2022年6月10日 更新

左利きはなぜずるいの?左利きの有利・不利について徹底解説!

誰でも利き手があり、日本では右利きの方が圧倒的に多いと言われています。そのため、なぜか左利きの人は周りの人から「ずるい」なんて言われてしまうことも少なくはありません。なぜ左利きはずるいと言われるのか、理由や有利なこと、不利なことを解説していきます。

左利きも良いことばかりじゃない!左利きの人の不便さとは?

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「かっこいい」などの感覚的な賞賛を浴びることもあれば、スポーツで実際に有利になることもあるなど、色々と得をすることもあるのが左利きです。ですが、既に紹介した通り、リレーなどの競技では左利きだからこそ不利になることもあります。

また、他にも左利きの人ならではの悩みも存在しています。では、どんなことを悩む左利きが多いのでしょうか。最後に、大多数の右利きにはピンとこないことも多い、左利きの人独自の悩みを紹介していきます。

ハサミなどが使いづらい

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最近ではだいぶ「左利き向け」という文房具も増えてきましたが、まだまだ基本的には右利き用に作られているものが多いものです。特にハサミは、左手で使うと切りづらく、だからといって右手で使っても利き手ではないため上手く切れないというデメリットがあります。普段は自分用に左利きのハサミを持ち歩いていても、公共の場で借りる時に困ることもあるでしょう。

また、スポーツ用品も左利き用は少なく、苦労する人が多いようです。先ほど、「左利きの人はずるい!」という主張の中で「両利きになりやすい」という点を紹介しましたが、世間が右利き基準で作られているからこそ、両利きにならざるを得ない左利きの人も多いのです。

書道の時に汚れやすい

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字を書く時は左手で書く左利きの人も、書道の時は右手で書くように言われます。そのため、どうしても不慣れになってしまい、半紙や手、時には服を汚してしまうことも多いでしょう。

また、書道に限らず、横書きの際に左手で字を書くと手でこすってしまい、汚れてしまうこともあります。ボールペンならそれほど気にならなくても、万年筆や鉛筆、シャープペンで字を書く時は、紙に手がつかないように工夫をして、そのせいで変な姿勢になってしまい肩が凝る人も多いようです。

カウンター席で嫌がられる

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左利きの人は、カウンター席で嫌がられることもあります。右利きの人の右側に左利きの人が座ると、どうしても手同士がぶつかってしまうため、お互いに窮屈な思いをするのです。そんな時、「自分が多数派である」という右利きの人は「お前のせいだ!」という目で左利きの人を睨むこともあるようです。

バーのようにある程度の広さがあるお店ならそんなこともありませんが、ラーメン屋のように狭い店内だと、左利きの人の隣に座ることを露骨に嫌がる人すらいて、不快な思いをすることもあるでしょう。

偏見を持たれることも!

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最近では、子どもの脳にストレスがかかるから、左利きでも矯正はしないことが一般的です。ですが、少し前の時代では、左利きは小さい頃に矯正する人も少なくはありませんでした。そのため、今でも高齢の方の中には「左利きなのは親のしつけがなっていないからだ」という考えを持つ人もいます。

しっかりしつけられていて、テーブルマナーなども完璧な人であっても、左利きというだけで「親の顔が見たい」なんて非常に失礼なことを言われてしまうこともあります。「そんなの気にしない」と思っても、頻繁に言われるとストレスになるのは避けられないでしょう。

左利き=楽ではない!苦労することも多いから注意!

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左利きというと「目立つしかっこいい!」というイメージを持つ人もいるでしょう。実際、スポーツなどで有利になるケースもあります。ですが、決して左利きというだけで楽をしているわけではありません。むしろ、右利きの人が多く、ドアノブの位置などもそれを想定して作られているからこそ、左利きの人は苦労をしてしまうケースもあるでしょう。

もし周りに左利きの人がいるのであれば、「ずるい!」とだけ言うのではなく、実際に左利きの人がどのような苦労をしているのか聞いてみるのも良いのではないでしょうか。

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