2022年7月3日 更新

降水量1mmってどれくらい?誰にも聞けない雨に関するアレコレ

度々耳にする”降水量”。キャスターが「注意してください」と言えば注意するくらいで、実際には何mmの降水量から注意が必要か知っている人はあまり多くないでしょう。それに、降水量1mmってどのくらいか知っていますか?今回は、降水量1mmを解説していきましょう。

降水量1mmはこれくらい!

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「降水量1mm」と天気予報で発表された際、皆さんはどんな印象を持ちますか?少ないように感じるものの、降水量として発表しているからには「注意が必要なの?」と良くわからない数値ですよね。

ここからは、降水量1mmはどの程度の降水量なのか、具体的に解説していきましょう。アウトドアやデートなど、シーン別の具体的な状況を用いて、詳しく説明します。

1時間に溜まった量

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まず、降水量の基準について解説しましょう。そもそも降水量とは、1時間あたりに溜まる雨の量のこと。降った雨がどこにも流れず、一定の場所に溜まった場合の量を表しているんです。

ですから降水量1mmとは、1時間に1mmほど溜まる雨の量ということ。降水量は基本的に1時間の量を表しますが、時には10分や12時間の場合も。ちなみに、雪やあられが降った時も、降水量と表現しますよね。その場合は、降った雪を電熱で温め水にした状態で計測します。

1時間に1.0~1.9mm

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降水量1mmとは、1時間に1.0~1.9mm以内に収まる量の雨が降った時に使います。1時間に1mm雨が降ると、10分間に約0.17リットル溜まる計算です。コップ1杯分程度ですから、それほど大量の雨ではありませんね。

そのため傘をささなくても、気になるかならないか程度の雨量。しかし長時間降り続くとその分濡れますから、降り続ける時間にも左右されます。湿気に弱い革製品を身に着けている人は、傘必須です。

ちなみに、降水量が0.9mm以下だった場合、気象庁は0mmと表現します。降水量は、小数点以下を切り捨てて発表されるのです。もし、30分で1.8mmの雨が降った場合は、1時間量に直し0.9mmの降水量として発表されます。

降水量の種類

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降水量に応じて、”やや強い雨”や”猛烈な雨”と表現される場合があります。種類は、以下のとおりです。降水量を把握する際、活用してみましょう。
・1mm未満・・・小雨/地面が湿る程度
・1mm・・・弱い雨/シトシト降る程度
・2mm・・・弱い雨/しっかりと降る雨/傘が必要
・3mm~10mm・・・体感でしっかり雨を感じる程度/道路に水たまりができる
・10~20mm・・・やや強い雨/ザーザーと降り傘をさしていても足元が濡れる
・20~30mm・・・強い雨/土砂降り/傘をさしていても上半身が濡れる
・30~50mm・・・激しい雨/バケツをひっくり返したような雨/道路に川のように水が溜まる
・50~80mm・・・非常に激しい雨/滝のように強く打ち付ける雨/傘が役に立たない
・80mm~・・・猛烈な雨/圧迫感で前が見にくくなる/災害にも要注意

USJ・ディズニーランドは楽しめる?

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降水量1mmの場合、USJやディズニーランドなどの遊園地は楽しめるのでしょうか。降水量1mm程度であれば、ほぼ問題なく楽しめます。ジェットコースターなど屋外に設置されているアトラクションは、雨風によって運休する事もありますが、降水量1mm程度であれば運休はほぼありません。

屋内であれば、不具合等が無い限り全てのアトラクションで遊ぶことが可能です。しかし遊園地に出かける際、髪型をセットする人は多いですよね。傘をさす必要が無いほどの微量の雨でも、髪型は崩れやすくなってしまうので、その点は注意が必要です。

ただし、雨の日ならではの遊園地の楽しみ方も。雨の日は来場者が少なくなるため、普段なら長時間並ぶようなアトラクションもスムーズに乗ることができます。さらに、雨の日限定のパレードも。あえて雨の日を狙って、遊園地に出かけるのもいいでしょう。

登山・キャンプは可能?

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降水量1mm程度の雨であれば、登山やキャンプは可能です。しかし、繊細な状況判断が必要になるため、安全面を考慮するなら避けるべきでしょう。山や自然の天候は非常に変わりやすく、土砂災害など大きな事故の要因になるケースも存在します。

また少量の雨でも足元が滑りやすくなるため、上級者であっても不慮の事故に巻き込まれる可能性が…。どうしても出かけたい時は、複数人で出かけたり、第三者に自身のスケジュールを伝えておきましょう。

運動会は中止になる?

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運動会がキライな人、もしくは大好きな人は、運動会当日の降水量が気になるところ。降水量1mm程度では、通常通り開催される場合がほとんどです。もちろん、グラウンドの状況や環境によって大きく異なりますが、スケジュールを短縮して開催される可能性が高いでしょう。

マリンスポーツは?

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降水量1mm程度の場合、マリンスポーツは通常通り行われる場合がほとんどです。しかし実施の最終決定は、インストラクターなどプロの判断に委ねられるでしょう。一般人の参加者がどれほど実施したくても、プロの目で見て難しいと感じれば中止を余儀なくされます。

マリンスポーツは登山などのアウトドアレジャーと同じく、非常に危険で難しい判断が必要。たとえ中止になったとしても、独断で強行しないように注意しましょう。

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降水量に関する豆知識

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降水量によっては、予定していたデート・外出がキャンセルになってしまうことも…。たとえ1mm程度の雨量だったとしても、場合によっては中止にしなければならないことも多々あるのです。

そんな時は、降水量に関する豆知識で楽しく過ごす工夫をしてみましょう。雑学として持っておけば会話の糸口にもなりますし、”知識人”や”面白い人”として注目される可能性も!

雨には臭いがある

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