2022年6月10日 更新

左利きはなぜずるいの?左利きの有利・不利について徹底解説!

誰でも利き手があり、日本では右利きの方が圧倒的に多いと言われています。そのため、なぜか左利きの人は周りの人から「ずるい」なんて言われてしまうことも少なくはありません。なぜ左利きはずるいと言われるのか、理由や有利なこと、不利なことを解説していきます。

左利きはずるいと考える人は意外と多い?

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日本では少数派と言われている左利き。実際、日本では左利きの人の割合は10%以下であると言われています。実際、子どもの頃を思い出してみると、同じクラスに左利きの人がいない年もあったという人も多いのではないでしょうか。

一方、そのように珍しい存在だからこそ、なぜか「左利きはずるい」と主張する人は意外と多いと言われています。なぜ左利きはずるいと言われるのか、本当に左利きはずるいのか。また、逆に左利きで不利になることはないのか解説していきます。

左利きはずるいと考える人の主張

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一般的に、利き手は物心がつく前に両親が教育していくため、多くの人は「気付いたら右利きだった」のような印象を抱いている人も多いでしょう。そのため、左利きの人を見ると特別感を抱いてしまう人も多いのかもしれません。

ここでは、具体的に左利きをずるいと思う人が、なぜそのように思うのか、代表的な理由を4つ解説していきます。今までに左利きがずるいと感じたことがないという人も、ぜひその理由をチェックしてみてください。

なんかかっこいい

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人口の中で、10%以下の割合でしかいないのが左利きです。そのため、周りに左利きの人がいると、どうしても目立ってしまうでしょう。自己紹介の時に「左利きなんです」というだけで個性の一つになりますし、子どもの頃は物珍しさから「字を書いてみて!」なんて人気者になることもあります。

このようなことから「普通にしているだけで注目される左利きはずるい!」と思ってしまう人も多いようです。「人と違うからかっこいいなんて、それだけで得してる!」と感じる人もいるでしょう。

天才だと言われる

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実は、左利きの人には天才が多いと言われています。たとえば哲学者のアリストテレス、科学者のアインシュタインやエジソン、そしてダーウィンは実際に利き手が左手だったという説もあります。そのため「左利きの人は天才だからずるい!」と主張する人もいます。左手を使うことによって、他の人よりも右脳が活性化されるため、天才になるという説もあります。

しかし、実際は天才の代名詞として使われることも多いアインシュタインは右利きだったと言われているように、左利き=天才と決まっているわけではありません。そのため、この主張も左利きがずるいとする根拠としては少し弱いでしょう。

両利きになりやすい

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「左利きに憧れたことはないけど、両利きには憧れたことがある」という人は意外と多いのではないでしょうか。実際、子どもの頃にスプーンやお箸を左手で使う練習をしたという人も多いでしょう。この点を考えると、実は左利きの人の方が日常生活で右手を使う回数が多いため、両利きになりやすいと言われています。実際、「左利きだったけど、両利きになった」という人も少なくはありません。

特に「右利きで、両利きに憧れて練習したけど、どうしても左手が使いこなせなくて諦めた」という人にとっては、両手を自由に使える左利きの人はずるく思えてしまうのかもしれません。

スポーツの時に有利になる

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左利きの人としても「なんとなくかっこいい」や「天才っぽい」などの感覚的な理由で「ずるい」と言われると、対応に困ってしまうでしょう。ただし、左利きの人は特定のスポーツでは有利になることが多いと言われています。

そのためそのスポーツを本気でやっている人にとっては「左利きってだけで最初から有利でずるい!」という気持ちになるのも、ある意味では当然のことでしょう。特に、真剣に打ち込めば打ち込むほど、利き手による影響は大きくなってくると言われています。

実際左利きはずるいの?左利きが有利になるスポーツとは?

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たとえば、陸上競技のリレーでは、バトンの受け渡しは右手で行われるため、左利きの人は不利になってしまうと言われています。また、バイオリンなどの楽器も左利きの人は慣れるまで時間がかかると言われています。

その一方で、特定のスポーツにおいては左利きの人の方が有利になるものがあるのも確かです。では、特にどんなスポーツで左利きは有利だと言われているのでしょうか。ここでは代表的な3つのスポーツを紹介していきます。

テニス

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老若男女問わず楽しめるスポーツとして人気が高いテニスは、実は左利きの人の方が有利だと言われています。というのも、テニスではラケットでボールを打つため、右利きの人と左利きの人ではボールの回転が逆方向になるのです。そのため、普段から右利きの人と対戦する機会が多いため、左利きの人と対戦すると苦労する人も少なくはありません。

ストロークでのラリーの際はもちろん、サーブの時も回転が異なるためレシーブに苦労することが多いようです。特に、プロレベルになるとサーブの速度も相当のものなので、対応するのが困難なケースも多いでしょう。

野球

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野球は「本来は右利きだけど、バットで打つ時は左利きにしている」という人が多いくらい、左利きが有利なスポーツです。野球では、バッターの時に右利きの人はピッチャーから見て右側のバッターボックスに入り、左利きの人は左のバッターボックスに入ります。そして、ヒットを打った後は一塁に向かうのですが、左のバッターボックスの方が一塁に近いのです。

「数歩の差でしかない」と思う人もいるかもしれませんが、足が速いプロ野球選手にとってはこれが大きな差になります。数秒の差でセーフとアウトが分かれるので、左利きに矯正するのも自然な考えでしょう。

バレーボール

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バレーボールも、テニスと同じようにボールの回転が利き手によって異なります。サーブはもちろん、スパイクの時も右利きの人と左利きの人では、レシーブのコツが異なると言われているので、母数の少ない左利きの人のスパイクは取りづらいのも当然のことです。

また、バレーの場合、右利きと左利きではスパイクの打点も大きく異なるため、対戦相手の利き手を頭に入れておいて、素早くブロックで対応しなければなりません。競技の性質上テニスよりも一瞬の判断が求められるため、利き手は重要になってくるでしょう。

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