2019年3月16日 更新

胸糞悪い映画・漫画・小説9選!胸糞悪いと感じる原因は?

ただ気持ち悪いとだけでは済ませられない感情を「胸糞悪い」と表すことがあります。 この記事では、胸糞悪いの意味合い、胸糞悪い映画や漫画、小説をまとめました。 胸糞悪いと感じる時がどういう状況なのかを考え、対処方法についても紹介していきます。

Prison Cell Jail - Free photo on Pixabay (104814)

この物語のどこが胸糞悪いポイントとしては、復讐が復讐を呼んでしまうというところです。
自分にとってはすぐに忘れてしまうとても些細な言動が、相手には一生の傷になってしまうということは少なくありません。

復讐がきっかけの事件は、被害者と加害者どちらもが後味の悪い結末が待っていることが多いでしょう。

ダンサーインザダーク

Ballet Ballerina Tutu - Free photo on Pixabay (104821)

ダンサーインザダークは2000年に公開されたデンマーク映画です。
アメリカに住む母セルマと息子のジーンはチェコからの移民で、貧しい生活を余儀なくされています。

セルマには先天性疾患があり、視力を徐々に失ってしまい間もなく失明してしまう状況です。
セルマからの遺伝でジーンにも失明する恐れがあるため、その手術費用をためるために身を粉にして働いています。

隣人や同僚などの支えもあり、貧しいながらも趣味のミュージカルなどを楽しむセルマですが、借金に困った隣人の警察官ビルにジーンの手術費用を盗まれてしまうのです。

もみ合いのうちビルの持っていた拳銃でビルは命を落とし、強盗殺人の容疑で使ってしまうセルマ。
目も見えない中裁判にかけられることになりました。
Judge Hammer Judgement - Free photo on Pixabay (104823)

こちらの作品の胸糞悪いポイントは、最後まで息子や隣人を守るために優しい嘘をつき続けたセルマが報われないところです。

自分に正直に、人にやさしく最後までまっすぐに生きるセルマが追い詰められていく様子を見ると、何とも言えない感情がこみ上げてきます。
正直者がバカを見るという言葉が合う後味の悪いストーリーとなっています。

ディストラクションベイビーズ

Boxing Training Workout - Free photo on Pixabay (104826)

ディストラクションベイビーズは2016年に公開された日本映画。
主演の柳楽優弥さんをはじめ、怪演をした出演陣が様々な映画賞をとったことでも有名です。

舞台は愛媛県松山市の小さな港町。
幼いころに両親を亡くした芦原泰良と弟の将太は近藤和雄のもとで暮らしていますが、泰良は毎日喧嘩を繰り返す日々です。

その狂気は港町だけでは飽き足らず、ついに繁華街へ行き自分の行く手を阻むすべての人間に暴行をするようになります。

その道中で出会った高校生の裕也は、泰良の喧嘩の強さに興味をもち行動を共にします。
そして二人はさらに大きな事件を起こそうと考え、キャバクラの送迎の車を奪って移動を始めるのですが、その車内にはキャバクラ嬢の那奈が取り残されていたのです。
Car Repair Workshop - Free photo on Pixabay (104830)

ただ人を傷つける機械のような泰良、まさに虎の威を借りる狐のような裕也、極限状態のなか冷静な判断ができなくなっていく那奈という三人の様子が見ているだけで不愉快です。

自分が極限の状態に陥ったときに、簡単に人を殺めてしまうのではないだろうかという不安感を感じる映画です。

胸糞悪いと言われる漫画

Narrative History Dream - Free image on Pixabay (104834)

次は胸糞悪いと言われる漫画を紹介していきます。
中にはドラマ化や映画化されている作品もあるため、気になっていた方はまず漫画から読んでみてはいかがでしょうか?

闇金ウシジマくん

Money Tower Coins - Free photo on Pixabay (104896)

闇金ウシジマくんは2019年3月4日に最終回を迎えた漫画で、現在42巻まで発刊されています。
山田孝之さん主演でドラマ化と映画化もされています。

主人公の丑嶋馨と、丑嶋が経営している「カウカウファイナンス」に訪れる客を取り巻く、人間の汚い部分を描くストーリー。

10日で5割という普通では考えられない暴利で営業をしている闇金融ですが、そんなところからでしかお金を借りられない理由を抱えている客は後を絶ちません。

ギャンブルが辞められない人、ホストに貢ぎすぎてしまう人、ショッピング依存症の人など、周りにいてもおかしくない人間がさらに深い闇へ落ちていく様が描かれています。
Money Cash Dirham Moroccan - Free photo on Pixabay (104836)

人間の一番汚い部分が現れるのはお金が関わったときだと言えます。
どんな状況の人間でも、お金に困ったときは冷静な判断はできず平気で人を裏切ることも多いです。

読んだあとは、こういう転落した人生は明日はわが身かもしれないという何とも言えない不快感を感じるでしょう。

聲の形

Headphones Headset Audio - Free photo on Pixabay (104838)

聲の形は全7巻で、2015年版「このマンガがすごい オトコ編」で1位を獲得しています。
2016年にはアニメ映画化もされています。

退屈な毎日を過ごしていた石田将也は、同じクラスに転校してきた聴覚障害を持つ西宮硝子へ興味を持ちます。
はじめはちょっかいをかける程度でしたが、どんどん行為がエスカレートしていき、補聴器を壊したりなど取返しのつかないいじめへと発展してしまうのです。

西宮が転校をしたあと、そのいじめの標的は石田に変わります。
自分がいじめられたことをきっかけに自殺を考えた石田は、最後に西宮に会って贖罪しようとします。
Person Woman Together - Free photo on Pixabay (104841)

この作品では、いじめを黙認していたにも関わらずすべての原因を石田に押し付けた担任、一緒になっていじめへ加担していたが大ごとになった瞬間手のひらを返す同級生など、胸糞悪い登場人物が多く登場します。

人間は弱い生き物なので、自分の保身に走ると周りの人間を傷つけることもあるとでしょう。
そんな人間の闇が垣間見える非常に不快感を覚える作品となっています。

他人は地獄だ

Condominium Condo Architecture - Free photo on Pixabay (104844)

他人は地獄だは、現在もLINE漫画にて連載されており、無料で読むことができます。
もともとは韓国のweb漫画ですが、日本語で訳されています。

主人公のユウは就職をきっかけに破格の安さのアパートへ引っ越しをします。
そのアパートは安いだけあり、バス・トイレ・キッチンは共同になっており、部屋もかなり狭いです。

家賃の安さにつられて住人はたくさんいるのですが、大家さんも含めそのアパートの住人の全員がどこかおかしい様子なのです。
Cat Funny Stalker - Free photo on Pixabay (104848)

だんだんユウは疑心暗鬼になってしまい、もしかしたらストーカーをされているかもしれない、ここの住人は殺人鬼なのかもしれないとすべてを疑うようになります。

読んでいるだけで、自分がおかしいのか相手がおかしいのかだんだんと分からなくなってくる不快な物語です。
漫画の絵柄からもどことなく不気味な印象を持つでしょう。

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