目次
- 呼び捨てとは
- 他人の名前
- 苗字に敬称をつけず呼ぶこと
- 礼儀作法を重んじる日本では悪い意味に捉えがち
- 戦国時代と現代の呼び捨ての認識は異なる
- 呼び捨てする心理【恋愛編】
- 親しみの表現
- 無意識
- 独占欲の表れ
- 他者へのアピール
- 自信の表れ
- 呼び捨てする心理【彼女編】
- 自身も呼び捨てで読んで欲しい
- 周囲に親しいことをアピールしたい
- 独占していると実感したい
- 特別な存在だと自覚したい
- 呼び捨てする心理【彼氏編】
- 無意識
- 心を許した表れ
- 恋愛の主導権を握っているという思いの表れ
- 所有のアピール
- 呼び捨てする心理【職場編】
- 呼びやすい
- 自分の方が目上だと誇示したい
- 親しみの表れ
- 部下に対して敬称を使う概念がない
- 目をかけているため
- 呼び捨てに嫌悪感を持つ人もいる
- 年下彼女からの呼び捨ては不快
- 恋人でも急に呼び方を変えられると戸惑う
- 威圧的に感じる
- 職場の上司からの呼び捨てはパワハラ
- 見下されているように感じる
- 馴れ馴れしい
- 呼び捨てがマナーとして成立する場合もある
- 事件報道やノンフィクション作品
- 外国人名
- 理系分野の論文
- 自身の組織内の人物を他人に紹介する際
- 身内を外部に紹介する
- 呼び捨てする際は相手の心情をしっかりと見極めてから
普段は女性を呼び捨てにしない彼氏が彼女だけを呼び捨てにするなんてとても素敵だと思います。彼女であれば特別感と優越感に浸れそうですね。しかし恋人でも急に呼び方を変えられると戸惑う場合があります。
いつもは「〜さん」なんて呼ばれているのに突然「○○!」なんて呼ばれたら確かにびっくりしてしまいます。呼びしてする側のキャラにもよると思いますが、勇気を出して呼び捨てしたのに、「ドキッ」とするとこを「え?!」と言われたらガッカリですね。
いつもは「〜さん」なんて呼ばれているのに突然「○○!」なんて呼ばれたら確かにびっくりしてしまいます。呼びしてする側のキャラにもよると思いますが、勇気を出して呼び捨てしたのに、「ドキッ」とするとこを「え?!」と言われたらガッカリですね。
威圧的に感じる
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呼び捨てされると威圧的に感じる人もいます。そういうタイプの方には呼び捨てをすることで、自分の威厳を見せ付けたり、呼び捨てした相手との地位の差をわからせたりするような使い方をすれば、周りから嫌な人のレッテルを貼られている可能性があります。
お互いに呼び捨てであれば良いと思うのですが、どちらかだけが呼び捨ての場合は特に、人によってどのように感じるかは違いますので、呼び捨てにする時は相手の気持ちを考えてからにしてください。
お互いに呼び捨てであれば良いと思うのですが、どちらかだけが呼び捨ての場合は特に、人によってどのように感じるかは違いますので、呼び捨てにする時は相手の気持ちを考えてからにしてください。
職場の上司からの呼び捨てはパワハラ
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女性であれば、特に若いうちは上司や先輩から「〜ちゃん」と呼ばれた経験も多いでしょう。同性の先輩社員であれば「〜ちゃん」と呼ばれると、可愛がられている感じがして嬉しいですが、男性の先輩社員や上司に呼ばれると嫌な気持ちになる人がいると思います。
ましてや下の名前を呼び捨てなんてされたら完全に「セクハラ」もしくは「パワハラ」ですね。このご時世、職場では上司や先輩であっても部下や後輩に対して「〜さん」と呼ぶことが間違えないでしょう。
ましてや下の名前を呼び捨てなんてされたら完全に「セクハラ」もしくは「パワハラ」ですね。このご時世、職場では上司や先輩であっても部下や後輩に対して「〜さん」と呼ぶことが間違えないでしょう。
見下されているように感じる
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呼び捨てには、「相手を卑しめる」「相手を下にみる」という意味を持つ場合があります。恋人同士の呼び捨てであれば男性も女性も周りへのアピールとともに、自分はこの人を独占したいという相手をマウンティングする気持ちが表れていたりします。
職場での呼び捨てであれば自分と部下との地位の差を表したり、中には自分より下なんだから呼び捨てが当たり前と思っている人もいます。このように使われる呼び捨てには、相手にとっては見下されたように感じる場合もあるのです。
職場での呼び捨てであれば自分と部下との地位の差を表したり、中には自分より下なんだから呼び捨てが当たり前と思っている人もいます。このように使われる呼び捨てには、相手にとっては見下されたように感じる場合もあるのです。
馴れ馴れしい
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呼び捨ては馴れ馴れしいと感じる人もいます。誰だって急に友達になったり親しくすることは難しいことです。徐々に相手のテリトリーに踏み込んでいき、相手のことを知っていくうえで友達になります。呼び方も「〜さん」から「〜ちゃん」そして「○○」と呼び捨てになります。
しかしたいして仲が良くも無い人から呼び捨てされると、すべての工程を無視して土足で人のテリトリーに入ってこられた気持ちになります。心を許した人で無いと呼び捨ては馴れ馴れしく感じてしまうのです。
しかしたいして仲が良くも無い人から呼び捨てされると、すべての工程を無視して土足で人のテリトリーに入ってこられた気持ちになります。心を許した人で無いと呼び捨ては馴れ馴れしく感じてしまうのです。
呼び捨てがマナーとして成立する場合もある
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これまで呼び捨ての使い方や使う相手によって気をつけなければならないということを解説してきましたが、呼び捨てがマナーとして成立する場合もあるのです。どのような場合があるのか、詳しくみていきましょう。
事件報道やノンフィクション作品
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事件報道やノンフィクション作品では、犯罪者や被疑者、被告人の氏名が呼び捨てにされることがあります。基本的には人権擁護の観点から被疑者や被告人がニュースなどで呼び捨てにされることはありませんが、「〜容疑者」などと表現されます。ネットニュースなどでは呼び捨てを行うケースがあるようです。
スポーツ界では、新聞のスポーツ記事やテレビやラジオのスポーツニュースでは文章の簡潔さを求めるため、選手に対してはほとんど呼び捨てなのです。
スポーツ界では、新聞のスポーツ記事やテレビやラジオのスポーツニュースでは文章の簡潔さを求めるため、選手に対してはほとんど呼び捨てなのです。
外国人名
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外国では、外国人上司に対して友だちのようにファーストネームで呼ぶのが一般的なのです。日本人にとっての呼び捨てはマイナスイメージがあるため抵抗がありますが、海外では上司や取引先の人で有っても呼び捨てにすることは日常的なんです。
ファーストネームで呼び合うことで互いの距離を縮め、スムーズな人間関係の構築を期待してのことです。しかし「外国人ならすべて呼び捨てOK」という安易な考えは持たず、敬称をつける事が無難でしょう。
ファーストネームで呼び合うことで互いの距離を縮め、スムーズな人間関係の構築を期待してのことです。しかし「外国人ならすべて呼び捨てOK」という安易な考えは持たず、敬称をつける事が無難でしょう。
理系分野の論文
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学術論文において、日本人名に関しては呼び捨ては遠慮される事が多いですが、外国人に関しては自然に呼び捨てされる場合があります。これは先ほど紹介した通りですが、外国人名・日本人名が併記される文献では、お互い不公平のないようにカタカナ表記やローマ字表記で呼び捨てにしています。
分野によって違いはありますが、法学の論文では日本人研究者の名前に敬称「先生」を付ける傾向があり、理系分野の論文では敬称を付けない「呼び捨て」傾向があります。
分野によって違いはありますが、法学の論文では日本人研究者の名前に敬称「先生」を付ける傾向があり、理系分野の論文では敬称を付けない「呼び捨て」傾向があります。
自身の組織内の人物を他人に紹介する際
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自身の組織内の人物を他人に紹介する際とは、主に会社の取引や外部との会議などビジネスにおける場面での呼び捨てマナーについてです。ビジネスでは相手の会社へ自分の上司などを紹介する場合は、相手に失礼がないように上司を呼び捨てで紹介します。
また紹介にマナーとしては、基本的に身内を相手に対して紹介してその後、相手方を身内に紹介していきます。人を紹介する場合のビジネスマナーとして「敬意を示すべき人の紹介後にする」という考え方があります。
また紹介にマナーとしては、基本的に身内を相手に対して紹介してその後、相手方を身内に紹介していきます。人を紹介する場合のビジネスマナーとして「敬意を示すべき人の紹介後にする」という考え方があります。
身内を外部に紹介する
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