色々な無理難題を押し付けてきて、恋人に尽くさせようとします。その結果「尽くしていないと満足できない人」と「尽くされないと何もできない人」が誕生してしまい、二人とも共依存に陥ってしまうケースがあるのです。

ナイチンゲール症候群の女性との付き合い方

Sunset Kiss Couple - Free photo on Pixabay (479384)

ナイチンゲール症候群の女性は、「相手から依存されること」で自己の存在価値を確認して「愛情という名の支配」で相手をコントロールし、自分の心の安静を保とうとすることを『恋愛』だと思っているので、それが必要ではなくなった場合、急に恋が冷めてしまう可能性があります。

ここでは、好きになった女性が「ナイチンゲール症候群の女性である可能性が高い」とわかっても、上手くそれと付き合っていくために「急に冷められた」事態にならないために、ナイチンゲール症候群の女性との上手な付き合い方を解説していきます。

尽くしてくれたお返しをする

People Man Woman - Free photo on Pixabay (479385)

ナイチンゲール症候群の女性は、自己の存在価値を確認をするために「相手から依存されること」を好みます。相手から依存されたいという理由で相手に尽くします。相手に依存されなくなると自分は「ダメ人間だ」と感じるようになります。

なので、「あなたはダメ人間なんかではない」「あなたは僕の愛する人です」と伝えるため「ひとりで勝手に愛情をコントロールさせない」ために、尽くしてもらったらちゃんとお返しをするようにしてください。

「自分たちの恋愛は、ひとりで管理するものではなくて、お互いの気持ちで成り立っている」ということを伝えてください。

愛情をきちんと伝える

People Man Woman - Free photo on Pixabay (479388)

恋愛はひとりでするものではなく、お互いの気持ちと行動を確認したり感動したりしながら楽しむものなのに、ナイチンゲール症候群の女性の恋愛は、とにかくひとりだけで暴走しがちです。

恋愛するときには「私がいるから大丈夫」という気持ちは大事ですが、ひとりで勝手にその気持ちだけで暴走するのは、恋愛ではなく「自分たちの恋愛のコントロール役を引き受ける」というようなものです。

そこには「アスク」も「アンサー」も必要ありません。ひとりで自分たちの恋愛を振り回して、勝手に疲れさせてしまわないように、きちんと愛情を伝えてください。

時には頼る

Pair Autumn Evening Sun - Free photo on Pixabay (479389)

恋愛中のナイチンゲール症候群の女性は、相手の反応をうかがうより、勝手に「私に任せておいて」「私がいるから大丈夫」と、ひとりで頑張っていられる方が気持ち的に楽です。

人に頼られることで「自分はダメ人間ではない」と思えることができているので、相手に頼ることで、自分の中の均等が破壊されると危機感を感じます。人を信じることに慣れていないともいえます。

気が付いていないだけなので「そんなにひとりだけで頑張らないで」「僕にも頼ってくれると嬉しい」と伝えてあげると感動してより好きになって尽くしてくれます。

ナイチンゲール症候群と関連のある作品

Cinema Movie Camera - Free image on Pixabay (479409)

ナイチンゲール症候群は、人々の関心を集めるものとして、さまざまな映画やテレビのが題材として取り上げられています。ここではナイチンゲール症候群が題材となった作品を紹介していきます。

映画やテレビで取り上げられることで、「異常な一部の人だけに起こる出来事」ではなく、「私たちの身近で起こるかもしれない出来事」としてわかりやすく頭に入ってきます。

「なぜこんなに、ナイチンゲール症候群が人々の関心を呼ぶものなのか?」もわかります。

映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」

Popcorn Movies Cinema - Free photo on Pixabay (479410)

この映画では、自分の将来を見ることができるというものですが「パパが若いころに木から道路に転落して自動車に跳ねられ、それを看病したママがパパのことを好きになった」という「主人公の両親」=「自分」の物語が出てきます。

"I guess she felt sorry for him 'cause her dad hit him with the car." =「たぶん、彼女の父親が彼を車でひいてしまったから哀れに思ったんだ」 "He hit me with the car." =「って、俺をひいたんだった」 "That's the Florence Nightingale effect." =「それはナイチンゲール効果だよ」 "It happens in hospitals when nurses fall in love with their patients." =「病院で、看護師が患者に恋におちるときのことだよ」

ドラマ「まっしろ」

Children Tv Child - Free photo on Pixabay (479413)

3 / 4

関連する記事 こんな記事も人気です♪